第4章の子母沢寛です。
「新撰組」3部作と「勝海舟」「親子鷹」が紹介されています。
<内容>
やはり子母沢さんの生い立ちが紹介されています。有名な話ですが、子母沢の祖父は彰義隊の生き残りで、けっこうやくざな人だったらしいです。子母沢さんは、この祖父に育てられたそうです。
だからか、子母沢さんの初期は「股旅物」ばかり書いていたそうです。いわゆる祖母の面影を追い求めていたようなことが書かれていました。
その後「新撰組」や勝の小説「勝海舟」「親子鷹」を書かれたそうです。
会田さんは子母沢さんがいなければ新撰組の真実は分からなかったようなことを話しております。事実、新聞記者時代の子母沢さんが新撰組の生き残りに取材したものを三部作として発表したわけですから。
司馬さんも、この三部作を大いに参考にしたと言っています。
ただ、会田さんは、子母沢さんは残念ながら祖父の影響からか、反体制の人物しか描けなかったというております。新撰組、勝海舟…と。
確かに、これなどは「書きたいものを書く」という本人の自由とも思いますが、会田さんはそう言うております。
傑作「親子鷹」は海舟と父の話ですが、まさに子母沢さんと祖父の関係と同じとありました。そして、最後に海舟が明治政府で役職をもらう前で筆を置いているのも残念だとありました。
<新聞記者>
司馬さんや松本清張さんもそうですね。記者というのは、自ら足を運び、取材し、事件の本質を見抜き、事実を書く。一方で、簡潔に面白く書く作業が求められます。歴史小説家には向いている職種かもしれないですね。
この評論を読んで「親子鷹」「勝海舟」を読みたくなりました。ま、新撰組三部作は絶対読みます。
あと2作か…。
「新撰組」3部作と「勝海舟」「親子鷹」が紹介されています。
<内容>
やはり子母沢さんの生い立ちが紹介されています。有名な話ですが、子母沢の祖父は彰義隊の生き残りで、けっこうやくざな人だったらしいです。子母沢さんは、この祖父に育てられたそうです。
だからか、子母沢さんの初期は「股旅物」ばかり書いていたそうです。いわゆる祖母の面影を追い求めていたようなことが書かれていました。
その後「新撰組」や勝の小説「勝海舟」「親子鷹」を書かれたそうです。
会田さんは子母沢さんがいなければ新撰組の真実は分からなかったようなことを話しております。事実、新聞記者時代の子母沢さんが新撰組の生き残りに取材したものを三部作として発表したわけですから。
司馬さんも、この三部作を大いに参考にしたと言っています。
ただ、会田さんは、子母沢さんは残念ながら祖父の影響からか、反体制の人物しか描けなかったというております。新撰組、勝海舟…と。
確かに、これなどは「書きたいものを書く」という本人の自由とも思いますが、会田さんはそう言うております。
傑作「親子鷹」は海舟と父の話ですが、まさに子母沢さんと祖父の関係と同じとありました。そして、最後に海舟が明治政府で役職をもらう前で筆を置いているのも残念だとありました。
<新聞記者>
司馬さんや松本清張さんもそうですね。記者というのは、自ら足を運び、取材し、事件の本質を見抜き、事実を書く。一方で、簡潔に面白く書く作業が求められます。歴史小説家には向いている職種かもしれないですね。
この評論を読んで「親子鷹」「勝海舟」を読みたくなりました。ま、新撰組三部作は絶対読みます。
あと2作か…。