Tさん
昨日も喋った“里山”!今日は、豊岡市で炭焼きで資源循環による
地域再生に取り組んでいる神鍋白炭工房の田沼光詞さんとお電話繋がっています!
こんにちは~!
田沼さん こんにちは~
■取り組みについて
●田沼さんは具体的にどんな活動をしていますか?
炭作り、薪作り、地域づくりを信条に頑張ってます
具体的には地域の木質資源を利用して主には炭を焼いたり薪を作って販売して
います。新しい事業では薪ストーブ薪ボイラーも販売しています。
●実践していることは??
適地適作・適材適所をモットーに取り組んでいます。
昔の人は、そつなくいろんな事を行ってきました。
野菜を作るにもそこに適した作物を育て、山にある素材も杉やヒノキなどの
真っ直ぐな材は建築材に広葉樹なんかは炭や薪にして活用していました。
実をつけたり花を咲かせえるものは大事にしてきました。
地域の資源をいろいろな所につなげる事に努めています。資源・食材・人材・
観光資源をいろんな求めているところへ、消費する場所へ繋げられればと考えています
●炭がエネルギーに変わる?
囲炉裏や火鉢は定番の道具で弾を取れますよね。
炭は炭素の塊ですから火をつけると酸化反応が連続で起こり発熱して
高温を発します。
炭素純度の高い白炭なら電子を沢山持ってますので電池にもなります。
ただ、じつは生産段階でエネルギーを相当消費しています。
1kgの木材で白炭に出来るのは10%-15%程度です。
炭素率の低い黒炭でも25%程度でしょう
発熱エネルギーだけ取り出すには電気に変えたり炭に変えるより、あるいは
木質ペレットにしたりせず単純に薪にして使うのが最大の効率で使えると思います。
炭にする事によるメリットは別にいろいろ有ります。
炭にする事で体積を減らし、安定した素材で半永久に保存できます安定した火力で、
しかも室内で使え、物を美味しく調理できます。火力のコントロールも容易にできて
先人が考えた素晴らしい知恵なんですよね。
●炭をニワトリや豚のエサに混ぜていた!?
僕が前の仕事で全国いろいろ農業や畜産、水産の現場で炭を活用してるところ
沢山見ました。
いずれも健康な商品を高付加価値なブランド食材を作られてました。
その肉なんかは投薬もほとんどされてない、内臓がとてもキレイなものでした。
人間も食べた方が良いなと思いました。
と言う事で、うちでは食べる炭を作っています。
■神鍋白炭について
●神鍋白炭はどんな特徴が??
熾しやすく、そこそこ長持ち
爆ぜにくいので安全。お値段も備長炭ほど高くない。
そして熾したらすぐわかります。
炎を上げない・煙が出ない・まったく臭わない。
うちの.商品でも硬い1級以上の炭だと浄水がお勧めです。
飲食店さんも炊飯器にいれたり、だしの抽出が良くなるので出汁取り、煮込み
料理にも活用されています。
■里山を資本に
●いつ頃から里山の活用を考えていました?
昔っから思ってました。炭を焼く事は里山利用の代表選手ですし、山野草、
木の実、きのこ、ジビエなんかは高付加価値商品になると思っています。
●竹ボイラーは画期的!
放置竹林で困ってる竹を燃料にしてしかも3mの割らない長いままで燃やせるのは
画期的です。
そして電源もいらないのは素晴らしいです。
100度のお湯は容易に作れますよ。
里山を整備して、エネルギーに変えて、環境を汚さない。まさに三方良しです。
■これからどう未来を見ていますか??
相当価値観が変わってくると思います。
石油・電気もふんだんに使えない世の中が来そうです。
でも便利快適を失いたくないですよね。
古いアイテムの炭や薪や水車なんかで生活する事が
新しい楽しみで有ったり満足感得られる人が増えてくると確信しています
■僕たちに出来ることってありますか??
少し離れた化石燃料に頼らない未来の自分を想像してみてください。
そこから溯って今からどうするか考えて欲しいです。炭や薪を活かすライフ
スタイル。仲間で少しの物をシェアする分かち合う、楽しく語り合う生活しませんか。
まずは→里山の現状を知ってほしい!
神鍋に遊びに来てください。
Tさん では、田沼さんありがとうございました。
有難うございました。
…と言うふうな個人的なシナリオ書きましたが
実際は全然違う内容
途中から違う質問ばかり来てました。(笑)
ラジオ関西の放送音声を入手しました。。。
どうしても聞きたい方はどうぞ。
そうですね~って何回言うんや~(笑) 数えないでね。。。
https://www.dropbox.com/s/2vk1md96x6b9v80/20140121田沼様.mp3