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朝日新聞の英文記事「GSOMIA破棄は日本が悪い」とな? 嘘つきというより忠義者なの、鴨。クライアントの特定アジア3国、就中、韓国への❗

2019年08月28日 22時54分42秒 | 英文読解 one パラ道場

 

日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定をソウルから報じた英文記事。われわれファンの期待を裏切らない――もちろん、クライアントである特定アジア諸国、就中、社名「朝日新聞↖朝鮮日報」でも明らかなように(加之、放射脳による放射能の切り口からの<東京オリンピック>に対するいちゃもんにも全力サポートに向かっておられる、)母国たる「Korea :朝鮮/韓国」の期待は間違っても裏切らない――朝日新聞の清々しい英文記事を今日も目にしましました。

昨日今日明日と、本当は、現代イギリス絵画の源流、ヴィクトリア朝に咲き競ったAKB48初代チームBじゃなかった「ラファエル前派:Pre - Raphaelite Brotherhood」特に、アイドルサイボーグの渡辺麻友さんではなくアーティストサイボーグのJ.E.ミレー(1829 - 1896, Baronet)と、その「先駆者―洗礼者ヨハネ」とも位置づけられる、日本ではこの令和元年の御代においても安定した人気のJ.M.W.ターナー(1775 - 1851)との関係を――そう、AKB48グループムーブメント総体における謂わば「前田敦子↗渡辺麻友」関係にも喩えるべきその関係を――イングランドにおける同時期の契約法・不法行為法の諸判例、および、2次にわたる選挙法改正を縦糸にして考えている暇潰しの最中のはずでした。が、けれども、朝日新聞のこの記事の鮮やかな清々しさには感銘を受けた。而して、予定をかえて本稿をまとめることにしました。



蓋し、アイドルサイボーグじゃなかった――「落穂」拾わない「種」まかない方の、イギリスの方の、準男爵の!――ミレー卿は日清戦争の直後、正に、「三国干渉:the Triple Intervention 」(1895)の翌年、春秋の筆法で言えば、令和元年の(世間と世界で俗に言う2019年の)朝鮮半島の政治・文化(↖もし、そこに独自の「文化」と呼ばれるに値するものがあればですけれども)の構図がそこで決まったともいうべき「三国干渉」をロンドンの彼方から見届けて亡くなった

ならば、本稿は、時空を越えて、テーマを越えて、(高校3年生、NMB48の贔屓のアイドルさん安田桃寧さんの英語の成績とならんで?)、今、わたしが関心を抱いている事柄の一つ、すなわち、「存在していたとされている過去の事態」と――①人情から見ても健全に、あるいは、②人間存在の事物の本性からナチュラルに、かつ、③リベラル派の荒唐無稽かつ傲岸不遜な「単線型進歩史観」は無視させていただくとして、百花繚乱・千紫万紅、個性溢れる世界の諸国民の、その独自の歴史観とナショナリズムに共感する現在の保守主義からも、④その当該の社会的に賛同可能な――「そのように存在していたことにしたいものだよねとされる過去の事態」との関係性の性質なりについて、実は、同じ風景を描かせてくれるものなの、鴨。安田桃寧さんの桃寧じゃなかった、寧ろ、そのようにも予感しています。蓋し、それらの関係性なるものは、カール・ポパーの言う意味での、「世界Ⅰ」と「世界Ⅲ」とが「世界Ⅱ」を舞台とした邂逅に際して織り成すパターンの一斑でもあろうということもまた。

▽定義集-「歴史」

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/3f3e4f0877f2ce8d9cb14493762b3f87

▽桜散りて慰安婦問題の終了をあらためて実感

 --やはり、「慰安婦問題は朝日新聞問題」だった--

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/40f15ca831e9edb3a9eb8ebd755ea349

▽戦後責任論の崩壊とナショナリズム批判の失速

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/c184c904f63f0211113dca39863f6b30

▽完版:保守派のための海馬之玄関ブログ<自家製・近代史年表>みたいなもの--

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/a3221c77ea0add17edf737d21088cf96




記事出典は、

Seoul ended joint data-sharing pact

after Moon’s signal ignored

By TAKESHI KAMIYA/ Correspondent

August 23, 2019 at 14:15 JST

asahi.com/ajw/articles/AJ201908230042.html 

 

 

尚、弊ブログの「英文読解 one パラ道場」の記事。

通常のテンプレートでは、

 

【柏】原文テクスト

【木】語彙紹介

【由】文法・語法・背景事情紹介

【紀】和訳

 

なのですが、思うに、この朝日新聞の清々しいテクストを前にされた場合。

>センテンスごとにでも語彙を確認したい

>数センテンスごとには訳文も眺めたい

というニーズがかなり強いようにも思います。

(実は、自動翻訳アプリで作成されたのが明白な――意味が、ラファエル前派から後期印象派を

飛び越えシュルレアリズムの雰囲気を漂わせている――、朝日新聞の社説とか韓国の官僚のひとの

プレスリリースくらいには意味不明な「翻訳」が、もう、幾つかネット上にはあがっている。

ならば、この想定(↖)は間違いないでしょう)

 

よって、

 

本稿では、適宜適当なセンテンスの塊ごとに【柏↗木↗紀】と進めていき、

而して、【由】と【山口真帆】解説総評、加之、【村雲颯香】関連拙稿URL 

は別の機会に書き足すことにさせていただきます。

 


 



■テクスト―語彙―和訳

【長】
Seoul ended joint data-sharing pact after Moon’s signal ignored

SEOUL--The ignoring of an olive branch in a speech by South Korean President Moon Jae-in is the final straw that led to the decision on Aug. 22 to end an intelligence-sharing pact with Japan, according to sources.

joint data-sharing pact:共同して情報を運用することに関する協定(「軍事情報に関する包括的保全協定」General Security of Military Information Agreement≒intelligence-sharing pact), signal  (be ) ignored:考慮されてしかるべき合図があたかも見なかったことにされる,

ignore:無視する/気づかないふりをする/しかとする, an olive branch:和議/手打ちの申し入れ(cf.↖ a freshly plucked olieve leaf:The Old Testament,Genesis 8-11),  the final straw:堪忍袋の緒をいよいよ切らせることになる最後のアイテム(↖a proverb: It is the last / final straw that breaks the camel's back.(小山のように荷物を積んでいる駱駝さんの背骨をとうとうへし折ったのは最後にその荷物に添えられた1本の藁だった)(笑笑)という諺に由来するイディオム, cf. A drowning man will catch at a straw.(溺れる者は藁をもつかむ) 尚、ここ「catch」ではなくて「catch at」ですから、その溺れるている最中の方はまだ藁をつかんではいないのです。「つかもうとしてを伸ばす」の語感、鴨。また、ここの「will」のニュアンスはwill の幾つかの意味が折り重なっています。その重層性がよくわからないかもという方は、文法書で確認しておきましょう。いますぐに❗), 

end:~を終える(良いことにせよ悪いことにせよ、それなりに取り組んできたことをもうおしまいにする。「finish」と違い「やり終える」の達成感とはニュートラル),  according to sources:幾つかの情報源(からの情報)によれば,


韓国政府、軍事情報の共同的運用の協定を破棄。

文大統領が示唆した和議の提案を無視する日本政府の対応を受けて決定

日本との和解を考慮する。先日のある演説の中でそう示唆した韓国の文在寅大統領も、その和解の提案自体を無視されてしまっては、最早、「仏の顔」を維持することは難しかった。諸々の窓口からもたらされる情報を総合するに、これが8月22日に下された、軍事情報の共同的運用協定の延長を行わないとする判断に韓国政府が至った道筋である。

 

 

【谷】

The important message was contained in the speech given by Moon on National Liberation Day on Aug. 15, the national holiday celebrated in South Korea to mark liberation from Japanese colonial rule.

Moon not only toned down his anti-Japanese rhetoric but added, "if Japan chooses the path of dialogue and cooperation, we will gladly join hands."

A source in the South Korean presidential office said, "We sent a very significant signal but there was no response from Japan either by an important political figure or through diplomatic channels."

the important message:相手に伝えたいことの主題的の内容(「the message」と定冠詞がついていることに注意! もちろんそれは、前のセンテンスの「an olive branch in a speech」の言い換えです), National Liberation Day:光復節, colonial rule:植民地支配/植民地に向けられたものであるような支配, 

 anti-Japanese rhetoric:反日まるだしの言語表現/反日のためにその反日の姿勢を意図的に強調するように工夫された言語表現,  dialogue:2者の間での公式な対話(「dialog」(AE), engage in dialogue「対話をする」, enter into dialogue「会談に入る」) , significant:その内容が重要な/そのボリュームがかなりの, signal:(なにかの存在や度合いと評価を明示する)合図, an important political figure:政治の世界で(政治家さん界隈で)重要な人物,diplomatic channels:(日本では無能で有名な)外務省を代表とするある国の公式の対外的情報流通と伝達の経路, 


和解への誘いというその重要な呼びかけは、さる8月15日の光復節に際して語られた文大統領の慶祝辞に織り込められていた。ちなみに、「光復節」とは日本の植民地支配からの解放を言寿ぐ韓国の国の祝日のこと。

【①国際法上、韓国は日本に「併合」されたのであって、土台、「colonial rule」は存在せずこの箇所は故意であれば反日的の、過失とすれば半日的の、朝日新聞による表記の間違い。②また、「colonial rule」がないのだから――「親亀ー小亀」の法則により――それからの「liberation」なるものも漏れなく自動的に無意味となり消滅。③加之、1945年8月15日時点で朝鮮半島は法的には連合国の主権下に入ったのであって、④この日の時点で所謂「韓国亡命政府」なるものをただの1ヵ国も承認していなかったことをも想起するとき、To tell the truth, that means, in either case (ぶっちゃけ、というてーことは、どっちにしたって)「8月15日」は、法人格としての現在の韓国にとっては「袖すり合う」の程度を越えてはほとんど無縁と言えるのだと思いますが、訳は原文テクストに従いました】

反日ジャーゴンの炸裂、喧嘩上等、反日タームてんこ盛りといういつもの文在寅節を抑制しただけではなく、「対話と協力の道を日本が選択するというのなら、韓国は【居酒屋やるき茶屋さんの掛け声でもないけれど】「喜んで」日本と手を繋ぐものであります」とさえ文大統領は慶祝辞に書き加えたのだ。

而して、韓国大統領府筋によれば、「韓国が送ったこの真面目に重要であるはずのシグナルに対しては、【朝日新聞の8月17日付け社説「日本と韓国を考える 次代へ渡す互恵関係維持を」を除けば、あっ、「朝日新聞」は韓国の新聞でしたね!】日本からは、政界のそれなりの人物からも、あるいは、外交の公式のルートを通じても一切なんの反応もなかった」とのこと。

 

【川】

The source said that until the end of July, the general consensus within the Moon administration was leaning toward an automatic one-year renewal of the General Security of Military Information Agreement (GSOMIA), which allows for the sharing of military intelligence.

However, on Aug. 2, the Cabinet of Prime Minister Shinzo Abe agreed to the removal of South Korea from a list of nations receiving preferential treatment on trade.

The subsequent lack of response to Moon's signal was the decisive factor that led to ending the GSOMIA with Japan, the source said.

the general consensus: 大方の一致した意見(全体が特定されないと「なんの大方」なんて言えませんよね。ということで、この定冠詞は必須です。cf. the national consensus「国民の総意」),  the Moon administration:文政権(cf. the South Korean Government「韓国政府」), be leaning toward:~に傾く(比喩的にも物理的にも「~に自分の体が傾く」。そして、現在進行形の「be leaning toward / to」はTOEIC パート1と2の重要フレーズです), 

an automatic one-year renewal:自動的な1年の期間延長(これ、念のため「a/an:不定冠詞」ごと暗唱しちゃいましょう。なぜならば‼  真面目に‼  That's because, for real, 「renewal:更新」は「discount:値引き」「temperature:体温・気温」とならんで「不可算名詞」と間違って思い込んでいる日本人少なくないから),  

sharing:共有すること(「share」は、【柏木】あるものを n人で to share すると各自の取り分(a share for each)は 1/nに分割され小さくなるケース、文字通り「stock:資本総額」が「shares:株」にto be sharedされるケースにも使いますが、【由紀】このテクストでの使用例がそうであるように、例えば、「toys:おもちゃ」「two newspapers:(下宿仲間で購読している)日経新聞と産經新聞」「a bathroom:(寮とかで同じ階のもう一人のひとと共用している)バスルーム」「shared use of the garden:(apartment house の住人)みんなで共同して楽しく使える庭」 「shared use of the boyfriend」⬅バグ❤「shared use of the microwave:共用の電子レンジ」の如く物質的なものも含め、「information:情報」や「opinion:意見」「preference:好み自体や贔屓(favorites)の傾向」などの思想や広義の情報は to  be shared されても分割されたり目減りしないケースにおいても「share」くんは大活躍です。通じるところもある、「Would you update me on the latest developments?:事態の直近の状況をお知らせください/ ご報告ください」の「update」ともにご自分でも用例を確認しておきましょう), 

military intelligence:軍事の機密情報, the Cabinet of Prime Minister Shinzo Abe:安倍晋三内閣, removal of  A from B:A からB を奪う/ Bという権利や恩恵や弁益をAには認めない, preferential treatment on trade:貿易における特別待遇, subsequent:(基準となるあるイベントやある日時の後に)その後も引き続く, decisive factor: 決め手となるような要因, 

 

その韓国大統領府の情報源によれば、7月末までは、文政権内部でも大方は「軍事情報に関する包括的保全協定」(GSOMIA)を1年間自動的に維持・更新する方向に傾いていたとのこと。というのも、軍事の機密情報を共同して利用することがこの協定に基づいて今現在も行われているのだから。

8月2日、しかし、安倍晋三首相の内閣は、貿易において特別待遇を享受できる対象国のリストから韓国を除外することを【agree to-V】決定。

加之、それから以降も、文大統領が送ったシグナルに対する応答が皆無であったこと。この無反応、この連続的の無言の仕打ちこそ、日本との間のGSOMIAの終了に韓国をして向かわせしめる決定打となった。と、その韓国大統領筋は語ってくれた。

 

 


【玲奈】

Before the decision was made, South Korea's National Security Council discussed the matter for about two hours. Another hour was spent during the report made to Moon about the NSC recommendation.

South Korean officials were most concerned about the response from the United States once they proceeded with the decision to scrap the GSOMIA.

A source in the South Korean military said, "Both Japan and the United States would criticize the decision to end the agreement. Administration officials likely felt that the negative factors would far outweigh the positive elements that would be produced by heightening anti-Japanese sentiment."

National Security Council:国家安全保障会議,  discuss:~という問題や案件について議論する(「discuss」は他動詞ですから。「discuss about the NGT48 problem」の蛇足的な「about」くん、もう、あまりビジネスレターで見たくないですから。「discuss the NGT48 problem with Yukirin:NGT48を巡るあの問題について柏木由紀さんと意見交換する」。日本人に自動詞扱い【≒V+前置詞+名詞類】される常習の被害者は他に、「contact :連絡をとる」「consult:助言をもとめる/辞書をひく」「reach:到達する」そして大物の「visit:訪問する」「call:~に電話をする」。蓋し、「it is darkest under the lamp post; go into the country to hear what news at London.:灯台下くらし」), 

recommendation:推薦状/何らかの行動選択が求められているプレーヤーに対して自分の意見を手短にまとめた意見書,  be concerned about:~を懸念している(cf. be concerned with「~に関係している/~を重要視している」), scrap:廃棄する(cf. The Constitution of Japan, say the occupation constitution, is being scrapped next year.:日本国憲法、そう、あの占領憲法は来年には廃棄されることになっています), 

military:(集合的に)軍/軍部(military が主語になる場合には原則単数扱い。例外なく、複数扱いの「警察:police」とのコントラストが面白い、鴨), 

outweigh:~を(影響力や重要性において)上回る(cf. outnumber「~を数で上回る」, outgrow 「(自分が成長・拡大したので)~は身の丈に合わなくなる」。「The population of London was outgrowing food supplies in the first half of the previous century.:(今話題にしているある世紀の、)その前世紀の前半の段階で、ロンドンでは人口の増加に食糧の供給がおいつかなくなりつつあった 」), heighten:高める/ 強化する, anti-Japanese sentiment:反日感情/朝日新聞的な日本国と日本人に対する敵意,

 

軍事情報に関する包括的保全協定(GSOMIA)の延長は行わない。その延長の是非を俎上に載せた議論を潜った上でこの判断は下された。そう、延長せずの決定は韓国の国家安全保障会議での大凡2時間の議論を踏まえたもの。加之、国家安全保障会議から大統領の手元に届けられる意見書の作成に更に1時間が費やされた。

韓国の政府高官の多くはアメリカ合衆国の反応に最も神経をとがらせていた。いよいよ、韓国政府が、一旦、日本と韓国との間のこの包括的保全協定(the GSOMIA)を反古にて廃棄すると決めたときに、はたしてアメリカはどう動くのだろうか。これが韓国政府内部の最大の懸念だった。

韓国の軍部筋の情報源の一つはこう述べている。「協定を終了させる旨の韓国の判断に対しては日米ともに批判してくることは不可避だろう。文在寅政権は、しかし、協定を延長した場合にその協定延長が形成するだろうネガティブな諸要因は、反日感情の昂進がもたらしてくれるかもしれないポジティブな諸要因を遥かに凌駕するものになろう。文在寅政権はそのようにGSOMIAを巡るこの事態を見ていたように思われる」、と。

 

 


【菅】

A source with the South Korean presidential office said the progress of discussions within the administration was shared with the United States almost simultaneously, and the decision was apparently reached that the South Korea-U.S. alliance would not be hurt even if the GSOMIA with Japan ended.

South Korea's Defense Ministry on Aug. 22 issued a statement that said a solid defense structure based on a stable and complete South Korea-U.S. alliance would be maintained even if the GSOMIA with Japan ended.

the South Korean presidential office:韓国大統領府, simultaneously:同時に(cf. simultaneous interpreter「同時通訳のひと」), apparently:本当はどうかわからないけれど、見た感じでは~ぽい  (cf. evidently/ obviously「間違いなく~のようだ」), 

South Korea's Defense Ministry:韓国の国防軍部(=国防部:Ministry of National Defense; MND),   a solid defense structure:国防の強固な体制, based on:~に基礎を置いている, stable:安定した/ 落ち着いて分別のある(櫻井よしこさんや渡辺麻友さんにも使える形容詞、鴨。ただ、ご本人にそう言って、今後またできるかもしれないファンクラブ「先行出禁」になっても責任は負いかねます), alliance:同盟・協調や提携の関係, 

 

実際、文在寅政権内部での議論の進捗の様子は、ある韓国大統領府関係者によれば、都度、同時的にアメリカ合衆国にも伝えられていたとのことだから。而して、ことほど左様な経緯もあって、日本とのこの包括的保全協定を韓国が延長せずに破棄することになったとしても、韓米の同盟関係が毫も傷つくことはないものと考えてもいいのではないか。と、対米関係についてはどうもそのような結論に韓国政府内部の議論は至ったように思われる。

そうであったのかどうか。いずれにせよ、韓国の国防部が8月22日に発したある声明は、日本との包括的保全協定が終了するにせよ、安定した完成度の高い韓国米同盟に支えられている国防の強固な体制は今後とも維持される、と述べている。

 

 

【原】

South Korean public opinion was also an important factor behind the Aug. 22 decision.

After Japan strengthened its export control measures regarding materials used mainly to manufacture semiconductors, the Democratic Party of Korea, which supports Moon, and the media began calling for the use of the GSOMIA as a diplomatic card to play against Japan.

public opinion:世論(cf. a (public opinion) poll/ a public opinion survey「世論調査」), export control:輸出管理, measures:手段, regarding:~に関する(もちろん、動詞「regard:~を・・・とみなす」の現在分詞から分家したのですが、英米の辞書にも立派な「前置詞」と表記されている強者。これ「interest:興味をいだかせる」の分詞が形容詞の「interesting:興味をそそる➡おもしろい 」「interested:興味がかきたてられる/抱いた興味が裏切られなかった➡関心のある」として独立した、まあ、よくありがちなケースと比べても珍しい❗なんと言っても、「現在分詞」(例えば、interesting)は――今から1000年から1500年くらい前の古英語の昔は――それ専門の格語尾の力を借りて「動詞から作られた純粋の形容詞」(目的語もとらず、意味上の主語ももたない形容詞)だったこと考えるとなおさら珍しい❗ ふみゅ、これ江戸時空に喩えると、そう、農家から商家や武家に婿入りするよくあるパターンではなく、農家から公家に婿入りしたようなもの、鴨。と、この「regarding」のお話は interesting だし、あなたにも be  interested in ではありませんでしたか?), 

manufacture:機械を用いて大規模に生産する(cf. shop「買いものをする」, text「ガラ携やスマホでメールする」), semiconductors:半導体(普通複数形で登場↗「-s」をお忘れなく), call for:~を要求する(call for「~を~の所在地に迎えにいく」という、ビジネスとか恋愛のここぞという大事な場面でピタリと嵌まる優れものの意味もあります。「Why don't you want me to call for you around eighth, Ms.Yukirin?:それでは明日8時頃にお迎えにあがりましょうか、花魁の柏木じゃなかった柏木のお局さま?」。この機会に確認しておきましょう ),  diplomatic card :外交の交渉で使える取引の材料, 

 

8月22日の破棄決定のもう一つの背景は韓国の国内世論である。

その輸出管理の手順を日本が厳格化してからというもの、而して、厳格化された手順や措置は専ら半導体の製造に用いられる材料に関するものだったということもあって、文大統領の与党たる共に民主党(the Dimocratic Party of Korea)からも、あるいは、メディアの中からはGSOMIAを対日交渉の際に交渉の材料として使うべきだと主張する声が聞こえ始めていたのだ。

 


【り】

Moon himself had always been skeptical about the GSOMIA.

During the 2017 presidential election, he included a campaign pledge that called for reviewing the effectiveness of the GSOMIA before deciding to extend or end it.

Progressive elements that also support Moon had criticized the GSOMIA because it meant important defense intelligence would be shared with Japan, which had once invaded South Korea.

be skeptical about:~に懐疑的な, presidential election:大統領選挙, a campaign pledge:選挙公約の中の1項目, review:再検討する/ 復習する,  

progressive elements:進歩派の人々, intelligence:努力して集められ念入りに精査された情報(information)/ 国家や企業の機密情報(cf. CIA=Central Intelligence Agency / MI6=Military Intelligence 6, 「market intelligence:マーケットの要注意情報」そして「military intelligence:軍事機密情報」), invade:他国や他のエリアに浸入/ 侵略する,

 

なにより、文大統領自身がGSOMIAに対して懐疑的の姿勢をここまで貫いてきた。

2017年の大統領選挙に際して、GSOMIAについてはそれを延長するにせよ破棄するにせよ、その使い勝手およびご利益の度合いをもう一度真剣に検討するという項目を自身の選挙公約に含めていたくらいなのだから。

文政権を支持している進歩派は、更に、別の理由からもGSOMIAを批判する。それは、GSOMIAとは韓国の重要な軍事機密情報がその一部にせよ日本に筒抜けになりかねないことを意味するというもの。而して、日本とはかって韓国を侵略したその日本なのだということ。

 


【こ】

It was clear that the Moon administration faced a dilemma between two risks. Ending the GSOMIA would hurt ties with both Japan and the United States. But extending it would have likely led to a domestic backlash as it would have been perceived as a compromise with Japan.

Sources said the Moon administration commissioned public opinion surveys on an almost daily basis to ascertain what the public response would be to ending the agreement as well as its evaluation of the effect the move would have on ties with Japan and the United States.

A ruling party source revealed that one option that was considered to contain public criticism was leaking to the media the intention of the South Korean government to not actually exchange any military information with Japan even after it decided to extend the GSOMIA.

face a dilemma:ジレンマに陥る, backlash:反抗/ 反発, perceive A as :Aを~とみなす, compromise:妥協, commission:専門の業者さんに発注する, ascertain:調査なども用いて事実をきっちり確かめる, move:行動や対処/ 具体的な採りうる手段, evaluation:評価, 

a ruling party:与党(cf. an opposition party「野党」, 「insーouts:与党ー野党」) , reveal:世に知られていない情報を明らかにする, option:行動の選択肢, contain:含む/ 抑制する, criticism:批判/ 非難(cf. critic「作品の批評家/ 組織や運動を批判するひと」), leak:情報を漏らす/ 液体や気体を流出させる,  intention:意図/ 意向

 

 畢竟、文在寅政権がジレンマに陥っていることは明らかだ。GSOMIAの破棄は文政権と日米間の提携関係を毀損させかねず、他方、それを延長していたら最後、 GSOMIAの延長とは、すなわち、日本との妥協以外のなにものでもないと受け取られてしまい、もって、延長直後から政権への批判が韓国国内で巻き起こったであろうことはまず間違いない。このようなジレンマを文政権は抱えていた。

複数の情報源から漏れ伝わることからはジレンマを乗り越えようと奮闘する文政権の姿が見えてくる。例えば、文政権はほとんど毎日ベースで世論調査を発注していたとか。GSOMIA破棄に対して一般の公衆はどのような反応を示すだろうか、なによりもこのことが、破棄のその一手を指した場合、それが日米との提携関係に及ぼす影響に対する一般の公衆からの評価とともに日々調査されてきたということである。

而して、与党筋の情報が赤裸々にしたところなのだけれども、文政権の行動選択肢の中には、世論による批判を抑制するべくこのようなものも含まれているらしいのだ。すなわち、GSOMIAを延長したとしても、実際には、日本には一切の軍事機密情報を提供しないし韓国も日本からそのような軍事機密情報を受け取ることはない、と。そして、韓国政府のこの意向と抱き合わせでの延長決定であることをマスメディアに漏らそうという、そんな選択肢さえ含まれているとのことなのである。

 


 

 

▽韓国によるGSOMIA破棄のメリット

 https://blog.goo.ne.jp/kuranishimasako/e/3d97148122e249b0dd5daa786eb335b9

 

▽英語サイト(英語版)でコソコソ反日宣伝をする朝日新聞を潰せ!  

 https://ameblo.jp/neko-10-inu/entry-12512182037.html

 

 

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