4月1日といえば、「ドラえもん」ファンなら御存知の通り、1973年に初めてドラえもんがアニメとしてブラウン管に登場した記念すべき日ですね。←ドラえもんが帰ってきた日とか他にもエイプリルフールネタとかの方が有名だろうとか意見はあるでしょうが、私の個人的趣味で、日テレ版「ドラえもん」放送開始記念日とさせて頂きたい。
せっかく当時と同じ日曜日だし。
ここまで何度も日テレ版の「ドラえもん」を話題にするブログが他にあるのかどうか知らないけど、さすがに自分としても最近どうかなと思ってたりもするのですが。
ま、それはともかく、
今回は作品そのものではなく、当時の視聴者層というか視聴者像というか、見てた人はどういう環境であったかを自分をモデルケースとして考えてみたい。
それによっ何故当時はあまり話題にならなかったのか、見れてた人はどの様な理由で見てたのか色々考察してみようかなと。
日テレドラについて真剣に研究、考察されてる方がいましたら多少の参考にでもしてください。
まず、私は東北は青森県の出身である。幼少時から成人してからもしばらくは地元暮らしであった。
で、当時青森県は民放が2局しかなく、フジテレビ系列のテレビ局がなかった。
つまり、今では有名な「マジンガーZ」が裏番組な為、低視聴率だったという状況が無いのである。
ちなみに当時はTBS系と日テレ系の局のみであり、私は4歳くらいだったから当然アニメの方が見たい訳で、その時間帯にはわが地方では「ドラえもん」しかアニメをやってないのだから何の躊躇もなく「ドラえもん」を見ていた。
余談ですが、10代になるとさすがに他の地域より放送される番組が少ない事がわかり、見たい番組が見れない事、ヒットした番組でもだいぶ遅れて放送される事が嫌で嫌で仕方なかった(当時はビデオも普及してないから他の地域の方と友達になるという発想もあまり無かった)。
しかし、「マジンガーZ」が裏番組に無かったおかげで「ドラえもん」が見れたのだ。
「マジンガー」は他の時間帯に放送されてたから結局両方見れたし。
その点は今では良かったと思っている。マジンガーが裏だったら、やっぱり自分も「マジンガーZ」を見たと思うし。
で、これは推測でしかないけど、元々日テレはフジより系列局が多かったので、地方在住者の方が「ドラえもん」を見てた可能性は高いと思う。
しかし、当時はまだテレビは一家に一台という時代であったので、「ドラえもん」が始まる以前から裏番組を見てた人は視聴習慣を変えるというのもあまり無かったとも思う。
ましてや、アニメ雑誌もなけりゃ、単行本にもなってない作品の宣伝を見る機会もほとんど無いのだから、小学館の学年誌を読んでるか、たまたまテレビで見るかしか知るきっかけも無かった。
コロコロコミックも「てれびくん」もまだ無い。
たまたま見たところで、まだアニメファンどころか、「ドラえもん」ファンといわれる人自体がほとんどいない時代、しかも小学生高学年以上になっていたら、アニメから段々離れていくのが普通であったと思う。
更に、当時は「原作ファン」がほとんどいなかった思う(全くいないとは思わないけど)
ネオ・ユートピア43号にも書いてあるが、藤子作品としては当時かなりマイナーな方だったのだ「ドラえもん」は。
もう少し自分なりの推測で、視聴者層を考察すると、フジテレビ系の無い地方在住者(ただ、年齢も重要ではある、中学生くらいはもう子供向け番組を見なくなるのが普通だった)以外は、
・「マジンガーZ」に興味が無かった子供
これは結構当時としては異端の子ではあるが、戦闘モノが苦手という人はいたと思う。
女の子だと意外と可能性高い気もするんだが。
・男の兄弟が居なかった女の子
これは上記と重複するとこもあるが、やっぱり男の兄弟がいると、女の子でも「マジンガーZ」を一緒に見たりしたと思うので、男兄弟がいない人の方が可能性が高い様な。
・原作ファン
ほとんどいないと思うと書いておいて何だが、雑誌で読んで楽しみにしてた人というのもきっと居たと思う。かなり少数派、現在40代以上に限られるとは思うけど。
で、今度は、
「何故、話題にする人があまり居ないのか?」
ネットの発達もあり、昔好きで見てた人の意見も時々見かける様にはなったが、それでも割と埋もれがちとは思う。
理由は、
これも推測でしかないので反論があったら是非お願いします。
・藤子ファンの世代断絶。
これは実は自分もそうなんだが、昭和40年代藤子アニメが好きだった者にはシンエイ動画版藤子アニメブームに素直に乗れなかったとこがある。
まず、テレ朝版「ドラえもん」の大ヒットによって日テレ版が半ば「無かった事」くらいの扱いにされてしまった事、「ドラえもん」以外もリメイクが出来るたびに過去のアニメに陽が当たらなくなっていった事。
つまり、現在藤子ファンの中心であると思われるシンエイ版藤子アニメブームによってのファンと話が合わないという部分(ブームによってのFFランド刊行や色々偉大な功績は認めるにせよ)
日テレドラのファンで、大山のぶ代さんのドラえもんは受け入れられないという人も実際いたのである。
勿論、これは偏見や考えの違い、時代や世代の違いもあるので、もっと交流して是正していきたいと最近私は思っているが(実際はシンエイ版初期は好きだったし俺)
ま、↑の件は面倒くさく書いたが、ややシシンエイ藤子アニメに複雑な思いがあるという事を解ってほしい(決してシンエイ藤子アニメが嫌いな訳じゃないので誤解しないでほしいんだが)
・もういちいち説明するのが面倒くさくなった
これもまた上記の話と重なるが、テレ朝の「ドラえもん」より昔、別の「ドラえもん」があったという話をして、「見た事ない」、「知らない」、と言われた経験がある人は結構いると自分の経験からも思っている。
話の合う人は中々いないし、放送期間くらいなら簡単に調べられる筈なんだが普通の人はそこまでしないし、段々自分の方が間違ってんじゃないかという気分にさせられたり、中途半端な知識で的外れな事を言われたり、もう話題にする事が嫌になってしまったという人も多い様な気がする。
これに関しちゃ自分も近い経験があるので、気持ちが解ったりする。
ただし今は真面目に研究されてる方や、熱心な藤子ファンの存在を知ってるので、出来るだけ解る事は伝えようという考えになってますが。
幸い私は姉と一緒に見ていたので、姉と日テレ版「ドラえもん」の話をよくした。
おかげで存在を疑問に思う事も無かったけど。
・見たという記憶はかすかにあるが、小さい頃過ぎて細かい事までは思い出せない。
これも結構いそうである。
しかしこれはもう仕方ないとしか言えないが。
しかし長々と書いてしまった。
えーと、この件に関する疑問や意見、反論等いつでもお待ちしてます。
せっかく当時と同じ日曜日だし。
ここまで何度も日テレ版の「ドラえもん」を話題にするブログが他にあるのかどうか知らないけど、さすがに自分としても最近どうかなと思ってたりもするのですが。
ま、それはともかく、
今回は作品そのものではなく、当時の視聴者層というか視聴者像というか、見てた人はどういう環境であったかを自分をモデルケースとして考えてみたい。
それによっ何故当時はあまり話題にならなかったのか、見れてた人はどの様な理由で見てたのか色々考察してみようかなと。
日テレドラについて真剣に研究、考察されてる方がいましたら多少の参考にでもしてください。
まず、私は東北は青森県の出身である。幼少時から成人してからもしばらくは地元暮らしであった。
で、当時青森県は民放が2局しかなく、フジテレビ系列のテレビ局がなかった。
つまり、今では有名な「マジンガーZ」が裏番組な為、低視聴率だったという状況が無いのである。
ちなみに当時はTBS系と日テレ系の局のみであり、私は4歳くらいだったから当然アニメの方が見たい訳で、その時間帯にはわが地方では「ドラえもん」しかアニメをやってないのだから何の躊躇もなく「ドラえもん」を見ていた。
余談ですが、10代になるとさすがに他の地域より放送される番組が少ない事がわかり、見たい番組が見れない事、ヒットした番組でもだいぶ遅れて放送される事が嫌で嫌で仕方なかった(当時はビデオも普及してないから他の地域の方と友達になるという発想もあまり無かった)。
しかし、「マジンガーZ」が裏番組に無かったおかげで「ドラえもん」が見れたのだ。
「マジンガー」は他の時間帯に放送されてたから結局両方見れたし。
その点は今では良かったと思っている。マジンガーが裏だったら、やっぱり自分も「マジンガーZ」を見たと思うし。
で、これは推測でしかないけど、元々日テレはフジより系列局が多かったので、地方在住者の方が「ドラえもん」を見てた可能性は高いと思う。
しかし、当時はまだテレビは一家に一台という時代であったので、「ドラえもん」が始まる以前から裏番組を見てた人は視聴習慣を変えるというのもあまり無かったとも思う。
ましてや、アニメ雑誌もなけりゃ、単行本にもなってない作品の宣伝を見る機会もほとんど無いのだから、小学館の学年誌を読んでるか、たまたまテレビで見るかしか知るきっかけも無かった。
コロコロコミックも「てれびくん」もまだ無い。
たまたま見たところで、まだアニメファンどころか、「ドラえもん」ファンといわれる人自体がほとんどいない時代、しかも小学生高学年以上になっていたら、アニメから段々離れていくのが普通であったと思う。
更に、当時は「原作ファン」がほとんどいなかった思う(全くいないとは思わないけど)
ネオ・ユートピア43号にも書いてあるが、藤子作品としては当時かなりマイナーな方だったのだ「ドラえもん」は。
もう少し自分なりの推測で、視聴者層を考察すると、フジテレビ系の無い地方在住者(ただ、年齢も重要ではある、中学生くらいはもう子供向け番組を見なくなるのが普通だった)以外は、
・「マジンガーZ」に興味が無かった子供
これは結構当時としては異端の子ではあるが、戦闘モノが苦手という人はいたと思う。
女の子だと意外と可能性高い気もするんだが。
・男の兄弟が居なかった女の子
これは上記と重複するとこもあるが、やっぱり男の兄弟がいると、女の子でも「マジンガーZ」を一緒に見たりしたと思うので、男兄弟がいない人の方が可能性が高い様な。
・原作ファン
ほとんどいないと思うと書いておいて何だが、雑誌で読んで楽しみにしてた人というのもきっと居たと思う。かなり少数派、現在40代以上に限られるとは思うけど。
で、今度は、
「何故、話題にする人があまり居ないのか?」
ネットの発達もあり、昔好きで見てた人の意見も時々見かける様にはなったが、それでも割と埋もれがちとは思う。
理由は、
これも推測でしかないので反論があったら是非お願いします。
・藤子ファンの世代断絶。
これは実は自分もそうなんだが、昭和40年代藤子アニメが好きだった者にはシンエイ動画版藤子アニメブームに素直に乗れなかったとこがある。
まず、テレ朝版「ドラえもん」の大ヒットによって日テレ版が半ば「無かった事」くらいの扱いにされてしまった事、「ドラえもん」以外もリメイクが出来るたびに過去のアニメに陽が当たらなくなっていった事。
つまり、現在藤子ファンの中心であると思われるシンエイ版藤子アニメブームによってのファンと話が合わないという部分(ブームによってのFFランド刊行や色々偉大な功績は認めるにせよ)
日テレドラのファンで、大山のぶ代さんのドラえもんは受け入れられないという人も実際いたのである。
勿論、これは偏見や考えの違い、時代や世代の違いもあるので、もっと交流して是正していきたいと最近私は思っているが(実際はシンエイ版初期は好きだったし俺)
ま、↑の件は面倒くさく書いたが、ややシシンエイ藤子アニメに複雑な思いがあるという事を解ってほしい(決してシンエイ藤子アニメが嫌いな訳じゃないので誤解しないでほしいんだが)
・もういちいち説明するのが面倒くさくなった
これもまた上記の話と重なるが、テレ朝の「ドラえもん」より昔、別の「ドラえもん」があったという話をして、「見た事ない」、「知らない」、と言われた経験がある人は結構いると自分の経験からも思っている。
話の合う人は中々いないし、放送期間くらいなら簡単に調べられる筈なんだが普通の人はそこまでしないし、段々自分の方が間違ってんじゃないかという気分にさせられたり、中途半端な知識で的外れな事を言われたり、もう話題にする事が嫌になってしまったという人も多い様な気がする。
これに関しちゃ自分も近い経験があるので、気持ちが解ったりする。
ただし今は真面目に研究されてる方や、熱心な藤子ファンの存在を知ってるので、出来るだけ解る事は伝えようという考えになってますが。
幸い私は姉と一緒に見ていたので、姉と日テレ版「ドラえもん」の話をよくした。
おかげで存在を疑問に思う事も無かったけど。
・見たという記憶はかすかにあるが、小さい頃過ぎて細かい事までは思い出せない。
これも結構いそうである。
しかしこれはもう仕方ないとしか言えないが。
しかし長々と書いてしまった。
えーと、この件に関する疑問や意見、反論等いつでもお待ちしてます。