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Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

エヴァ新幹線です~KATOの500系新幹線「500 TYPE EVA」タイプを買う

2016-08-06 23:11:55 | 鉄道模型-特急・急行形

こんばんは

毎度おなじみ流浪のKボーイでございます

今日(8月6日)は『鉄道模型コンテスト2016』が
東京ビックサイトで開催されたので行ってみました

メインは高校生の方たちが制作したモジュールレイアウトで
個性あふれる作品も多く非常に感激しましたが、
その話はまた別の機会にして

その鉄道模型コンテスト会場にて
数量限定で先行発売された
KATOの特製Nゲージを購入しました


その車両は


シンクロ率100%
エヴァンゲリオン初号機塗装のエヴァ新幹線!


ということで


KATO 品番10-942
『500系新幹線「500 TYPE EVA」タイプ』

が入線しました

Nゲージでは初の製品化となるエヴァ新幹線

商品名からわかるように、この製品は
「500系のぞみ」の金型を流用しているタイプ品

そのため
実車の500系7000番台(V編成)とは
パンタグラフや窓割をはじめ、
実車と大きな違いがある箇所があります

既に競合メーカーのTOMIXでも
500系「500 TYPE EVA」の製品化が決定しています

こちらは正規のV編成の金型を使えることから
実車にこだわるなら
KATO製を買うメリットは薄いと思います

それでも、私はあえて買いました

その理由はKATOの特設サイトにありました

曰く、
“過去最高の難易度”
といっても過言ではないほどの困難さを伴った、

500 TYPE EVAの塗装を車体全体に施した
実車そのままのフルラッピング仕様。


とくに印象的な先頭車の塗装・印刷工程では、

関水金属のプロフェッショナルが試作を重ねた結果、
50年のNゲージ製造の歴史の中でも
類を見ない方法が選択されました。


とあったので
KATOファンとしては
無視する訳にはいかなかった

そして何より、
試作品のカッコよさにも惚れました



例によって色々と語りますが

エヴァだけにいつも以上に
サービス、サービスゥ!
でお届けいたします

まずは実車「500 TYPE EVA」のお話です


(実車・東広島駅にて)

500系新幹線「500 TYPE EVA」は、
2015年11月から始動した
「新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト」の一環として
同年11月7日から運転を開始しました

このプロジェクトは2015年に
山陽新幹線は全線開業40周年を、
『エヴァンゲリオン』はTV放送20周年を迎えたことから
その記念として企画されました

監修は『エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明氏、
車両デザインはメカニックデザイナーの
山下いくと氏によるものです

特に庵野氏は鉄道にも造詣が深いことで知られており
JR西日本とのコラボは強力なダックと言えるでしょう

追記:実車は2018年5月13日で運行を終了します



では、さっそく模型を見ていきましょう

まずは最も気合の入ったパッケージからです


車両ケースは黒の特別仕様で、
「新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト」のロゴ入りです

こだわりのスリープは
実車をデザインした山下いくと氏の描きおろしです

通常の紙製スリープよりも厚めに出来ています



こちらが側面です
商品タイトルの文字は、お馴染みエヴァフォント



そして、スリープの背面
スリープの背面右下には
公式認定商品を示すホログラムがあります

左に写るのは、鉄道模型コンテスト会場での
先行購入者の限定のクリアファイルになります

そして

特製のリレーラー 
「エヴァンゲリオン初号機塗色車輌走行専用滑走機」
とあります


次の車両を見て行きましょう


8両全てを並べてみました

見るからに複雑な塗装ですが
きちんと再現できているでしょうか?

ご安心を


KATOが製品化にあたって「最高難易度」と評した
流線形先頭車の複雑なデザインも
乱れなく決まっています


これがKATOの本気なのです!


この手の複雑な塗装・印刷をした場合、
滲みやムラがあったりするのが常なのですが
肉眼では本当に見当たりません

色の境界線は多少見えますが、
通常品と変わらないレベルです

先頭車の側面





ノーズ部分になります

さて、
この製品はタイプ品で実物と異なる部分がある
と述べましたが

一番大きな差異のある個所は


パンタグラフとその周辺部分です

実車は7000番台化改造の際に
従来のパンタグラフがあった車両とは別の車両に
パンタグラフとそのカバーが新設されました

その際、従来の翼型ではなく
シングルアーム式パンタグラフとされ、
カバーの形状も角ばったタイプになりました

模型では、「のぞみ」の金型を流用しており
翼型パンタグラフのままです

ただし、実車を無視すれば
こっちの方がカッコいい
と私は思います

また3号車と7号車の博多寄りには喫煙ルームが設置され
窓が2か所埋められましたが


(実車の3号車博多寄り)
模型では

窓ガラスを車体色にすることで処理しています

次に付属品を見てみましょう

付属品は説明書以外では行先表示シールのみとなります


行先表示シールは、もちろん専用品
行先は「こだま 新大阪」と「こだま 博多」が収録されています

参考までに説明書の画像も載せます


説明書にもエヴァフォントがふんだんに使われています

では最後に車両紹介を


1号車 521-7002
博多方先頭車になります

実車では展示・体験ルームになっています
本来は運転室側面に丸い小窓がありますが
模型では省略されています



2号車 526-7004
実車は特別内装車として
「EVAデザイン」を施した車内となっています

本来、パンタグラフは車両の新大阪方に位置しますが
模型では博多方です




3号車 527-7003
「こだま」では自由席車となります
また、博多方には喫煙ルームがあります



4号車 528-7002
新大阪方車端部に
特高圧引通線のケーブルヘッドあります




5号車 525-7004
博多方車端部にケーブルヘッドがあります




6号車 526-7202

動力車はコチラです

実車はグリーン車からの改造車で、
改造の際に座席表示機が追設されましたが、
模型ではグリーン車の金型をそのまま流用しています

そのため、説明書では座席表示シールを
車体に直接貼るように指示しています




7号車 527-7702

パンタグラフの形状や喫煙ルーム設置に伴う窓埋め、
新大阪方の検電アンテナが無いなど
実車と異なる箇所があります




8号車 522-7002
新大阪方先頭車になります

車両紹介は以上です

説明したように、
実車の形にこだわる方にとっては不向きな製品です

むしろ、エヴァンゲリオンの世界観を楽しみたい方や
KATOの最高水準の印刷・塗装技術を見たい方向けです

一通り中身を眺めてから、エンドレス線路で試運転


線路上に置くと、
まさに遠い未来からやってきた超特急です

ちなみに会場の様子ですが
午前8時から入場券の発売が開始され
入場券を購入後、スタッフにそれを見せると
受取時間が指定された整理券が配られました

結果的には開場前に並ばなくても買えました

13時のKATOブースでの新商品説明会で
KATOの営業担当の方が
「まだ残っているので是非お買い求めください」
とアピールしており
その後、私が帰ろうとした15時の時点で係員に聞いたら
まだ整理券が残っていました

そしてKATOの公式のツイッターを見る限り
どうやら1日目は売れ残ったようです

欲しい人には行き渡ったという意味では
会場限定品としては合格なのでは?

やはりTOMIXが正規品を出すのが大きいようです
正直TOMIXが製品化発表をしなかったら
あっという間に完売だったでしょう

(目に留まることはないけど)KATOの担当者様へ
企画自体は非常に素晴らしいと思います
とは言え、
TOMIXが製品化する恐れは大いにあったので
車体を一部新規金型を製作しても良かったのでは?

そういえば

KATOはエヴァンゲリオンの登場人物が出てくるのはこの紙袋ぐらいです

以上です


2018年5月2日加筆修正済み

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