＊桜のトンネルとカメラ女子＊

この道を、一緒に歩きましょう
桜のお花を、見上げながら



ふと見ると、写真を撮っている後ろ姿
とっても、かわいい、カメラ女子
モデルさんを、お願いしました



カシャ、その時、シャッターを切る音が
もしかして、そのカメラに私が（/。＼) ハズカシイ


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みなさまのご訪問に、感謝です

1％の奇跡

母が入院している病棟の廊下の端は、
一面がガラスで、景色が、よく見えました



東側は、特急こうのとりが走る、桜並木
南側は、六甲山系
起き上がってみられない母に、
写真を撮って、見せました

ガラス１枚隔てた中と外は、全く、別の世界
一度でいいから、外の空気を吸わせてあげたい
それが、私の願いでした

ある日、先生に、相談してみました
外に出ることはできますか？
「それじゃあ、外泊してみる？」

予想以上の言葉に、うれしくて、うれしくて
今、思い出そうとしても、
何と、お答えしたのか、覚えていません

奇跡にも、確率があるとしたら
私の中では、１％もなかったぐらい
家に帰ることは、母の一番の願いでもありました

一泊２日の、短い外泊
それでも、母の顔は、輝いていました
家にいるのが夢のようだと、帰りたくないと、何度も言いました

父が、山で採ってきた、ふきのとうで、ふき味噌を作りました
母に味見をしてもらうと、
「もう少し、お砂糖と、白みそを入れて」
これでどう？
「美味しくできたね」

おかゆと、ふき味噌
かぼちゃのポタージュ
そして、カレーも、みんな、完食！



帰りの車の中から、母と一緒に桜を見ました

ほら、もうすぐ、右に桜が見えるよ
「見えた、見えた、きれいやなぁ」

母の胸に、そっと、顔をつけると
やさしい温かさに、涙が出ました

こんな、大切な時間をくださった先生
協力してくださった、スタッフの方々、そして家族
とても、感謝しています




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読んでくださって、ほんとに、ありがとう

移りゆく季節の中で

タンポポの写真を撮っていると
春を告げるように、ツマキチョウが舞い降りました



東京と、ふるさと兵庫県を、行き来しているうちに
ふきのとうが顔を出し、桜が咲いて、そして、散っていきました
時の流れが早く感じました

入院中の母は、ベッドの上で、
家族が、会いに来てくれるのを、心待ちにしていました
思い通りにならない体で過ごす時間は、とても、長いと思います

私の顔を見ると、ほっとしたような表情
「のどが、からから」
冷えた飲み物を、コップに入れると
ストローで、一気に飲みました

一時は、食べられない時期もありましたが
今は、食べたいものも、言えるようになりました
「アイスクリームが食べたいなぁ」

美味しそうに食べる母
まだ、食べられる？「うん」
母の世話ができること、とても、しあわせだと思いました





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ほんとうに、ありがとうございます
元気をいただいて、また、続けていこうと思いました
これからも、どうぞよろしくお願いします


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