Asian Cars通信 ~since 2005~

日本とアジア各国の車の紹介と国内・海外の車にまつわる取材記。きっと、新しいアジアカーの時代が来る!!

いわゆるアジアンカーについて

2008年01月14日 | ニュース

このところ、アジアの自動車市場では大きいニュースが次々報道されています。
思いつくまま挙げてみると、
ヒュンダイの新しい高級車「ジェネシス」発売(韓国)
ルノーサムスンSM7マイナーチェンジ、新SUVデビュー(韓国)
インフィニティEX発売(韓国、台湾)
トヨタ、ベストセラー車「カローラアルティス」フルチェンジ(台湾)
日産、台北車展でGT-R展示(台湾)
日産ティーダマイナーチェンジ、世界先行発表(中国)
日産キャシュカイ(日本名デュアリス)現地生産・販売(中国)
などなど。

これらは横に置いといて、記者がずーっと気になっている車があります。
台湾などで売られているいわゆるアジアンカーです。三菱はZinger、トヨタはイノーバという車を投入しています。
台湾在住の日本人で、事業を興しておられるtw_dot_comさんより、これらの車について以下のコメントをいただきましたので紹介します。

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 三菱ZingerはFREECA後継車という位置づけで、休旅車(RV)というよりは商用車に近い車です。いわゆるアジアンカーと言えばお分かりになるでしょうか?
 トヨタイノーバもZACE(ゼイスと読む)後継の商用車でZINGERと同じカテゴリーに入ります。 FRを採用したのは、あくまでも商用ユースがメインのためでしょう。
 FREECA、ZACEとも古いエンジンを使っており2008年から始まる新排気ガス規制に適合しないため、両社とも排ガス規制適合エンジンの新しいタイプの商用車兼RVとして相次いで発売しました。
 ただ過去のZACEのように豪華にデコレーションされた東南アジア向けRV風味商用車というのは、目の肥えた台湾人にはもう乗用車としては受けないのかもしれませんね。

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(記者コメント)
台湾仕様イノーバの排気量は2700ccのみ。インドネシア等では2000ccの3列シート仕様があるが、ウィッシュとの競合を避けるためか台湾では導入されていません。
2700cc4気筒、商用車(バン)、後輪駆動、レザー木目内装という取り合わせこそアジア的。日本でいえば、昔あったクラウンバンのような「高級商用車(笑)」的位置づけでしょうかね。


イノーバ


Zinger