いよいよやってきました。
第二土曜日のお茶会当番・・・
我々チーム卯月の出番です
道具やお花の準備をしたり、みなさんに楽しんでもらうべく
ここ数ヶ月いろいろ作戦を練っておりました。
米棚
これは流祖不白が米寿の折に考案された
お棚です。
水指は赤絵の八角鳳凰分です。
「夜桜」 金林寺のお棗
透木釜
竹林の地紋を施した「乙女御前」のお姿
ちなみに透木釜というのは、そろそろ暖かくなってきたので
お客様に火を見せないように、という配慮から
この時期使われる刃がついたお釜です。
この刃を透木に乗せて使います。
桜と山吹
お花入れは「そろり」 花台は「そろり盆」
未熟な私が生けました・・・
お床 全景
4月10日が若先生のご命日だったので
一席目にお供茶を点てさせていただきました。
大先生がそれをとても喜んでくださって、お写真を降ろして
お供茶のところに置いて下さいました。
若先生の亡くなられた日も桜が満開だったので
今回のお茶席は桜でいっぱいにしました。
お軸:「竹有上下節」(竹に上下の節有り)
これには「松無古今色」(松に古今の色無し)という対句があり
松は古今東西いづこにあれど変わらぬ緑ということから「平等」を表し
竹も変わらず緑ですが上下に節があることから「礼節」を表し
「平等の中にも礼節を重んじなさい」という意味だそうです。
お香合
「吾唯足知」 龍安寺の手水鉢を模したものです。
真ん中の口が全ての漢字に使われているんですね~。
わずかのもので満足せよという「知足」の意味です。
これもとても厳しい意味で、心したいと思う言葉です。
中に入っているお香は「梅が香」です。
お供茶とお菓子
お菓子(奥)は流水(「水ぬるむ」だったかな?)
手前はみなさんからのお持たせのお菓子です。
お供茶の茶碗も「夜桜」というご名がついていて
黒い中に桜があります。
このお茶碗も若先生が亡くなられた時に
頂いたお茶碗だそうです。
若先生を偲びつつ、一席目はちょっとしっとりした感じになりました。
そしてニ席目・・・
チーム卯月のA野先生は英語の先生なので、英語の席にすることにしました。
お正客はもちろん若です
だいぶ前からお軸やお道具の英訳をしていたA野先生は
とてもキレイな英語でスラスラとご挨拶をして
いつもとは全然違った雰囲気のお席になり
他のお客様たちも一生懸命英語でご挨拶してくださって
ある意味いい感じのお席になりました。
A野先生だからこそ出来る試みだと思ってやったのですが
みなさんにも喜んでいただけてよかったです
本当は2月のはずだったのに、いろいろな事情で
気が付けばトリを務めてしまった私たちチーム卯月ですが
プレッシャーと緊張にも負けずどうにかお茶会をやり遂げることが出来て
心からホッとしております。
お席持ちがどれだけ大変かということも今回よく分かり、
本当に勉強になりました。
いつか本当のお茶会のお席持ちをすることがあったら
今回のチーム卯月での経験がきっと役に立つことでしょう。
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気がつけばお茶会当番トリを飾ることになってしまい、ものすごいプレッシャーでした
やっと終わってくれて心からホッとしています。
あまりの緊張とプレッシャーのせいで体調崩してしまったんでしょうかね~
ご心配お掛けしました
ウズキではなく、見事なチーム卯月でした
チーム炉開きも最初で大変だったけど、回を重ねるごとに工夫がされて、結構なプレッシャーですよね
体調は、大丈夫ですか?
熱は下がった?
くれぐれもお大事にネ