たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

革命機 ヴァルヴレイヴ 24話(最終話) 感想

2013-12-27 01:37:17 | ヴァルヴレイヴ
ヴァルヴレイヴの評価を下す

錬度評価、C(凡作と良作の間くらい)


とりあえず最終話の感想で色々と言いたい事を

・世界の人々馬鹿すぎワロタ。ちょろすぎワロタ。いや世界が馬鹿なんじゃなくてネットを使ってお祭り騒ぎする人らが総じてアホなんだな
 このあたりは現実(我々の世界)を忠実に再現している

・やはりというかなんというかヴァルヴレイヴの正ヒロインはエルエルフ
 ラストなのにヒロインとの絡みが一切無かった主人公は斬新すぎる。やっぱり三角関係はぼかしてきたなあ

あれ、色々と突っ込もうと思ったんだけど以外と出てこない。まあいいか



うーむ、やはりテンプレどおりに終わったなあ。これは多分劇場化もないな
ヴァルヴレイヴ二期はやけにテンプレ通りにストーリーが進むことが多かった。一期の破天荒さを考えても特に
導き出される結論は・・・ヴァルヴレイヴは一期制作時点では二期はストーリーの大枠だけ決めておいて、詳細は一期が終わった段階でまとめに入るって制作スタンスだった可能性も考えられる
たしかインタビューでも二期は一期から時間をあけているために一期の反響を考慮して物語を軌道修正していけるように作ってあるとも言っていたし
まあ所詮メディアの記事だから気持ち半分程度に受け止めるべきだけど
一番この疑念を抱いた原因ともいえる部分がエルエルフ、リーゼロッテ関連のイベントである。もっと壮大なものを思い描いていたのに蓋を開けてみればかなりびっくりさせられる内容だったからなあ
そして一期で執拗に描いたハルト、サキ、ショーコの三角関係が無かったかのように二期では恋愛イベントは特になし。この部分も二期は一期を作成してから煮詰める予定だったのではないかと思われる部分である

まあ恋愛していく余裕なんて無かったのはわかるけどね
とりあえず二期で追加された作品としてのテーマの一つと思われる種族を超えた愛、他者との共存?(・・・ぴったりの言葉が思いつかない)を描くために
ハルトとショーコの絡みを入れてきたのはあるんだけど


というかこの作品に漂っているテーマは「報われない愛」で間違いはない。一期のころの感想でも書いたけど報われた奴はサトミとタカヒくらいだな
ラストのあのカットはサトミとタカヒだよね・・・?


いやあ、見事に北斗の拳状態でしたな



あ、そうそう。アキラちゃんは死ななくて良かった良かった。そのかわりイクスアインは死亡フラグを引っさげて登場し案の定死んだけど
正直あれは分かり安すぎる死亡フラグwwwww


あとはまあクーフィアも死にましたな。あいつは本当に死んでよかった。アキラチャンが死ななくてなにより


そしてハルトはやはりそばにいるよのED曲とともにラストバトルでカミーユになるんだけど、分かりきってた展開故かイマイチ熱くなかったんだよなあ
あの記憶を犠牲にして戦うって燃える展開は先にマリエがつかっちゃったからな。二番煎じは駄目だ。もう少し捻りがほしかった


というかロボット物のほぼすべての作品に通じる部分だけどもラストバトルが予定調和すぎてイマイチ熱くなれないんだよなあ
最近の王道テンプレラストバトルでこれは熱いと感じたのはガンダムOOくらい
あれはテンプレを練磨しまくって逆に燃える、ああ・・・そうくるか。という熱い展開でラストを締めたからね(最新鋭機を捨てて過去の愛機で戦う二人。あれは互いの原点。キャラ造形の起源のぶつかり合いでもあった)

なんというかヴァルヴレイヴは23話の時点で24話の内容が9割読めてしまったんだよなあ


あとヴァルヴレイヴには作品にハルトとショーコの心のすれ違い、互いに相手を求めるが想いが二人の距離を遠ざけなんたらかんたらっていうテーマがあるんだけど(骨子となるテーマであるはずだが一本筋を立てて描いているようには個人的に思えないので上手く言葉にはまとめられない)
その決着が上手くついてないんだよなあ。せめてショーコを物語中盤からも積極的にストーリーに絡めて説得力を持たせるべきだった
物語後半でモジュールに帰還したら思い出したかのようにそのテーマが再び描かれだしたからなあ。中盤でリーゼロッテによる「異種間の生物は簡単に分かり合えるものではない。隔たりや障害がたくさんある」的なクッションをいれてはいるものの
またハルトのカミツキ化が後天的なものであることも、このテーマを描くにあたって邪魔となる要素。テーマに説得力を持たせるのならリーゼロッテをもっと序盤から出して、エルエルフとリーゼロッテの種族を超えた愛でそのテーマを貫いていくべきであったのではないかと

うーん、やっぱり二期はその場その場で考えながら作っていったという見解でいいのかなあ
他の作品でいう一期が人気でたから二期を作りました。でも一期で描きたいテーマは完結したからそれっぽいものを二期でテーマに掲げて作っていかないとなあ。テヘペロ
っていうアニメに通じるところがあるような。まあヴァルヴレイヴの場合は一期では完結すらしておらず物語でいうところの起承転結の起の部分しか終わっていなかったわけで、その点なおさら二期を有る程度自由に造っていきやすかったのかも

あ、一つ重要なことを思い出した
一期でアイナが死んだ直後の戦闘でハルトと先輩はそれぞれアイナの思念のようなものを感じ取っていたけどこの部分の伏線は回収されてないよね
やはりこういったところからも二期は一期の流れを汲んで後付で作ったって疑念が生じてしまうんだよなあ


とまあヴァルヴレイヴを酷評しているような感じになってきていますが作品自体の評価としてはなかなか面白かったです まる といった感じ
むしろ最近の言い方悪いが糞みたいなロボットアニメと比較するとかなり善戦してるほうなのではないかと

二期の後半はテンプレオブテンプレで話が進みましたが、それ以外の部分は破天荒極まりない斜め上展開で毎週視聴者を楽しませてくれましたからね
まあその破天荒さサプライズの連続で、物語の深遠にはなにがあるのだろう。マギウスの正体とは?ヴァルヴレイヴとは一体なんなのか?と期待を膨らませて見たら全然たいしたことのない真実で若干の拍子抜け感はありますが

この部分だよね。物語の隠された真実、バックボーンにものすごくとてつもないものをあらかじめ用意していればヴァルヴレイヴの全話視聴後の印象はがらりと変わったものになっていたことでしょう。前半で盛り上げた要素をキチンと消化いや、昇華していれば良作と神作の中間くらいにはなっていたかも
どうしても物語の真実の部分がとってつけたようにしか思えないんだよなあ
ハルトの出生の秘密=肩透かし、エルロッテのイベント=肩透かし、世界を裏から支配するマギウス=肩透かし
もう少しうまく料理して描いていればまた違った印象にもなっただろう

一期序盤の作品の謳い文句に「世界の真実を暴く」というものがあった
最初みたときはどんな真実が暴かれるのかとわくわくしていたが、全話視聴後は「世w界wのw真w実wをw暴wく(キリッ)」

だからな



さて、とりあえずネガティブ感想は終わり
ヴァルヴレイヴの良かったところを上げていこう

まずは何はともあれエルエルフの存在。正直ヴァルヴレイヴはエルエルフを生み出せたことに功績があるというかエルエルフが作品の面白さの大部分を構成していた印象
ただ、仲間になると弱体化するという例の病気のせいで正式に仲間になってからは少し頼りなくなったが
また何度も言うがエルロッテね・・・。正直二期は話の主軸をエルエルフとリーゼロッテにシフトさせて異種間の愛というテーマにシフトさせたほうが良かったというか個人的に見たかった

またヴァルヴレイヴは実は熱いアニメであるんだよね。特に犬塚先輩が熱かった。彼は咲森学園の良心
そしてヴァルヴレイヴはアニメ制作者が描きたい場面ありきでイベントや物語が作られているようだからか、各話各話・・・部分部分が面白いんだよね
そのせいもあってかストーリー全体を通して見たときに話に一本の芯がないというか、どこか中に浮いたような感じだけど
毎回毎回一話ごとに視聴者を楽しませようとするスタンス。この点が好ましかった

あとはなんだかんだいってもやっぱり制作費がけっこうすごいよね
各方面のお金のかけかたやクロスメディア等に色々とがんばっている。作画がなかなか高レベルなのも余良かった。一部作画崩壊もあったが


そしてなによりヴァルヴレイヴ節。他のアニメでは見られない。このヴァルヴレイヴ節が良かった
ネタ的にも味的にも。おそらく狙い半分天然半分な按配だとは思うが。これもごった煮状態の制作スタンスがなせる業か?




とまあ基本的に面白かった。やけにいい部分の評価が少ないがwww
振り返って見ると全体としてある程度まとまっていましたしね


冒頭でも述べましたが凡作と良作の間、もしかしたら少し良作よりかも・・・って具合かなあ




とりあえずそろそろ寝ますので今日はこのあたりで




ああ、来期から何のアニメを楽しみにして生きていけばよいのだ・・・・


フッフッフッフッフ。心配あるまい。来年の四月からはあの、我らが岡本倫たんの至高の漫画・極黒のブリュンヒルデがアニメ化されるし
何よりも来年はあのFATEが再アニメ化される。そしてアニメ化されるルートはとある情報筋から入手したものによると私が一番好きなルートである

UFO「ついてこれるか・・・?」私「ついてこれるか・・・じゃねえ。てめえの方こそ、ついてきやがれ!!!!!!!」

まあ予定が変わっていなければの話だけども



というか本当一月から始まるアニメで何を見たらいいかがわからなくて困る

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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-12-27 05:08:01
物凄い最終回だった
結局ハルトとショーコはもう元には戻れなかったということなのか……
第三銀河帝国と対峙してた謎のおっさんは結局マギウスは全殺し派の人々の末裔ということで良かったのかな?
個人的にはカイン大佐は倒しても評議会のメンバーにはもうちょっと頑張ってもらっても良かったんじゃないかなあ
あとコックピットに攻撃がぶち当たるともろ大ダメージというのは良かった
うーん凄いストーリー構造だ…大概のストーリーは途中で過去にずいずい掘り進むのですが、今作はそこを抑えに抑えて常に全力で前に突っ走り続けるという…(^ω^;)
あとエルエルフが記憶の齟齬を起こしていた事で、アードライ達と一悶着あるかと思ったら何もないだと……!?
うーむ、もう一回ざーっと見直してきます
Unknown (Unknown)
2013-12-27 06:50:00
連投失礼します
ヴァルヴレイヴ最終回なのでコメントさせてもらいましたが、う、うーん、どうも今年の3ロボはどれもあれ?あれるェ?という印象だった
どれもこじんまりしておったというか…もっともっとキレッキレではっちゃけてもいいのよ?(´・ω・`) 
僕は冬、春は銀河美少年スタッフによるキャプテンアース、そしてあの渡辺監督によるスペースダンディに大いに期待してます
それにしても大河内氏は下手に綺麗にしようとするとほんとイマイチだなあ…ユフィの頃のキレはどこいってもうた
まあ何はともあれ先が気になる面白いアニメではありました、間違いなく
スタッフの皆さんお疲れ~
Unknown (たきゆ)
2013-12-29 00:15:20
コメントありがとうございます

確かに良い意味でも悪い意味でも全力疾走で駆け抜けたアニメでしたねwww

コードギアスと比較してしまうとどうしても「うーん…」となってしまう


来クール注目作はキャプテンアースにスペースダンディですか
全く新アニメの情報を仕入れていないのでチェックしときます!

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