9月の連休を使って、韓国ソウルを訪ねました。 2泊3日の短い行程でしたが、韓国人記者Kimさんのサポートがなければ不可能の取材旅行でありました。
◇空港到着、ソウル市内へ
インチョン空港で待ち合わせ。Kimさんは、友人の愛車ヒュンダイ・グレンジャー2.7LPIでお出迎え。早速向かったのは国立中央博物館です。3階建ての新しい建物で、石器時代からの韓国の歴史を紹介しています。入場無料期間中にもかかわらず、人はまばらでした。Kimさんは5回訪ねたことがあるそうで、退屈な様子だったので早々に切り上げることとしました。駐車場は1時間半で2,000ウォン。都心ですが安いです。
◇カーディーラー訪問、夕食<1日目>
夕方の交通渋滞に阻まれながらもディーラー巡りの開始です。私のホテルはソウル南西部の瑞草(ソチョ)区にあり、半径5km以内にレクサス、インフィニティ、日産等の輸入車のほか、国内メーカーのディーラーが軒を連ねています。このうち、レクサス、インフィニティ、日産、ヒュンダイの各店を訪ねました。
レクサス店では、マイナーチェンジしたES350(日本未導入)が展示されており、カタログをゲット。セールスマンにHS250hとIS Fのカタログを進呈しましたが、両車とも韓国導入はないそうです。
インフィニティでは、こちらも日本未導入のG37コンバーチブルが展示されていました。こちらもカタログゲット。他車種は、台湾版のカタログと同じような体裁でした。ソウルでは、多くのG35セダンを見かけました。韓国は乗用車といえば4ドアセダンが主流の「セダン王国」です。コンパクトカーやミニバン、エコカーの流行の兆しは見えません。
日産店にはGT-Rの実車がありました。日産コリアのホームページにはカタログのpdfファイルが紹介されているので、紙版があるに違いないと思っていました。結果は、なし。翌日訪ねたほかの店にもありませんでした。残念…
ヒュンダイでは、発売したてのニューソナタが展示されていました。現行のオーソドックスな3ボックススタイルから、流麗かつ躍動的なクーペスタイルに一新しました。全体のデザインは、実用に振ったベンツCLS風です。個人的には、かなりカッコイイ!!と思いました。
ソナタはじめ、ここ数年で韓国車のデザインは洗練されたと思います。デザインモチーフの多くはBMWでしょうか?日本車より伸びやかな印象です。Kimさんの話では、キアにアウディ出身のデザイナーが入ったとの事です。
夕食は、Kimさん紹介の有名レストランでカルビを御馳走になりました。マシッタ(美味しかった)!
◇カーディーラー訪問<2日目>
2日目は、朝から行き逃したディーラーを訪問しました。 メルセデスは、台湾同様Cクラスからハードカバーカタログです。新型Sクラスはまだハードカバーはなし。E,CLS,GLK,SLKをゲット。店の人の話によると、SLは昨年5台が売れたそうです。
ベンツのある交差点は、向かってBMW,インフィニティのショウルームがあり、さらに歩くとフェラーリ、マセラティ、ランボルギーニ、フォード・リンカーン、VW、ミニがありました。
◇景福宮
続いて、ソウルの有名な史跡である景福宮を訪ねました。北京の故宮博物院を少し小さくしたような感じですが、かなり広大な面積です。いい天気で、日・中・英語のガイドがあちこちで聞こえました。背後には、大統領府の青瓦台があります。
◇書店、百貨店、昼食
次に、韓国最大級の書店である「教保文庫」に行き、車雑誌や関連本、鉄道関係の書籍を探しましたがあまりありませんでした。ですが、雰囲気はとても良く長時間いたいと思いました。次に、戦前は三越だった「新世界百貨店」を訪ねましたが、お目当てのミニカーはほとんどありませんでした。かつての日本の百貨店のように、将来のお客様につなげるよう玩具売り場の充実を望むところですが…
昼食は石焼きビビンバを食し(安くて美味!!)、続いて市街地の清渓川の親水公園を歩き、東大門の玩具問屋を訪ねました。
◇似顔絵、漢江遊覧船、夕食
ソウルの中心を流れる漢江遊覧船に乗るため、63ビルのあるヨイドに向かいます。 遊覧船に乗る前に、Kimさんの友人が似顔絵書きをしていたので、書いてもらうことに。初めての経験で落ち着きませんでしたが、出来上がりを見て満足です。
遊覧船に乗り1時間で終点の蚕室に着き、近くのトイザラスで買い物。韓国車のミニカーがたくさんありました。夕食はブルコギビビンバ。昼食の方が美味しかったかも。
◇まとめ
そんなこんなで大忙しのソウル訪問でしたが、充実した取材ができました。荷物は10kgオーバー、いつものようにミニカーカタログ三昧、嗚呼、身軽でゆとりのある旅がしたいといつも思うのですが…
Kimさん、カムサハムニダ、ト ベプケッスムニダ!!(ありがとう、またお会いしましょう)