タケホープの酔いどれ走遊記

酒好きなおっさんランナーの日記です。

時代を超え新宿の海を行く軍艦マンション 18年8月

2018年08月15日 | 東京都

嵯峨谷で朝ごはんを食べた後です。

前から行きたかったあそこに行こう。

「設備と管理」 2017年6月号より

建築写真エッセイ 風景を彩るモノ

vol.134 時代を超え新宿の海を行く軍艦マンション

取材・文:高橋ミレイ

(写真はタケホープ)

 

(前略)おふくろ様

 1970年に、強烈な外観の「軍艦」が街中に現れた。東京都新宿区の職安通りに建てられた第3スカイビル、通称軍艦マンションである。艦橋を模したと思われる屋上の給水塔、窓のデザインも船艦めいている。設計を手がけたのは昭和の異才、渡邊洋治。この姿を実現するために、彼自身が施工業者や自治体などを2年かけて説得したという。

 老朽化のため一時期は取り壊しを予定されていたが、リノベーションを経て2011年2月にリニューアルとなった。名称も「GUNKAN東新宿ビル」となり、現在はオフィスおよびソーシャルアパートメントとして、デザインや新しいライフスタイルに敏感な人たちの注目を集めている。

 

GUNKAN Higashi Shinjuku

 このようなデザインとなった背景には、黒川紀章らによるメタボリズム運動や、渡邊洋治自身が戦時中に船舶兵だったことの影響があると言われているが、船上の社会を建築で実現したかったという説もある。

 

玄関前

 街を海に見立て、日の光を浴びながらそびえる姿は、停泊を終えて今にも出航しそうだ。この船が向かう先を、在りし日の渡邊洋治はどのようにイメージしたのだろうか。

 



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