
Team-by-team previews of the 18 teams competing in the first division:Kawasaki Frontale
After suffering so much heartbreak last year, Frontale must be starting to think their first piece of major silverware is never coming.
Manager Takashi Sekizuka was certainly despondent enough to fall on his sword after missing out on the league title on the final day, but he may have been a little hasty considering the players at his disposal and the superb performances they gave over the course of the campaign.
Fortunately Sekizuka's replacement, Tsutomu Takahata, should slip straight into the groove having filled in during his predecessor's illness-enforced absence in 2008, when he proved his commitment to the fast attacking style Frontale know so well.
New signing Junichi Inamoto should provide more stability to play that way, and the club will also hope the veteran's experience can help his teammates overcome the psychological barrier that has prevented them from making the breakthrough.
Takanobu Komiyama is another excellent addition, and he joins a group of players whose quality is not in question. Their ability to start a season strongly, win ugly and get the job done when the pressure is on, however, is.
If Frontale can do all these things, then maybe, just maybe, this could be their year.
(199 words)
【出典:2010 J. LEAGUE PREVIEW, March 6, 2010】
【語彙】
heartbreak:悲嘆にくれて, silverware:銀の器/勝利者に与えられる楯, despondent:落胆した/失望した,
fall on one's sword:武器を置く/退陣する, miss out:~を取りにがす/見落とす,
at one's disposal:~の自由になる/~のお気にめすままの, superb performances:素晴らしい表現,
replacement:交代すること, slip straight into:~にスムースに入りこむ,
groove:決まりきった仕事のやり方, predecessor:前任者, illness-enforced absence:病気での休業,
new signing:新しく契約した(signは自動詞では「契約する」、他動詞では「契約させる」の意味),
stability:安定性, psychological barrier:心理的葛藤/気持ちの上での壁, just maybe:ひょっとしたら

【読解躓きの石】
下から二段目の文法構造は分かりましたか。これは日本人にとっての躓きの石、鴨。
これです。
Their ability to start a season strongly, win ugly and get the job done
when the pressure is on, however, is.
大部分の方は、「Their ability to start a season strongly」を
「シーズンを力強くスタートできるという彼等の能力」と、to-V以下を不定詞の形容詞用法
として取られたと思います。もちろん、それは正解なのですが。そなると、文末のisの主語は
何で、また、主語がなんであれ「S is.」では不完全なセンテンスになってしまう。
そこで、最初に戻り、「Their ability to start a season strongly」を
「Their ability」と「to start a season strongly」に二分して、トータルでは、
Their ability/to start a season strongly, win ugly /and get the job done
when the pressure is on, however, is.
すなわち、倒置構文を元に戻し、uglyとandの間に落ちているカンマを補うと、
Their ability, however, is to start a season strongly,win ugly
,and get the job done when the pressure is on.
「彼等の能力は、しかし、シーズンを力強くスタートできること、
かっこ悪かろうがとにかく勝つこと、そして、そんなプレッシャーの掛かる状況でも
きちんと仕事を成し遂げる能力である」
とかなんとか理解した方もおられるのではないかと思います。記号で書けば、
S→V→C①+C②+C③
これが元のセンテンスでは、
S→C①+C②+C③→V
になっていたということ。凄い!
いやー、サーカスの宙返りのような説明ですが、そういうことはあり得ません。
要は、「S→V→C」の倒置構文は、「C→V→S」の形式しかないということ。つまり、
Great was her surprise.(彼女の喜びようは凄かったんだから)
しかなく。「S→C①+C②+C③→V」という構文は英語にはあり得ないと言ってよいからです。
要は、問題のセンテンスは、
Their ability to start a season strongly,
↑ ↑
[win ugly] ↑
and ↑
[get the job done when the pressure is on]
however, is (not in question).
すなわち、
S→[主語と同格の名詞句①+主語と同格の名詞句②]→V→M
であり、Mは直前のセンテンスのMが繰り返しを避けて省略されている。
と、そう考えるべきなのです。
サーカスの宙返りのような説明は最後の手段で、とことん文法的に考えればほとんどの
センテンスは合理的に理解できる。と、このことをこのセンテンスは教えてくれているの、鴨。
毎回どの英文もこのように四角四面に文法的に理解していては時間も足らず、身体ももちませんが、きちんと正確に英文が読めるようになるためには、逆に、二日に1回1センテンスずつでも英文法にとことんこだわって読んでみることが有効だと思います。
蓋し、英文法と早くおさらばするためにある時期は英文法に鬼のようにこだわること。
これが、急がばまわれ式の英語学習の心得なの、鴨。
英語頑張ってください。
Slow and steady, shall we?
б(≧◇≦)ノ ・・・英語は楽しい!
尚、英文法の事項に関して疑問を感じられた場合にはこちらを参照してください。
・『再出発の英文法』目次
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/4c90b691d5e0e53d8cb87f7803a437ce
【和訳】
2010年のJリーグ展望-川崎フロンターレ
悲嘆にくれた昨年を終わって、フロンターレは初優勝の機会は永久に訪れないのではないかと考え始めている節も見られる。
確かにリーグ最終戦で優勝を逃した後、関塚隆監督はあまりの落胆ゆえに職を辞してしまったくらいだ。しかし、彼は彼を監督に戴くフロンターレの選手達やリーグ戦を通して選手達が示した素晴らしいパフォーマンスについて、結論を出すのを些か急ぎすぎたのかもしれない。
関塚の後任の高畠勉監督は、幸いなことにそれほどの抵抗もなくチームに入っていくことができるものと思われる。というのも、彼は、2008年のシーズンに病気のためにやむなく監督を退いた前任者の代わりを務めた経験があるからだ。而して、その際、高畠監督はフロンターレのチームカラーである速攻スタイルと彼自身の采配の相性の良さを証明している。
今期から新規に加入した稲本潤一選手は、フロンターレの速攻スタイルをより安定感溢れるものにするものと思われる。而して、チーム首脳は、このベテラン選手の経験に、今一歩のところでタイトルに手が届かない原因である気持ちの上での壁を他の若いチームメート達が突き破る手助けになることを期待している。
もう一人の注目の新戦力は小宮山尊信選手。彼はその実力に誰も疑わない【ディフェンスの】選手達の中に加わることになる。シーズンを好調に滑り出す能力、すなわち、圧し掛かるプレッシャーをものともせず、かっこ悪かろうがとにかく勝つこと、そして、そんなプレッシャーの掛かる状況でもきちんと仕事を成し遂げるフロンターレの能力を疑う人はいない。
フロンターレがもしこれらのことを全てできたとすれば、その時はおそらく、ひょっとしたら今年はフロンターレの年になるの、鴨。
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