Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

ピン球使って化学

2017年07月25日 | 理科
 課外をやりながら色々考える。

 生徒にとって分かりにくいことを もっと簡単に伝えられないだろうか?

 今考えているのが結晶格子bikkuri

 固体金属中で原子がどのように配列しているかを示したものだが,立体感覚の弱い子にはとてもわかりにくい かく言うSunQも,高校時代ぜーんぜんイメージ出来なくて,苦手な分野だったhekomi

 教員になって,模型を見ながらいろいろ考えて,ようやく理解することができた。

図1


この分野を理解するためには,実際に球体をいっぱい並べてみるに限る。
そこで今日は使えなくなった古いピン球を積み上げてみた。


写真1

(このピン球は,セルロイド製のくせにまともに弾まない超粗悪品で,もはや廃棄するしかないという代物horori
隙間なく敷き詰めたピン球の上に少しずつずらしながら,二段目・三段目を積み上げている。

 この構造見る角度を変えると,下図2のような構造が繰り返されてできているというのである。わかりますか~?(フツー分かんないよね)

図2


でもこれならどうかな,写真1の球①球②を取り除いて,Aの位置に球を1個さらに積んでみると

写真2


図3


 図3のような構造が斜めに傾いて存在しているのがわかりますよねbe 図3の構造の角を落とすと図2の構造になることも,すぐ分かってもらえると思う。

 これを見せて「なるほど」と思う生徒もいれば,依然として釈然としない生徒もいる。全員に分からせるのは難しいhi

 それでも,少しでも分かる子が増えるために 努力するのが私たちの仕事 これからも弛まず工夫を積み上げていかねば!

 ピン球たちもただ捨てられるのではなく,人の為に役立って本望なのでは(?)



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