マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY ―NAKED― 横浜2014.7.19

2014-07-21 11:58:42 | 氷室京介
横浜! (オレの)地元!









「ONE LIFE」横浜スタジアムメモリアル限定盤
これがラストシングルになるかも・・・


まあ、そんなわけで、セットリストです――

2014年7月19日(土)

1.WARRIORS
2.PARACHUTE
3.WILD AT NIGHT
4.Girls Be Gramorous
5.CALLING
6.眠りこむ前に
7.DEAR ALGERNON
8.ONE LIFE
9.BANG THE BEAT
10.Doppelganger
11.NATIVE STRANGER
12.魂を抱いてくれ
13.IF YOU WANT
14.Rock'n'Roll Suicide
15.Weekend Shuffle
16.IN THE NUDE
17.LOVE & GAME
18.DRIVE
19.WILD ROMANCE

Encore1

20.NORTH OF EDEN
21.THE SUN ALSO RISES
22.VIRGIN BEAT

Encore2

23.Jealousyを眠らせて
24.SUMMER GAME
25.ANGEL

まあね、ライブ前から卒業宣言を耳にしてましたからね。地元でやってくれるライブでも、ちょっと複雑な心境でしたよね。この二日間が、最後になっちゃうかしれないし(ファイナルライブのチケットは争奪戦でしょうし)。
それでもね、ってか、だからこそ、「おもいっきり楽しもう」と自分に言い聞かせました。

ライブ前、本来は「25周年ツアーのファイナルだから」といった趣旨のものだったのかもしれませんが、結果として(ってか、ヒムロックとしては)「ラストだから」ということで、スライドショーがありましてね。
まあ、ソロデビューからいままでの画像を流してくれたんですが、氷室さんの子供のころの画像もあり、





さらには氷室のヤンキー時代の画像も(笑)。



多分、修学旅行のものでしょうが(笑)。

そんなこんなで、ライブスタート。
最初から雰囲気ちがいましたよね。たしか2曲目の前辺りで、氷室が「ゴチャゴチャ考えてたってしょうがないぜ!」みたいなこといってたのもあって。
だから、オレはもう開き直りました。
最新シングルのカップリング「眠りこむ前に」や(これ、めっちゃいい曲!)、こちらは久しぶりな「DEAR ALGERNON」やった時点で、「やっぱり」って感じになったし、「NATIVE STRANGER」をかなり久しぶりにやってくれた時点で、





「もうこの場でぷっ倒れてもいいや!」って気持ちになって、フルで熱唱しちゃいました。



NATIVEは大好きな曲ということもあって。久しぶりにやってくれたのは、それだけならうれしかったです。
考えてみれば、やっぱヒムロックのピークって、CDとしては「I・DE・A」、ライブとしてはONSだったのかもしれません。あくまで「ビート系の氷室曲の方向性が確立された」という意味でね(バラード系は、それよりちょっと前の「魂を抱いてくれ」辺りかもしれませんが)。
「I・DE・A」についてですが、NATIVEやらDRIVEやら「LOST WEEKEND」、REBORN、DISTNACEといった楽曲が収録されてるんですが・・・それまで、ビート系は「おしゃれなポップンロール」って感じだったじゃないですか。「曲調としてはロックとポップスの中間的な音」って感じで。まあ、ANGELはやや例外的かもしれませんが。
ともかく、「BOφWYとはたしかにちがうんだけど、大別すればBOφWY的」な音で、オレらなんかも、いまでこそ「初期曲もやっぱBOφWYとはちがうんだよなぁ」ってのが何となくわかるようにはなった(つもり)だけど、やっぱ「I・DE・A」の前までは「(バラードはともかく)BOφWYから脱却できてない」感も何となくあったっていうか。
それが「I・DE・A」の「ゴリゴリなロックサウンド」でしたからね。バラードっぽいDISTNACEでさえ、バッキバキのギターサウンド(笑)。






「これが新しい、そしてBOφWYとは完全に決別した、それでもやたらカッコいい氷室ソロの集大成だ」



って感じで。
で、ONSはその「I・DE・A」曲中心の、氷室自身も男盛りの30代後半で、動きはキレキレ、オーラにも円熟味が出てきてたころのライブですからね。DVDで見る限り。
このONSに参戦しなかったのは、オレにとっては悔やんでも悔やみきれないほど(笑)。
って、そんなことはどうでもいいですね(笑)。

ライブのほうに話を戻します。
やっぱご無沙汰な曲も結構やってくれたせいもあってね、「これはやっぱり・・・」って気持ちにはなりましたよね。
そんなわけで、ビート系の曲はいつも以上に声出してました。もう「倒れてもいい」「この場でくたばってもいいや」的な心境で。
逆にバラード系はいつも以上に感慨深くなって・・・「魂を抱いてくれ」や「THE SUN ALSO RISES」なんかとくに。って、いま思えば、「THE SUN ~」は、ヒムロックからオレらファンに向けての最後のエールだったのかもね。作詞は氷室じゃないけど、世界観なんかは氷室のアイデアは入ってるだろうし。
で、このときがね。
アンコール2の前でしたかね。

やっぱ年のせいか、7年くらい前から、右耳が聞こえなくなってきて、元々「利き耳」は左だったんで、そっちだけでごまかしてきたんだけど、その左耳も、最近、特定のトーンが聞き取りにくくなってきた。

まあ、友達なんかとプロジェクトやってるんで、そっち絡みで曲がみんなの所に届くかもしれないけど・・・

「氷室京介」はおまえら(ファン)が作り上げたものだから、おまえらに返すよ。


概要としては、そんな感じだったと思います。
これはね・・・もうね、なんて言っていいのか、ファンとしても・・・
もちろん、出会いがあれば別れはあります。始まりがあれば終わりはあります。





「永遠」なんてものはあり得ません。



氷室自身も、昔から、「思うように動けなくなったら辞める」みたいなこといってたし、彼の性格考えれば、言い出したことは曲げないようですからね。
もちろん、オレも覚悟はしてました。いつかはこういう日がくることを。それはオレに限らず、氷室ファンみんなにいえることだと思います。
でも、一方で、「それこそ、ミック・ジャガーみたいに、60,70になっても続けてくれる」なんて淡い期待も抱いてました。オリジナルアルバムも、ストーンズみたいに10年に一度ペースになってでも(笑)、ライブだけはやってくれるといいな、なんてね。
ですんで、やっぱり・・・
ぶっちゃけ、ラス前とラストのサマゲとANGELはヤケクソになって歌ってたもん、オレ。多分、ほかの客も同様かと。
そのあと、大型スクリーンで、ステージの袖にはけていった氷室が車に乗り込み、バックスクリーン下のほうまで移動したのを映し出してくれたうえで、スタッフさんからの終演アナウンス。客席全体が、「放心」とまではいわないけど、それに近い心境に包まれたかもしれません。
ですが、ジメッとしたのは、なにより氷室自身が好きじゃないだろうから(事実、それっぽいことを口にしてたし)、気を取り直してね、帰途につくことにしました。

最後にふたつだけ言わせてもらいます。
前述のとおり、ヒムロックは「氷室京介はおまえらが作り上げていったものだから、おまえらに返すよ」なんていってましたが、





いや、氷室京介は、あなたご自身がもがき苦しみながら築き上げていった、あなただけのものです。



オレらファンは、氷室京介を通じて、あなたの生き様や音楽に惹かれていただけです。




それと、もうこんな、それこそ「マンガの主人公がそのまま紙面から飛び出してきたようなロックスター」、二度と出てこないでしょうね。
幼いころから西洋人に間違われるほど彫の深いハンサム(あえて「イケメン」ではなく、この言葉を使います)で、度胸満点の不良少年で、そのくせ地の頭はよく、根性(ケンカの根性だけでなく、勉強、仕事に対する根性もね)も入ってて、そのうえ、歌はうまいわ、曲や歌詞書けるわ――そりゃ、カリスマになりますって。女にもモテまくりですって(笑)。「人にやさしく、自分に厳しく」も地でいってた人ですからね。
次、生まれ変わることができるのなら、オレもこういう人間で生まれてきたい! (どんなジャンル、あるいはどんな人生、どんな職業でも、絶対成功できる人間性でしょう/笑)
それはともかく、まさに、





氷室京介は不世出のロックスター



であり続けると思います。




7/20のことは、後日。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アニメひとくち評(2014年7月... | トップ | KYOSUKE HIMURO 25th Anni... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿