英語と書評 de 海馬之玄関

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内田樹<靖国考>を補助線にして考えるグローバル化する時代の天皇制の意義(下)

2009年12月31日 16時00分01秒 | 日々感じたこととか
  ■内田<靖国考>の要旨内田さんの論旨は明快です。すなわち、(α)構造改革は国民の階級分化をもたらす(β)階級分化に付随する社会不安を防ぎ、外交において日本がリーダーシップを取れるためには、国民の一体感と国論の統一が不可欠である(γ)構造改革を推し進め、不可避的な国民の分裂を惹起しながら、国民の一体感を獲得するには天皇カードは有効である(&delta . . . 本文を読む

内田樹<靖国考>を補助線にして考えるグローバル化する時代の天皇制の意義(上)

2009年12月31日 15時58分24秒 | 日々感じたこととか
天皇を政治利用して恥じることのない民主党。就中、小澤一郎幹事長の「天皇は内閣の命令に従っていればいいのだ」とばかりの不遜な言動を踏まえて、民主党政権下における天皇制のあり方、すなわち、グローバル化する時代の天皇の意味について考えてみたいと思いました。思索の補助線は、神戸女学院大学の内田樹さんが8年半前にご自身のブログに書かれたテクスト。小泉純一郎元首相の内閣総理大臣として最初の靖国神社<前倒し参拝 . . . 本文を読む