石屋さんの独り言

群馬県高崎市にある石商中里です。
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夫婦の詩

2015年03月24日 | 石屋さんの独り言

とある納骨があった日。

いつもながら、お客さんを待ちながら墓地内を散策していました。

ふと、ある墓誌に目がとまりました。

それはとある夫婦がそれぞれに刻んだ詩があったのです。

 

昭和61年、59歳で亡くなられた妻の詩です。

 「読む吾子と もの書く夫とひとつ灯に つくろいの針を運ぶ 秋の夜」

平成26年、96歳で亡くなられた夫の詩です。

 「次の世も ひたすらに汝をさがしあて 終生をまた 共にすごさむ」

 

どう思うかは人それぞれだと思いますが、

ちょっとした日常風景ですが、その何気ない日常が幸せなんだと。

妻が亡くなって29年経ちますが、いつまでも妻を愛していたのだと。

そして次の世も、また一緒になりたいと思う。

ちょっと気持ちが温かくなりました。