平方数1・平方数1,2の和・平方数2の数字並びで構成する数が平方数になるのは? 同一の平方数で挟む場合に限られる!
発端 令和の初日、元年5月1日の年月日付数10501(回文素数)を中心に持つ最小の平方数を探索した結果は、22510501225で、平方数・素数・平方数型である。中央の4n+1型素数は2個の平方数の和で表せるので、平方数だけで素数を挟む形の新たな平方数が作れそうだ。1000以下の素数は169個、そのうち2個の平方数和で表せる素数は赤字80個もある。
2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97 101 103 107 109 113 127 131 137 139 149 151 157 163 167 173 179 181 191 193 197 199 211 223 227 229 233 239 241 251 257 263 269 271 277 281 283 293 307 311 313 317 331 337 347 349 353 359 367 373 379 383 389 397 401 409 419 421 431 433 439 443 449 457 461 463 467 479 487 491 499 503 509 521 523 541 547 557 563 569 571 577 587 593 599 601 607 613 617 619 631 641 643 647 653 659 661 673 677 683 691 701 709 719 727 733 739 743 751 757 761 769 773 787 797 809 811 821 823 827 829 839 853 857 859 863 877 881 883 887 907 911 919 929 937 941 947 953 967 971 977 983 991 997
問題1 平方数2個の和が素数のとき、それを元の平方数で挟んだ数字並びも平方数となる例は?
答え 1億以下の平方数の組み合わせでは、5000万組の和の7%が素数であるが、平方数が得られる組合せは、最小平方数1と1の間に和素数2を挟む 121(=11^2)が唯一例である。
問題2 平方数2個の和が素数でないとき(1億以下の平方数の組の93%)、その和を間に挟む数字並び平方数1・平方数和(1+2)・平方数2 が平方数になるのは?
答え 仮称10進BASICで探索したところ、小さい順に下記を得た。
順序 平・合・平型の平方数 中心の合成数 平方根
1 484 8 22
2 163216 32 404
3 255025 50 505
4 367236 72 606
5 499849 98 707
6 100200100 200 10010
7 121242121 242 11011
8 144288144 288 12012
9 169338169 338 13013
10 196392196 392 14014
11 225450225 450 15015
12 256512256 512 16016
13 289578289 578 17017
14 324648324 648 18018
15 361722361 722 19019
16 400800400 800 20020
17 441882441 882 210210
18 484968484 968 22022
19 102420481024 2048 320032
20 108921781089 2178 330033
平方数の組で平方数が得られる形式をこの表から把握すると、①同一平方数の組み合わせで、かつ②その和、即ち平方数2倍値の桁数が元平方数の桁数と等しい が条件であるとみなせる。
一般的に、桁数Mの2個の平方数で、2数の和(平方数と同桁数M)を挟む数は、
X^2・X^2+Y^2・Y^2 と形式的に表すと
=X^2*10^(2M)+(X^2+Y^2)*10^M+Y^2
=(X*10^M+Y)^2+(X-Y)^2*10^M
と変形できるので、X=Y および X^2+Y^2=2X^2がX^2と同桁数であることが、上記の平方数の構成数そのものが平方数となる条件であることが分かる。このような数は無数にあることが分かる。この形式で中央部が素数となるのは平方数である1が素数2(=1+1)を挟む121のみで、それがこの型の最小平方数である。
問題3 回文型平方数で上記の方法で新たな3倍桁の回文平方数を作れ
こたえ 121が問題を満たしていることは明らかであるが、これを種の回文平方数とすれば、121・121×2・121すなわち121242121が答えの一つで、その平方根は11011。この9桁数を新たな種とすれば、27桁数121242121242484242121242121も回文平方数であるはずで、実際に開平すれば、14桁回文数 11011000011011である。
9/23追記 同様に構成する次の数121242121242484242121242121242484242484968484242484242121242121242484242121242121 は平方数であるが、回文数ではない。その平方根は40桁で、11011000011011000000000000011011000011011 と依然として回文数である。
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