出家式 (概要)

出家式の様子です。

先ず、参列者が順繰りに出家する者の髪を少しずつ鋏で切ります。

仕上げは、シャンプーをつけて剃りあげます。

眉毛も剃ります。

出家者が白い服に着替えます。

この服は、聖(御坊様)と俗(一般人)との間というのを表しています。
タイの仏教では、タンブン(徳を積む)が重要で、男性の場合、最高のタンブンは僧になる事。で、女性の場合は僧になれないので、息子が出家する事が最高のタンブンになります。なので、出家式は非常に重要な行事となります。


こういうのを経て、御坊様たちに食事を差し上げたりして、ついで、披露宴です。



御坊様と女性は、接触してはならないという戒律が有るのですが、まだ、御坊様ではありませんので(聖と俗の中間状態なので)。

大勢の、親戚、近所の人、職場の人……です。内容は、結婚式などと同じようなものです。出家者が親と一緒にテーブルを回って記念撮影をしたりとかも。

あとは、お寺の広い会場から、本堂の方まで行列して、本堂の周りを3回時計まわりにまわります。




で、いよいよ出家式のメインです。



外に出て着替えです。




中に戻って、お参り、読経です。


また、外へ。肩から掛けているのは、バーツ、托鉢の鉢です。

また中へ。

式を終えて外に出ると、参列者がお布施や線香のセットをタンブンします。

これで終了です。今日から彼はお寺で生活です。1週間とか2週間位ですかねぇ。別にきちっと決まってはいません。2週間か1ヶ月は出家のために有給休暇が有ります。3ヶ月までは休める(有給は切れるけれど)とかも。勿論居心地(？)がよくて、そのまま出家を続けてしまう人もいます。




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