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JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
【観劇レビュー&旅行記】(ブックマークのTOP)
で書いています

「大津留公彦のブログ」 閉鎖?

2006-09-19 02:13:59 | 日記
 この数日、「大津留公彦のブログ」へのリンクがエラーになるので、ご本人にメールを送って聞いてみたところ、どうも予期せぬ事故により、ブログが削除されてしまったようである。

 これは、プロバイダの問題やYaplogの問題ではなくて、どうも大津留さんの側の操作上の問題であったらしい。

 過去のブログは復旧できそうに無いと言うことで、彼は「泣くに泣けない」状況に陥っている。
 彼自身複数のブログを持っているようなので、活動は継続すると思うし、「大津留公彦のブログ」も過去データの再現は不能としても、再開はするだろうと思う。

 もし、ご心配の向きにはこの記事を皆さんのTBリストに送って状況をご説明ください。

 大津留さんへの励ましの便りは、この記事のコメント欄に書いて頂ければ、私から転送します。
 大津留さんのメルアドをご存知の方は直接激励をどうぞ!

「私達は忘れない」:靖国神社のプロパガンダ

2006-09-18 23:18:22 | 憲法
   写真は「遊就館」大型展示ホールの特攻兵器・人間魚雷「回天」
   もっと小さいと思っていたが、想像以上に大きかったので驚いた

靖国神社「遊就館」視察レポートの続き

 映像ホールでは1時間に一回プロパガンダ映画「私たちは忘れない」(50分)を上映している。

 この映画は、各種展示と相乗効果を持って、アジア・太平洋戦争(靖国神社では、一貫して「大東亜戦争」と表現)が、欧米諸国の植民地支配からのアジア解放の「聖戦」であったという意識を来館者に植え付ける役目を果たしている。
 
これまでの護憲派の知り合いの話では、一緒に連れて行った若者が、視聴後一時的に『軍国主義者になった』とか、若い女の子が涙を流していたとか、聞くいわく付きの映画である。

 映画の細部を、ここで再現するスペースも表現力も無いので、大まかな流れと感想を述べるにとどめる。

※ まず、うまくできた映画である。(良い映画という意味ではない)
  多くの日本人が見て、「そうだねぇ~」と思わせる導入を図っている。
※ 出だしは、可愛い子どものアップというイメージ戦略である。
 そして、今の繁栄した?日本の有様を映し出し、これは大東亜戦争で散っていった英霊達のおかげであることを強調する。
 ここでは、何故多くの有能な若者が死に至らさしめたかは不問である。

※ そして、19世紀からの欧米によるアジアの植民地化の歴史を映し出し、欧米が如何にアジアを侵略し収奪したかを描く。
 ここでも、初めて見る者にとっては、「なるほど、そうだったのか!」と思わせる演出を施している。(残念ながら引き込み方は“うまい”という他は無い)

※ この欧米のアジア支配から、アジアを解放するためには、大東亜共栄圏をつくり、アジアが協力して欧米に対抗しようという戦略が解説される。
 これに、中国や朝鮮の代表(実は傀儡)も賛成したが、中国共産党やソ連やアメリカの介入により反日抵抗運動が起こり、問題が起こったとされる。
 (長くなりそうなので、もっと要約)

※ 東条英機は戦線の拡大を避け交渉での妥結を図ったが(よく抜けぬけとこんなことが言えるものだ!)、アメリカのルーズベルトが日米交渉で無理難題を押し付け、交渉が決裂し、真珠湾を攻撃し大きな成果を得た。この日本の攻撃をルーズベルトが『思惑通り』と発言したことを持って、日米開戦はルーズベルトの謀略であったと断定する。

※ そして、ありとあらゆる断片的情報や当時のニュースや、日・米・アジアの人々の証言を編集して、この戦争がアメリカによって押し付けられた「やむをえない参戦」であったことを視聴者に印象付ける。

※ 前回の記事でも述べたが、この編集方針は
「つまみ食い史観」
と言わなければならない。
 一つひとつの情報は、一定の事実を含んでいるので、それなりの説得力がある。編集方針を全く反対にすれば(たとえば、護憲の観点から編集すれば)、同じ情報を使っても全然意味の違う結論を導きうる情報も少なく無い。
そういう意味でも、「うまいつくり」と言える。

※ 一方では、靖国神社の聖戦史観に邪魔になる情報は全く無視されている。
中国・朝鮮の女性を犠牲にした「従軍慰安婦」や、南京大虐殺や、対華21か条要求や、傀儡政権のでっちあげなどには言及しない。
 また、現に日本軍の侵略によって、ひどい目に合わされた人々の証言は、当然のことながら全く出てこない。

 特攻兵器の開発と出撃も詳しく描かれる。これまで海軍のゼロ戦などによる空中特攻と回天による海中特攻そして戦艦大和の特攻は知られてきたが、陸軍による海上特攻兵器も紹介され、多くの若者が大東亜共栄圏実現のために英霊となったことを強調する。
 ここでは、それら特攻や、補給なき戦地で、多くの有能な若者が死に至らされた根本原因が、大日本帝国政府の誤った国策と軍部の誤った戦略と戦術によるものであることには全く触れられていない
 最も重要な問題は無視し、多くの若者が英霊となり靖国神社に祀られていることを強調して、天皇の参拝を求めるのである。

※ 映画の最後は、日本兵の遺骨収集の様子である。まだ帰れない英霊が多数現地に残されていることを紹介し、これらの英霊を一日も早く、「靖国で会おう」の志に応えてお迎えしなければならないと言い(遺骨収集も、ある意味では当然のことなのであるが)、涙をさそうエンディングとなるのである。

 いままで、浮かれて暮らしていた若者達には衝撃があり、一気に意識を変えさせることのできる「プロパガンダ」となっている。
 まさに巧妙に仕組まれた「洗脳映画」である。

 
 ナレーターは浜畑賢吉・上村香子であるが、上村香子のナレーションがだんだん絶叫調になり、北朝鮮のアナウンサーみたいになって耳につき、白け気味になって来るという“効果”はあった。

 さて、この映画のひどさを検証するために1本買って帰ろうとすると、そうは行かない。ビデオは「非売品」であり、靖国神社の考え方に同意し、記名の上、賛助会費2000円以上を御納付頂いた方に差し上げるという仕組みにしている。
 すなわち、これに“同意”して“買った”人は、靖国神社の考え方を支持した人としてデータベースに登録される訳だ。

 こうすることによって、批判的勢力にビデオが流出することを制限している訳である。

 はっきり言って護憲派や左翼勢力の宣伝戦略は靖国神社に負けている。
「私たちは忘れない」を超える若者にも訴求力のある情報を提示してゆく必要がある。

 前回も書いたが、靖国神社の考えには反対なので、リンクは張りません。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-8

2006-09-17 23:22:04 | 旅行記
    写真はミラベル宮の庭園と背後にホーフェン・ザルツブルグ城

ようやく午後7時に部屋に入る事ができた。
さすがに、置き忘れ事件と、駅から荷物を持ってのウォークで汗だく。
ほっとしたところで、シャワーを浴び、着替えて外出。

 19:50頃、ホテルのすぐ近くのバス停からバスに乗車。 この時点では方向感覚は全く無い。 ミラベル宮殿方面に行くであろう番号のバスに乗った。乗車したところでザルツブルグ・カードに日時を自分で記入。(この手のカードはウィーンでもブダペストでも機械で刻印ではなく、自分で記入する)
 そうこうしているうちに、すぐにミラベル宮殿近くらしきバス停に着いたので、下車。 よく見るとトロリーバスである。トラムに代わる電気モーターのバスによる交通機関だ。

20:00、ミラベル庭園に入る。 まだ明るい。


花壇がご自慢だそうで、装飾的に飾られている。ミラベル公演を裏側まで一巡。ミラベル宮殿は小さい(とはいってもウィーンのホーフブルグやシェーンブルンと比べての話で、小さいというのは語弊があるかも)。
 観光客向けの宮殿コンサート(8時開演)の受付けはすでに終了しているようだ。 「演奏の優劣」はともかく、『大理石の間』でのコンサートの雰囲気を楽しむものだそうだ。
20:15 庭園の一画で、楽器を鳴らしている一団があるので、素人の路上パフォーマンスかと思いながらも、近くのベンチに座り様子をみる。 団員が三々五々集まり結構大人数になってきた。
20:25 音合せを終わった楽団が、何故か宮殿の裏の方に引き上げてしまう。?????
20:30 ホイッスルの音と伴に打楽器が打ち鳴らされ、さきほど退場した楽団が演奏しながら行進してきた。 この行進のために、一時退場した訳だ。 


吹奏楽団の編成であるが、さすがに地元、ワーグナーチューバがユーフォニウムに代って使われている。
そこから1時間以上に亘る、マーチやポルカなどを中心に、モーツァルトやヨハン・シュトラウスのナンバーも交えた野外無料演奏会が続いた。 偶然この演奏会に出くわした私同様の聴衆がどんどん増えて行き、手拍子や掛け声などで大いに盛りあがっていった。 演奏の水準はそれほどではなかったが、時ならぬ演奏会に私も他の観衆もフィーバーし、何度もアンコールの声。 少なく見ても4曲はアンコールに応じていた。最後のほうでは聴衆も一緒に歌っていたから地元では有名な曲なのであろう。
 21:45 野外コンサート終了。 これが、この旅行での最初のコンサートであり、印象的な演奏会であった。

 ミラベル宮殿の一角と噴水がライトアップされていて良い雰囲気を創っていた。


 歩いてホテルに帰る。バスではあっという間のように思えたが、歩くと7・8分かかった。
22:00ホテル着。 さっきのキーで自分で開けて入る。 シャワーをもう一度浴びた後、ホテル併設の先ほどのレストランで遅い夕食。チップ込みで20ユーロ払う。
翌日は久しぶりにゆっくり寝られそう。 12時前に就寝。 本日はこれまで。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-8
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藤原紀香さん参議院選挙への出馬を明確に否定

2006-09-16 16:46:02 | 憲法
 
 一昨日くらいから、事態が急変し、「藤原紀香さんを護憲の共同候補に」とサイバー上の運動をしていたブロガーの皆さんを驚かせた情報ですが、
ネタ元は AERA 9月18日号の「自民の目玉は紀香」説
という無責任な観測記事でした。

 多くのブロガーの皆さんが、大津留さんやお玉さん達の呼びかけに応えて、
藤原紀香さんに「自民党から出ないで!」コールを送られたことと思います。
私は昨日送りました。

 これに応えて藤原紀香さんは律儀にも又けなげにも、
彼女の公式ホームページ で、心配御無用!と応えてくれました。
お読みになった方が多いと思いますが、その部分を引用します。

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クランクイン!そして、    【2006.09.15】
(前略)
 ちなみにある雑誌にまた選挙に出馬?
みたいなことを勝手に書かれていましたが、
何度もいうように考えたこともありません。
私は私の今いる世界でまだまだやりたいこともありますし、
やらねばいけないこともあります^^。
みなさん、惑わされないでくださいね^^。
***********************


 私は、これに感激して御礼のメールを送りました。
そのまま引用します。
***********************
 ある方からのトラックバックで、藤原紀香さんへの自民党からの立候補要請を、「きっぱり断ったらしい」という書き込みを見て、Norikanesqueを見たところ、心強いコメントが出ていたのを見て、喝采の声を上げました。
今夜は祝杯です。

 今後とも日本国憲法第9条の味方というスタンスで、ご奮闘頂きますようよろしく御願い致します。

 多くのブロガーが憂慮の声を一昨日頃から挙げ始めていましたが、数日で決着が着き、安堵しております。
 他のブロガーの情報によると、「自民の目玉は紀香」という情報は、AERA9月18日号の思い込み記事によるもののようです。
 紀香さん御本人には係わりの無いところで自民党の中にそういう声が出ているという噂話のような非公式のもののようですね。

 その上、安倍氏との対談は今回の総裁選よりずっと前の去年の1月ということも、そのAERAには載っていました。

 井上ひさし氏との対談の方が、より具体的な話の展開で、紀香さんの意志が明確に出ています。
それに、つい先月のことのようですし。

 とにもかくにも、少なからぬ護憲派の人々が心配の声を上げた事態が、あなたのきっぱりしたコメントで解消し、安心いたしました。

 積極的なご意志のご表明、本当にありがとうございました。

 引続き「護憲の共同候補に」というサイバー上の活動は行って参りたいと思います。
 気が向いたらコメントやTBをお寄せください。
 さらに乗り気になったら、おみこしに乗っかってください。

2006Sep16  16:20
JUNSKY
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皆さんからもぜひ御礼メールをいっぱい送りましょう!
Fan Mail
なお、ファンレター以外は、下記メルアドだそうです。
someday@jap.co.jp

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「私たち、日本国憲法の味方です!」(藤原紀香)-8

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「私たち、日本国憲法の味方です!」(藤原紀香)-7

2006-09-15 21:56:42 | 憲法
自民党が我らが藤原紀香さんをいよいよ担ぎ出しにかかったらしいという、風の噂を聞きました。

ガセネタかどうか解りませんが、護憲派にとってあまり猶予がありません。
「藤原紀香さんを護憲の共同候補に」に提唱者の
大津留さんからの呼びかけもあったので、藤原紀香さんに
短いメールを送りました。

下記に、そのまま引用します。
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藤原紀香さんが、井上ひさしさんとの対談で「憲法の応援団」ということを伺い、頼もしく思っています。
現在ネット上で有志により、勝手連的にあなたを参議院選挙で「護憲の共同候補」に推そうという動きを展開中です。

自民党からも声が掛かっているとか、掛かりそうとかいう噂を耳にし、自民党の節操の無さに驚いています。

立候補されるならば、必ず「護憲の共同候補」として出ていただきますよう期待しています。

よろしく御願い致します。

当方のブログで「私たち、日本国憲法の味方です!」(藤原紀香)
という連載を勝手連的に行っております。
そこでは、藤原紀香さんのめざましい活躍の一部を紹介しています。

http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/93429e71068b9f2aa5b050469b2c15ab


2006Sep15
一介の労働者
JUNSKY
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「私たち、日本国憲法の味方です!」(藤原紀香)-7

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靖国神社「遊就館」

2006-09-15 21:24:45 | 憲法
写真は、靖国神社「遊就館」正面

 靖国神社「遊就館」は、前回も延べたように軍事博物館である。
武器や武具を歴史的に展示してある。
 尤も、武器や武具の歴史的展示は、ここに限らず、全国のお城の中に博物資料として展示してあるので、これが故に軍国主義であるとは言わないようにしよう。

 この数年訪れた中部ヨーロッパ諸国でも、お城には必ずと言っていほど、武器や武具の歴史的展示がある。昨年見た、ウィーンホーフブルグ宮殿の武器博物館は圧巻であった。ヨロイ・カブトの類が古代から近世まで保存状態良く展示してあった。

 問題は武器や武具の歴史的展示そのものでは無い。日清戦争以来の【大日本帝国憲法】下で行われた全ての戦争が、「アジア解放のためのやむを得ない戦争であった」ということを強調する展示や解説や映像資料である。
 そこここのコーナーにある、音声や映像による解説は正に「正義の戦争」一色であり、侵略された側を思もんばかった表現は一切無い。

 中国侵略も、中国政府蒋介石とは大東亜共栄圏の建設で合意ができていたが、共産軍の介入で挫折した。
 朝鮮政府とも合意していたが、反乱分子(東学党の乱など)の仕業で壊れた。などなど、
 国を売った一部傀儡との合意を根拠に正義の戦いであったと称している。

 私は、これを「つまみ食い史観」と名づけたい。
都合のいい情報だけを来館者に提供し、靖国神社の考え方に反する歴史的事実や証言は無視する、というやりかたである。

 特に、これが顕著なのが、映像ホールで1時間に一回上映される
「私たちは忘れない」(50分)である。
 靖国神社の考え方を知るためには、必ず心して見なければならない。
 
 次回は、このプロパガンダ映画をご紹介しよう。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-7

2006-09-14 17:39:56 | 旅行記
   写真はミュンヘンからザルツブルグへの車窓から

  <しばらく、間が空いたので、前回の続きを>
 
 ヘルシンキからミュンヘンに到着し、空港から市内へと向かうSバーン(電車)にパスポートなど貴重品入りの、愛用のャケットを、置き忘れたという話です。

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 こういう場合は総領事館へ、とにかく連絡と思い、電話も面倒なので、タクシーで総領事館へ。
 入り口ですれ違った日本人女性外交官(一見おばさん風)に尋ねると、「たった10分前に郊外の警察から日本人のパスポートを預かっているとの連絡があったばかり」と言い。ちょっと待ってと言って、所轄の警察署の名称や私の名前やパスポート番号を書いた情報をプリントアウトしてくれた。
 親切な対応であるが、その警察署まで送ってくれる訳ではなく、「自分で行って!」という対応。
私はどうにかなったが、旅慣れない人には「不親切な対応」と思ったかも知れない。
  (ここまで、前回記述)
*******************

 その警察署まで『行って帰って来る顛末』も長々とあるのだが、それは置いといて、ようやく郊外の警察署にたどり着くと、サインを2ヶ所するだけで、簡単に引き渡してくれた。
にこやかで親切な対応だった。 
中身は現金も含め全て無事だった。
 あのスポーツマン達が届けてくれたのであろうか?



 と、言う訳でミュンヘンでの一日は、この途上の風景を見ただけで終わってしまい、当初計画の『美術館巡り』などはできなかったが、とんでもない失敗をやらかした強度のストレスと、反対に現地の人々の親切に触れるという、めったにできない経験ができた。

15:50ミュンヘン中央駅着。ザルツブルグ行き切符を購入。



 16:22ザルツブルグ行き発車。
  → 17:05 Rosenheim → 17:40 Traumstein
  → 18:00 Freilassing → 18:05 Salzburg
1時間40分あまりのEC列車の旅であった。
ザルツブルグ駅のキオスクでザルツブルグ・カード(72時間)を購入。

 ホテルは地図に拠れば駅の近くだが、方向が良くわからない。 駅のインフォメーションでホテルの書類を見せて問うと、「駅を出て左へ真直ぐ、歩いて10分」とのこと。
18:45ホテル前にようやく到着した。

 ホテル前に着いたが、玄関のドアはロックされている。
ドイツ語で「本日満室」との表示が掛かっている。
こういう場合は国際ケイタイが要るなあ!と思う。

 入り口の右の方に、おそらくこのホテル併設と思われるレストランがあり、そこは、開いていたので、状況によっては『夕食』を食べれば良いとばかり、そこに入った。
 「ホテルは開いていないのか?」と英語で問うと、「予約はしているのか?」と尋ねるので、予約受付けメールのコピーを見せると、その場でキーを渡してくれた。
 このキーは玄関の鍵も兼ねていると言う。 自分で開けて入れと言う訳だ。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-7
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「千鳥ヶ淵墓苑」 と 「靖国神社」

2006-09-12 19:34:52 | 憲法
    写真は千鳥ヶ淵墓苑(正面)

 9月10-11日、所要で有給休暇を取って東京に行き、
11日の午後の時間が空いたので、靖国神社の視察をしてみることにした。

 靖国神社は、太平洋戦争での日本の侵略を、『アジア解放のための戦争』であり、『正義の戦争であった』と、今もって公言するような特異な考え方をしている団体である。(あえて“宗教”団体とは言わない)
 ここで祭る“神様たち”は、侵略戦争を究極にまで推し進めた東条英機などの
A級戦犯をはじめ、戦争の推進者達である。

 一方では、彼ら戦争推進者の無謀な作戦の犠牲となり、南方の地で餓死したり、特攻兵器で殺されたりした人々も一緒に祀られているが、それが“英霊”に応えることになるとは思えない。

 従って、靖国神社に参拝するのではなく、視察だ。

 ところで、地図を見ると、無名戦士を慰霊する「千鳥ヶ淵墓苑」が、靖国通りを隔てて、道路の反対側に対面するかのようにあることが解った。
 そうと解れば、「千鳥ヶ淵戦没者慰霊碑」は、やはり靖国神社より先に訪れて、
頭を下げるべきであろう。



 東京メトロ「九段下」駅から、江戸城の堀に面した木漏れ日の石畳の側道を歩いて行くと、10分ほどのところに、その施設 「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」 はあった。

 しかし、思いのほか簡素な造りである。野外ステージと言おうか、完全に外気にオープンな、また誰でも訪れることができる施設となっている。
 奥の六角の屋根が架かる下の方が納骨堂らしい。 いまも外地から発掘されるご遺骨を定期的に奉納しているらしい。

 靖国神社には訪れない天皇・皇后夫妻や、皇太子夫妻、秋篠宮夫妻も訪れて献花している(手前の建物に写真が掲示したあった)。
今年は小泉首相も来たようである。



 しかし、この日この時間には、礼拝者は私を含めて3名ほどだった。

 そこで、しばし礼拝し時間を過ごし、九段下方面に戻ると、およそ1時間が過ぎていた。(往復だけなら20分もかからないと思う)

 靖国通りに掛かっている歩道橋を亘ると、目の前が靖国神社の参道である。
 外国人の姿もかなり見られる。
広い参道をしばし進むと、人々を威圧するように大鳥居、そして大きな門(名前は見なかった)があり、その奥に拝殿と本殿がある。



 取敢えず、拝殿の前に進み、自らの真意に反して若くして殺されなければならなかった人々に、思いを馳せた。
 
 その後、先ほどの門を戻り、左手にある、軍事博物館「遊就館」に行く。
靖国神社に来たからには、この博物館を見なければならない。
 「遊就館」そのものも人を威圧する造りであるが、
本館の右手には、ガラス張りのエントランスが別に設けてあり、
そこにはいきなり「零式艦上戦闘機」(ゼロ戦)とキャノン砲が展示してある。



まさに入り口から軍事博物館(武器博物館)である。

 長くなるので、その靖国神社「遊就館」については、次回にまわすとする。
なお、靖国神社と「遊就館」の考え方は、私の思想に反するので、リンクを張らない。

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労働共済の「初級実務研修会」に参加

2006-09-11 23:40:00 | 雇用・労働
労働共済が主催する
「初級実務研修会」に参加した。

労働共済は、1987年発足の、労働組合を母体とする働く仲間のための共済制度である。

 昨年から加入しているが、この安くて優れたシステムを、より一層理解し、多くの仲間にお知らせするために参加した。

 一般の保険会社が勧誘員(生保レディ)やTVコマーシャルなどに莫大な経費を掛け、被保険者への給付は掛け金収入の3割未満なのに対し、
 労働共済は、「給付7割・経費3割」の原則を初めから確立し、情報公開を徹底し、不正や不祥事の発生を抑えている。
経費が予定を下回った場合は単位共済会に還元し、加入促進や勉強会の経費に充てることができるようにしている。

従って、生命共済や医療共済も生保の数分の一ほどの掛け金であり、火災保険nなどは大幅に安い。自動車保険も相当有利である。

 但し、この労働共済に加入するためには、いずれかの労働組合に加盟している必要がある。

 未組織労働者に、この優れた共済制度者を活用して頂く為にも、組合への加入者を増やしてゆく必要がある。
 本末転倒ではない。働く仲間の生活を護る労働組合の活動の一環として、当然の取組みである。

オレステス

2006-09-10 00:22:05 | 観劇レビュー
 渋谷のシアターコクーンで蜷川幸雄演出、藤原竜也主演のギリシャ悲劇
「オレステス」 を見た。

 急なことだったので、いつもの通り当日券狙いで、これもいつもの通り立見席2階。 今日(正確には昨日)も上手側。 3千円也。
S席:9000円。 A席:7500円。

 内容は、トロイヤ戦争に出向いた父の不在に母が不倫をし、帰国した父を母と愛人が殺害。その息子のオレステスと姉が、母を殺す。というすさまじいものである。

 オレステスを藤原竜也、姉のエレクトラが中嶋朋子(北の国からで有名)。
叔父に吉田鋼太郎、その妻の極悪非道な絶世の美女ヘレネに我等が香寿たつき。

 リチャードⅢ世のときも、香寿たつきの出番は少なかったが、今回も最初と最後にでてくるだけ。その上台詞のあるのは最初の出番だけ。 最後に出てくるときは幻の宙吊りで空間をたゆとう設定。
そしてアポロンによって、極悪非道な女ではなく、純粋無垢な女性として許され天上に上るという役どころ。

 舞台はエレクトラの独白から始まり、いきなりの本水を大量に使った豪雨の演出。
舞台上を水が客席に向かって流れるという演出。舞台端末の溝から水は回収されるので客席までは流れてこない。(技術的な話になってすみません。)

 しかし、最前列の観客にはビニルが配られている。

 芝居途中では、ずぶぬれになった出演者が客席を歩き回ったり走ったりという演出で、通路もびしょぬれであった。

 蜷川の演出は、どうしてこうも俳優を怒鳴らせるのだろうか?
メリハリなく全編怒鳴っているので、疲れるし、覚めて(冷めて)しまう。

 その中で、宝塚で鍛えられた香寿たつきは、怒鳴らなくても活舌よく、明瞭に伝わり、その上すっかり美女に変身し、存在感を示していた。
演出上、腰まで切れた衣装から敢えて右太腿まで見せる立ち方を常にし、このヘレネという女性の素性を表わす演技に集中していた。

 最後の最後の演出は、911を明確に意識したもの、というか911の時の音や、ブッシュ大統領の演説が聞こえ、上階からイスラム圏の国旗を配したと思われるビラが空中に(客席に)ほうり投げられ、まさに911後の憎しみの連鎖をどのように断ち切るのか? という問題提起であった。

 蜷川氏の言いたかったのは、この最後の問題提起に尽きる。

2006年10月1日までシアターコクーンで。

その後、
大阪:シアタードラマシティ
 10月6日~16日

名古屋:愛知厚生年金会館
 10月21日~24日

で公演継続。

今週は泳げなかった

2006-09-09 21:23:09 | 健康づくり
 9月9日、予定通りアクシオン(プール)に行くと、中体連の水泳競技大会があり、50mプールだけでなく、25mプール(短水路というらしい)も占有されていて、一般人は入れなかった。

 仕方なく、隣の施設を見学する。
 ロビーからは、福岡空港がすぐ下に見える。
 少し奥に入ると、いわゆるフィットネス施設があり、そこにはサウナや浴場もあるというので、早速説明を受けた。

 使用料は、ロッカー代を含めて400円(2時間まで)。
これで、自転車こぎや歩行器(トレッドミル)は、もちろん、あらゆる筋力トレーニング機器が使用可能。
初参加の場合はカルテを作り、簡単な運動プログラムも希望すれば作成してくれる。

 この日は、初めてでもあり、プールが使えないのでたまたま立ち寄ったということでもあったので、自転車こぎを15分ほどやってから、サウナと浴場を利用しただけだった。浴場からも空港が間近に見えている。

 サウナは、10人前後がゆったり入れる大きさ。まずまずのスペースに思えた。
浴場もいわゆるカランが9ヶ所あり、20名程度は収容可能な予想外の広さであった。
 スーパー銭湯(500円~900円位?)のような、さまざまなバリエーションは無いが、一応水風呂もあり、そこそこの設備でまずまずの満足感。

 ここから、空港まではバイクで10分。そのまま東京へ空の旅となった。

畠山鈴香被告(33)を計三度逮捕。 捜査本部を解散

2006-09-08 23:14:54 | 事件・事故
藤里・連続児童殺人事件で県警は捜査本部を解散したらしい。
後は司法当局の判断が待っているということか?

結局、捜査本部は真犯人に迫れないまま、畠山鈴香さんを真犯人に仕立てたままで解散するという無責任な態度を取っている。
とても許せないことだ。

今後の私たちの声は裁判所(秋田地裁?)に届けることになりそうです。
工夫が必要となりましょう。
今後とも、みなさんのアドバイスをよろしくお願いします。

東京のホテル・ロビーにて JUNSKY


さきがけ On The Web より
藤里・連続児童殺人事件の捜査本部を解散/県警

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 県警は8日、藤里町の連続児童殺人事件の捜査本部(本部長・岸野篤司刑事部長)を解散したと発表した。米山豪憲君=当時(7つ)=の遺体が見つかった翌日の5月19日に設置して以来、延べ約9000人の捜査員を投入した。

 捜査本部は、豪憲君に対する殺人と死体遺棄容疑、長女彩香ちゃん=当時(9つ)=に対する殺人容疑で畠山鈴香被告(33)を計三度逮捕。8月9日に畠山被告が彩香ちゃんに対する殺人罪で起訴され、一連の捜査を終結、その後は残務整理を行っていた。

 岸野部長は「長期にわたる捜査でありましたが、この間、地域の数多くの皆さま方にご協力を賜り深く感謝申し上げます」とのコメントを出した。

(2006/09/08 20:50)

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秋田小1児童殺害事件-48    【連載第1回目から読む】

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「私たち、日本国憲法の味方です!」(藤原紀香)-6

2006-09-07 12:53:29 | 憲法
   写真はカンボジアで交流する藤原紀香さん

 前回、アフガニスタンの状況をアメリカのインターナショナル・スクールで教えた藤原紀香さんのことを紹介しましたが、今回はカンボジアを視察・交流された時の紀香さんの報告です。

 つい先日、彼女は専用のホームページ 『TukTuk便り』 をオープンそて自らの活動を紹介しています。

その中では、『藤原マインド』 というページを作成して自らの意志を積極的に表明して居ます。
その一部を御紹介しましょう。(全文は上のリンクから見られます)

【兵庫県生まれ、神戸育ちのわたしは、阪神淡路大震災を経験し、そこからたくましく街を復興させた友人や仲間たちに背中を押されるようにして、諦めかけていた女優への夢を追いかけてここまできました。

だからこそ、今のわたしにできることってなんだろう?って、常に自分に問いかけてきました。

アフガニスタンも、カンボジアも、ホストファミリーのいるNYも、わたしの中では、みんな同じくらい大切で、いつも心に留めておきたい大きな存在です。

ジャーナリストや、プロのフォトグラファーとは違う、私なりのやり方で伝えられることがきっとあるはず。
女優として活動している今の私だからこそできること。。。
(略)
カンボジアの学校教育
カンボジアには、文化人などがたくさん殺されたという悲しい歴史があります。
ただ学校へ行きたい、と口にした子どもでさえも。

だから、とくに田舎のほうではまだ、子どもを学校に行かせるのには抵抗があるようです。
学校の設備を整えたり、経済的なフォローをすることも大切ですが、子どもたちに教育を受けさせるという、親たちの意識改革も必要になってくるのではないでしょうか?
(略)
学校に行けることとか、学べることって、あたりまえのことじゃないんですね。
わたしも、子どものころのことを思い出してしまいました。
宿題ヤダ!とか学校休みたい~!って言っていた自分。
こんなふうに、世界には一生懸命学ぼうとしている子たちがいるんだよ
でも、すべての子どもが学校へ行きたくても行けないことがあるんだよ

あたりまえのことなんて、なにひとつ、ないんだよ、と

日本の子どもたちに伝えなきゃって、思いました。。。  
(略)】 引用終わり

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「私たち、日本国憲法の味方です!」(藤原紀香)-6

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-6

2006-09-06 20:34:13 | 旅行記
   私が乗ってきたSバーン(郊外電車:S8ライン)

 【このところブログ閲覧数が千を切っていましたが、久しぶりに千を超え、ランキングも千位以内になりました。】

ミュンヘン到着早々、オオドジ

 8月16日 10:38
 車内でちょっと うとうとしていたが、空港から30分ほどのOstbanhof(東駅)についたようなので下車。
下車後、乗ってきた電車を見送って、その時気がついた。 ジャケットを社内に置き忘れてきたことを…

 そのうえ、そのジャケットにはパスポート、クレジットカード、現金(100ユーロ位)、免許証まで Most important things を、ご丁寧に入れていたのだ。 
荷物を置き忘れたり、置き引きにあったりすることもあるからと、いつも身に付けている“筈”のジャケットに貴重品一式を入れておいたのが裏目に出た。

 そこから、これを取り戻すまでの顛末は数回分もの長さになるので、ブログ上は簡単に留める。

 欧州ではこういう大きい駅でも駅事務所がない。
切符売り場があったので、そこに書けこみ事態を英語で説明。
すると、ホームの端に係員詰所があるから、そこへ行けと。 
確かに詰所はあった。 

 そこの係員に英語で説明。 役職者ではなく係員であるが英語は通じた。 
説明すると車両の前方か後方か?左側か右側か?など状況を確認。 
鉄道電話で、その時点で走っているであろう付近に連絡してくれている模様。
30分ほどで結果が解るはずだからちょっと待って、と親切な対応。

 30分以上待ったが、結局、この場では見つからず、「遺失物の情報が集中するHauptbanhof(中央駅)へ行って問い合わせて見て」とのことで、中央駅へ。
遺失物係をようやく見つけ出し、問い合わせるが情報無し。

 こういう場合は総領事館へ、とにかく連絡と思い、電話も面倒なので、タクシーで総領事館へ。
入り口ですれ違った日本人女性外交官(一見おばさん風)に尋ねると、「たった10分前に、郊外の警察から日本人のパスポートを預かっている、との連絡があったばかり」と言い、ちょっと待ってと言って、所轄の警察署の名称や私の名前やパスポート番号を書いた情報をプリントアウトしてくれた。

 親切な対応であるが、その警察署まで送ってくれる訳ではなく、「自分で行って!」という対応。 
 私はどうにかなったが、旅慣れない人には「不親切な対応」と思ったかも知れない。
 その郊外の町は、Sバーン【S8】沿線の駅であることが解った。

(次回に続く)

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-6
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彩香ちゃん水死の初動捜査の不備認める

2006-09-05 21:29:50 | 事件・事故
藤里町の連続児童殺人事件 県警、県議会で説明

さきがけ On The Web によれば、不備は認めたが、関係者の処分も、豪健君の家族への報告も行わないという。

県議会議員がどのような対応をしてくれてのかは、全然見えない。

教育公安委員のうち、委員長も含む、8名中6名にメールかFAXをおくったのだが・・・

誰一人、畠山鈴香さんの立場で質問する議員はいなかったのか?
もし、一人でも居れば、この新聞は書くはずなのだが。

なお、この委員会には頼みとする日本共産党議員は居ない!

以下、引用
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彩香ちゃん水死の初動捜査の不備認める/県警本部長

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 藤里町の連続児童殺人事件をめぐって県議会教育公安委員会が4日開かれ、県警の杵淵智行本部長は一連の捜査を総括した結果を説明し、畠山鈴香被告(33)の長女彩香ちゃん=当時(9つ)=の水死を当初「事故」の可能性が高いと判断した初動捜査について「もう少し慎重であるべきだった。必ずしも十分なものではなかった。甘かった」と述べ、捜査に不備があったことを初めて認めた。責任の所在については「組織の最高責任者である私が誰よりも重く受け止めなければならない。結果を今後に生かすことがわれわれの責務」と答弁、自身を含め関係者を処分する考えはないことを示唆した。

 県警は、畠山被告が彩香ちゃんに対する殺人罪で起訴された8月9日以降、幹部を中心に、一連の捜査について総括する作業を進めていた。

 結果は4日、畠山被告に殺害された米山豪憲君=当時(7つ)=の父親勝弘さん(40)にも伝えた。報告書は作成しないという。

(2006/09/04 23:28)

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秋田小1児童殺害事件-47    【連載第1回目から読む】

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