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アユタヤで昼寝

アユタヤ在住。海外転出しての、アメージングなタイ王国での暮らしの日々を‥‥‥

プラユット氏首相拝命

2014-08-26 23:30:14 | 日記
「国家平和秩序評議会」が設置した暫定議会「立法議会」は21日、評議会議長のプラユット・チャンオーチャー陸軍司令官(60)を全会一致で首相に選出した。これに伴い、現在立法議会事務局の役目を担っている上院事務局によって、首相指名にプミポン国王陛下のご承認を得るための手続きがとられた。プラユット氏は暫定内閣発足後も存続する評議会の議長を兼務するとみられ、絶対的な権限を保持することに。

軍部はタクシン元首相派政権を打倒した5月のクーデター後、プラユット氏を首相とし、軍部主導の統治体制を構築する方針を早い段階で固めていた。タクシン元首相を失脚させた2006年のクーデターでは「退役軍人は文民だ」との理屈で元陸軍司令官のスラユット氏が暫定首相に選ばれた。だが、軍の統制が弱まり、敵対するタクシン派の排除が中途半端に終わった。軍関係者は「今回は絶対的手法で改革を断行する」と語る。

暫定内閣発足後は改革評議会の設置が予定され、国家平和秩序評議会は政治改革を本格化させる。新憲法起草、総選挙を経て、来年中の民政移管を目指す方針だ。それまでにタクシン派排除を狙うとみられるが、政党政治のシステム自体を弱体化させるのではないかとの見方も出ている。
先月下旬に公布された暫定憲法では、評議会議長の権限が立法、司法、行政の三権に及ぶと明記されている。プラユット氏は9月末に陸軍司令官を定年退官する予定だが、評議会議長には留任する見通し。暫定内閣には国軍最高司令官や空軍、海軍の司令官らが入閣する見込みだ。

この3カ月間、軍政は治安維持を優先し経済再建などの課題に取り組んできた。7月の世論調査で、約9割が軍政を好意的に評価した。
↓プラユット司令官、妻でタイ国立チュラロンコン大学元准教授のナラーポンさん

プラユット国家平和秩序評議会議長(陸軍司令官)は25日、プミポン国王の任命を受け第29代首相に正式に就任した。
プラユット氏は、バンコクの陸軍司令部で就任式典に臨み、国王の肖像画にひざまずき、両手を頭上に掲げて首相就任を拝命した。この後、演説を行い、重要課題として、「腐敗一掃」を掲げ、「行政府や地方の各部門、国民の協力を求めたい」と呼びかけた。汚職やばらまき政策を批判されるタクシン元首相派の排除を念頭に置いた発言とみられる。また、「9月中に閣僚名簿を作成し、国王の承認を求める」と述べ、近く組閣に乗り出す考えを示した。
タイでは農村住民や貧困層の支持を集め選挙で勝利したタクシン元首相派政権を、王室を支える官僚や財閥ら反タクシン派がクーデターなどで打倒する構図が繰り返されてきた。王室を支える伝統的支配層の後ろ盾とみられてきた軍による「改革」は、タクシン派の徹底排除を狙ったものになる可能性が高い。


プラユット・チャンオーチャー陸軍司令官(大将)‥‥1954年、東北部ナコンラチャシマ県生まれ。陸軍士官学校23期卒。第21歩兵連隊長、王妃の近衛師団である第2歩兵師団(東部プラチンブリ県駐屯)司令官、陸軍第1管区司令官を経て、王党派、反タクシン元首相派のアピシット政権(2008~2011年)当時の2010年に陸軍司令官に就任。今年5月22日にクーデターを起こし、タクシン派政権を倒して全権を掌握した。通称は「トゥー」で、「ビッグ・トゥー」と呼ばれることが多い。



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