英語と書評 de 海馬之玄関

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新々版・日本語&英語版「ポリティカルコンパス」紹介-あなたの政治と経済の思想傾向を自己診断

2024年02月12日 11時37分32秒 | 社会思想

 

ポリティカルコンパス日本語版URL:
http://sakidatsumono.ifdef.jp/draft3.html

ポリティカルコンパス英語版URL:
http://www.politicalcompass.org/

(英語版は上のURLで該当ページにアクセスした後、そのページの下の方の
「Click here to start」という箇所を下の画像を参考にクリックしてください)



日本語版/英語版とも判定プロファイリング結果は、
縦×横のマトリックス平面上に表示されます。
ただ、英語版は「経済→政治」の順、日本語版は「政治→経済」の順。
なんでだろう?

而して、マトリックスの縦軸は政治的価値観を示しており、
上に行くほど(値が10に近いほど)保守的-伝統的権威を尊び、
下に行くほど(値が-10に近いほど)リベラル-個人の自由を尊重するということらしい。

他方、マトリックスの横軸は経済的価値観を示しており、
右に行くほど(値が10に近いほど)経済右派-政府よりもマーケットを信頼していて、
左に行くほど(値が-10に近いほど)経済左派-大きな政府を求め傾向があるらしい。






ちなみにKABUの結果は・・・、じゃーん!


10年前の2014年2月に実施したときには、
・政治的な右・左度(保守・リベラル度) →6.2
・経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派) →1.85

今回、先ほど診断を受けたら、
・政治的な右・左度(保守・リベラル度) →4.8
・経済的な右・左度(市場信頼派・政府介入派) →4.07

と、微妙に変化しましたが、ともに「保守右派」でした。
保守系ブログ管理人としては一安心、鴨(笑)





でもって、英語版の診断結果も、
10年前の2014年2月に実施したときには、
・Social(Libertarian/Authoritarian) →2.36
・Economic(Left/Right) →0.13

今回、先ほど診断を受けたら
・Social(Libertarian/Authoritarian) →2.77
・Economic(Left/Right) →3.50

と、これまた「微妙」ですが、ともに「保守右派」でした。
目出度い目出度い♪

ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿
ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿


而して、よく言われるように、旧田中派-竹下派支配を打破した、自己責任の原則の価値を称揚する(所謂「新自由主義」を好ましいと考える)小泉政権以前の日本では(55年体制に赤裸々なように、「東京で集めた税金を地方にばらまくシステム」であった)「保守派の経済政策」は社会民主主義の経済政策であり、よって、欧州や米国の感覚では「産経新聞」もリベラル左翼(冗談抜きに、朝日新聞は「カルト的リベラル新聞」!)に分類されたりもします。

派閥と世襲は問題でしょうか?↖️政治政党の概念を補助線にして考える+追記転記記事付き

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/22d9c58783e9c26f37b37a12f260218f

英文読解 one パラ道場:英語教材として読むトランプ大統領就任演説(英文全文)

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2b023b24c6f7644fa8473ce785df03ac

ということで、コロナ騒動が終焉したいまこの国の「保守政党」の経済政策がどこへ向かうのか? 富裕層に応分の負担を❗ とか、企業の内部留保を吐き出させよう❗ とかの「あなた自分で稼いだことあん?」のリベラルなハイソな論者さんの言説を聞いていると不安になります。

いずれにせよ、コロナ騒動にからめて増税があるなら、はい、その増税の前に――🍎自衛隊・警察・消防・保険、税関・検疫・法務・土木・農林・気象等々の現場で頑張ってくださっているセクター🍎を除き、🐙役立たずの外務省🐙ならびに🐙文系大学教員🐙を始め――事務方の公務員の全員解雇が先だろうと思いますけれども。

 

・「富裕層の課税」より「不要な公務員と政治家の削減」が先、鴨。

 ↖松井玲奈姫が出演された東京消防庁のPRビデオをみてそう痛感した🐙

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/f22bfa525ce125badfcfd8bc2022b6f0

・日本社会の「右傾化」を嘆き憤るリベラル派の怠慢と傲岸--マーケットの変化には商品の変更でしょ
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/5dda58e6b05976d6658553df6d20742f

・完版:保守派のための海馬之玄関ブログ<自家製・近代史年表>みたいなもの
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/a3221c77ea0add17edf737d21088cf96

 

 

ちなみに、というか、例えば、
私の場合、(日本語版→英語版)の差は、
10年前と今回で各々、

▼2014年2月
・政治(6.2→2.36)
・経済(1.85→0.13)

▼2022年2月
・政治(4.8→2.77)
・経済(4.07→3.50)

になります。要は、欧米のパラダイムでは私こそストライクコースのほぼど真ん中の凡人ということ、鴨。中道×中道ですね。蓋し、いい悪いは別にして、日本の戦後社会が(右打者の)外角低めに張り出した(欧米ではカルト扱いを受けかねない、左翼・リベラルに寛容な?)独特なストライクゾーンを採用してきた歪な時代であったことのこれはその証左の一つ、鴨です。

いずれにせよ、「人はパンのみに生きるにあらず:Man shall not live by bread alone.(マタイによる福音書4-4)、されど、「パンなしでは人は生きる能わず:Man cannot live by bread alone nor can he live without bread.でもあります。加之、人は社会的動物(政治的かつ自生的秩序を呼吸して生きている存在)でもある。ならば、パンと社会を巡る二本柱で構築されている<社会思想>とも人は無縁ではありえない。

ということで、定期的に日本語版と英語版のこの「ポリティカルコンパス」でご自分の人となりを自己診断するのは、有意義、鴨。と、そう私は考えます。就中、英語版の英語の難易度は「TOEICの中級者-860点突破対策」くらいにちょうど良いもの。尚、英語版にトライされるとすれば、その際には解答に要した時間も記録しておけば、「定点測定」的に英語力の向上や低下も確認できるかもですよ。是非、お試しください。

以上




【追記:KABUの考えるグローバル化の時代の保守主義】

畢竟、「国際社会」なるものに関してもリベラル派がしばしば(念仏のように?)口にする所謂「多様性」や「寛容性」なるものの価値や素晴らしさというもの。蓋し、それらの価値や素晴らしさを保守派も必ずしも否定はしないでしょう。わが国も、古来、数多の「帰化人」の方々を<新しい仲間>として受け入れてきたし、日本の文化伝統なるものの多くは彼等とのコラボレーションの果実であることを否定するような向きは「保守」などではなく、単なる「無知」なのだと思います。 

・風景が<伝統>に分節される構図-靖国神社は日本の<伝統>か?

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/87aa6b70f00b7bded5b801f2facda5e3

・保守主義の再定義
 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/141a2a029b8c6bb344188d543d593ee2

・濫用される「国際社会」という用語についての断想

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/f225b6e70b921cae1057e9d87c4bda0b

しかし、「多様性」なるものを具現する道のりやスタイルは、リベラル派がしばしばそう口にするように、別に、すべての国が「その市民社会を<地球市民的>なる無国籍の色合いに染める」ものばかりではないのではなかろうか。個々の国家が、各々、独自の文化と伝統を競いあうことによって、世界の総体としては百花繚乱・千紫万紅の<コラージュ>状況を現出する道のりもありはしないか。而して、保守主義に親和性のある「国際社会」の――現在の国際法の基盤となっている法の共同体という意味での「国際社会」に親しい――「多様性」は間違いなく後者のスタイルであろうと思います。

 

今日も朝ごはん食べて英語頑張りましょう❗️

 

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