ランチのあとに、岡山県立美術館へ『高畑勲』展を見に行きました。
この催しは、本来4/10~5/24の予定だったのだけど、コロナ禍により開催が延期になってたもの。
チケットの購入はもちろん必須ですが、それとは別にweb上で入場時間の登録が必要です。
高畑勲さんについては「ジブリの人」という事と、チラシにもなってる「かぐや姫の物語」を手掛けた、という事しか知りませんでした。
行ってびっくり、なんとあの「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」「母ををたずねて三千里」も手掛けてらしたんですね 全部観てたわ。
それから高畑さんは岡山県出身で、9歳の時に岡山で空襲を経験してて、その事が「火垂るの墓」に影響しているとテレビでやってました。そうだったのか~。
館内は結構な数の展示品があって、時間内で見きれなかった いつの間にか閉館時間が来てたわ最後の「かぐや姫の物語」が一番ゆっくり見たかったのに、一番最後にあったから、チラ見しか出来なかった
高畑さんの事だけでなく作品の事も細かく色々書いてあり、興味深い内容が盛りだくさんだった。
私は音声ガイドを借りてたので、耳からの情報だったか展示物を見てだったか忘れたけど、例えば「母をたずねて三千里」。作画監督は小田部洋一さんだが、「母を・・・」で初めて奥様の奥山玲子さんに補佐を頼んでいる。で、その理由が、もちろん1人だと物理的に大変というのもあるけど、実は主人公のマルコを描くのがあまりにも辛くて耐えられなかったからとか。マルコの状況が辛すぎるから、描いてて精神的に辛かったらしい。そして、この「母を・・・」が終わると、小田部さんは二度とマルコの絵を描けなかったとか。
他にも「赤毛のアン」では、アンの絵に対する高畑さんのこだわりとか。もう、ほんとにたくさんの資料がありましたよ。
ハイジの舞台の模型もあったり。
SD仕様はゆっくり見る事が出来るので、ほんと良かったわ。
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