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ウォーラーステインは『史的システムとしての資本主義』(1983年)の中で、「宗教は民衆にとってのアヘンだと言ったのはカール・マルクスであるが、マルクス主義思想こそ知識人にとってのアヘンだと逆襲したのは、レイモン・アロンである。どちらの論法も、まことに洞察力に富んだものではあるのだが、洞察力があることとその主張が真理であるということは、必ずしも同じではない」(岩波現代選書, p.114;cf. 『ヘーゲル法哲学批判序説』岩波文庫, p.72)と述べている。蓋し、KABUは・・・
社会学者ウォーラーステイン氏死去 「世界システム論」
朝日新聞2019年09月03日04時23分
社会学者ウォーラーステイン氏死去 「世界システム論」
近代世界を一つのシステムとしてとらえる「世界システム論」で知られるアメリカの社会学者・歴史学者のイマニュエル・ウォーラーステインさんが8月31日死去した。88歳だった。所属した米ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の関係者が明らかにした。
1930年、米ニューヨーク生まれ。国ごとの歴史ではなく、国際的な分業体制という観点から近代資本主義をみる世界システム論を確立した。大航海時代以来、銀や砂糖、綿花などの交易を仲立ちにして、17世紀のオランダ、19世紀の英国、20世紀の米国といった「覇権国」を中心にした世界資本主義のシステムを形成したと主張した。冷戦終結で権威が落ちたマルクス主義に代わる、巨視的な歴史理論として影響力を持った。
主著は、74年から刊行が始まった「近代世界システム」。当初は1450年から現代までを全4巻で叙述する計画だったが、2011年に出た第4巻は1914年までの内容で、完結していない。ほかに「史的システムとしての資本主義」「アフター・リベラリズム」など。
・グローバル化の時代の保守主義☆使用価値の<窓>から覗く生態学的社会構造
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/808bbca35415efebac3a8fc3e75f9c9f
・戦後責任論の崩壊とナショナリズム批判の失速
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/eb5f9dd62bb13f021d085909baf4d1d2
・「偏狭なるナショナリズム」なるものの唯一可能な批判根拠(1)~(6)
http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11146780998.html
・読まずにすませたい保守派のための<マルクス>要点便覧
-あるいは、マルクスの可能性の残余(1)~(8)
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/385e8454014b1afa814463b1f7ba0448
・保守主義の再定義(上)~(下)
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/141a2a029b8c6bb344188d543d593ee2
・風景が<伝統>に分節される構図-靖国神社は日本の<伝統>か?
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/87aa6b70f00b7bded5b801f2facda5e3
・完版:保守派のための海馬之玄関ブログ<自家製・近代史年表>みたいなもの--
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/a3221c77ea0add17edf737d21088cf96
地味だけど変わりものの、無口なくせにしゃべりだすと
ビッグマック3個ほど口に押し込まないでは黙らせられないくらいの、
愉快な、そして、「無内容のくせになぜか偉そうな欧州風のインテリさん」を
笑いながら軽蔑してた、生粋のアメリカ風の感性と知性と行動のひと。
(↖戒律上の理由とかダイエットの都合で、先生は「ビッグマック」は食されなかった、鴨。覚えてない❗
よって、「ビッグマック3個ほど口に押し込まないでは」を、念のため、「恵方巻き口に押し込まないでは」
と、訴えの選択的併合させていただきます。令和元年9月4日)
でも、わたしなんかにもきさくに声をかけてくださったり、
リラックスさせて元気もくれた。温かい方だった。
多分、宗派は違うはずですが、
ウォーラーステイン先生の
ご冥福を祈りいたします。