2020年2月1日追記
「弱冷車」の変更に対応した、
新仕様の発売が決定しました
車両番号もLS07編成から
LS06編成に変更になります
(発売決定時はLS09編成でしたが後に訂正)
ということで、この記事は
旧製品についての内容になります
こんばんは
このブログを書いていて語彙力のなさを嘆くKボーイです
今日のお話はタイトル通りです
仕事場で休憩中にふと
そうだ、今日はKATOの323系大阪環状線の出荷日だ!
とロクでもないことを思い出しました
特に予約をしてなかったのですが
既に秋葉原界隈の模型屋には並んでいて
あれ~?
想像してた以上に出来が良いぞ
気づいたら
しっかりお買い上げしたお話です、はぃぃ~
ということで、
KATOの323系大阪環状線が予定外(嘘っぽい)で入線しました
正式な商品名は
品番10-1465「323系 大阪環状線 基本セット(4両)」
品番10-1466「323系 大阪環状線 増結セット(4両)」
になります
まず、実車について説明すると
323系通勤電車は、大阪環状線のイメージアップを目的とした
「大阪環状線改造プロジェクト」の4大重点施策の一つとして
2016年12月から営業運転を開始した電車です
従来の103系および201系は片側4ドアでしたが
323系では片側3扉の通勤電車となりました
これはホームドア導入に向けて、
大和路線や阪和線から直通する快速電車と
ドア位置を統一するのが狙いとなります
さて模型の方ですが
Nゲージでは既にTOMIXが去年3月に発売しており、
1年遅れでKATOが発売したことになります
KATOのプロトタイプは
吹田総合車両所森ノ宮支所所属のLS07編成となります
(実車:323系LS07編成 安治川口にて)
パッケージは例によって基本セットが
発泡スチロールの中敷きに紙箱の簡素なケース
一方の増結セットは
通常のブックケース形の車両ケースで、
8両分の収納スペースがあり、
基本セットの車両も収納可能です
基本セットが1・2・3・8号車
増結セットは4・5・6・7号車で構成されていて
動力車は2号車(モハ323-14)となっています
さっそく細かいところをいくつか見てみましょう
やっぱり大事なのはお顔、前面ですね
521系3次車や227系と同じデザインで独特の丸みを
特に違和感もなく再現されています
ライトの点灯具合は、
暗いものが多いKATO製品の中では明るい方
またオレンジ色のフォグランプも再現されています
先頭部分
行先表示や細かい標記類の印刷もバッチリかと
特に客用扉付近の印刷は色の種類が多いうえに、
細い線もあって素人目にも難しそうですが、
よくもここまで出来るものだと感心します
次にパンタグラフ周辺
クーラーの精密感が素晴らしいです
避雷器やヒューズ箱は取り付け済み
運転台もシースルー構造で
計器パネルも再現されています
前面行先表示は
「普通 大阪環状線」が取り付け済みです
この行先表示のパーツですが、
以前のKATO製品、例えばE233系だと
白文字部分は乳白色の成型色のままで
非点灯時に視認性に難がありました
ところが、
この製品に関しては
白文字も印刷されているのでクッキリ見えます
こういった点も少しづつ改良されているようです
後はいつも通り、安定のKATO品質ですな
なお付属品は
交換用の「普通 ユニバーサルシティ 桜島行」
の前面行先表示パーツと
西日本の優先席表示用のシールのみとなります
323系は営業範囲は
大阪環状線とJRゆめ咲線(桜島線)のみ
行先のバラエティも少ないので、
行先が印刷済みでも不満は無いと思います
ここで手元にTOMIX製もあるので
一緒に並んでもらいました
左がKATO、右がTOMIXです
比較しても造形に大差はないと思いますが、
KATOは貫通扉の窓ガラスのワイパー表現を省略しています
一方のTOMIXは前面にダミーカプラーではなく、
TNカプラーを採用しています
またフォグランプはKATOとは違い黄色です
一方でKATOとTOMIXの
それぞれのセンスが出てくる部分は色解釈
KATOは銀色も含め全体的に良く言えばシックな印象
グレーの帯はいくらなんでも濃すぎるが…
実車のグレー帯はステンレス地に埋没気味です
一方のTOMIXは明るめの色合いです
基本的に銀色以外はTOMIXが私の好み
うん、車高が随分違うね?
これはKATOのサスペンション機構を採用した車両に特有です
上の画像はクモハ323の側面比較になります
上がKATO、下がTOMIXです
塗装・印刷以外の造形に差異は殆どないです
屋根に関しても、KATO製の方が
クーラーが細密であること以外は区別がつきにくいです
それだけ、
両社ともに高い完成度にある証明ではないかと
追記になりますが
模型では実車通り1・2号車に
「弱冷車」ステッカーが印刷表現されています
ところが
模型の発売から約1カ月半後の2018年5月7日より
JR西日本では「弱冷車」の設定位置が変更となりました
また、「弱冷車」を案内するステッカーについても
英語の案内表記が追加されています
大阪環状線の323系に関して言えば
5月7日からは2・7号車が「弱冷車」になりました
新しいタイプの「弱冷車」ステッカーは
画像のように客用扉の右側に貼られています
ただし、2号車のモハ323のように
既存の車いすステッカー等が干渉する場合は
客用扉左側に貼られています
TOMIX製は「弱冷車」ステッカーを
インレタ(転写シート)で表現する仕様なので
細かい変化に対応可能ですが
印刷済みのKATOでは、こうした変化に弱いですね
次回の再生産はどうなるのでしょうか?
2020年2月1日追記:
再生産ではなく新製品扱いで対応
細かい部分を見た所で
毎度おなじみ車両紹介をいたします
〇基本セット
1号車 クモハ322-7
内回りでの先頭車車両になります
「弱冷車」ステッカーが印刷済みですが
先に述べたように5月7日以降は
その設定が解除されました
2号車 モハ323-14
パンタグラフ付きの電動車で、
通常使用されるパンタグラフ他
予備用のパンタグラフも搭載しています
模型での動力車はこちら
なお、編成内における動力車の位置が偏っているので
走行する線路の条件によっては
4号車ないし5号車を動力車にした方が
バランスが良いかもしれません
323系は運転に必要な装置を1両ごとに搭載する
「0.5Mシステム」を採用している関係で
中間車の床下機器はほぼ一緒であり、
交換しても問題ありません
こちらも「弱冷車」ステッカーが印刷済み
クモハ322と異なり5月7日以降も弱冷車ですが
掲出位置が変わりました
3号車 モハ322-28
パンタグラフなしの電動車です
モハ322は8両編成中に、4両が組み込まれます
8号車 クモハ323-7
パンタグラフ付きの先頭車で、
外回りでの走行時は先頭になります
〇増結セット
4号車 モハ322-27
環状線およびJRゆめ咲線では
終日女性専用車として運用されます
その明確化のため、
ドア横のカラーは通常のオレンジではなくピンク色です
また車内照明も識別のため
電球色LEDを採用しています
模型で室内灯をつける際は、電球色をつけるか
通常の白色にフィルターをつけると良いでしょう
5号車 モハ323-513
モハ323-0とは異なりパンタグラフは1基搭載となります
6号車 モハ322-26
7号車 モハ322-25
5月7日以降は弱冷車になりました
ここまで簡単なレビューをいたしましたが
まとめると、いつも通りの安定のKATO品質で、
十分おススメできる製品です
TOMIXも既に発売していますが、
それは各人の好みで選べば良いかと
現在の大阪環状線は周回列車よりも
大和路線や関西空港・阪和線方面へ直通する列車の方が多く
特急「はるか」「くろしお」も含め多くの車両と並びます
そういう意味では大変使い勝手が良い車かと思われます
ところで、購入した店名は直接には書いていませんが
わかる人にはわかるかな?
オマケ
実車LS07編成は、323系デビュー1周年を記念して
2017年12月16日から25日まで
行先表示がクリスマス仕様になっていました
以上です
〇3月30日に画像と文章追加しました
〇5月12日に実車の変更点を反映・画像差し替え
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