気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

'11. バレー女子 またも危機

2011年11月13日 | スポーツ

  現在イタリア7-0(20p)、USA,6-1(18p)ドイツ5-2(15p)ブラジル5-2(12p) 

日本4-3(13p)、他では支那が5-2だけど、これはいずれ消えて行くでしょう。間違いなく!!

 問題なのは残りの対戦相手関係から言って、ベスト3に残るのが極めて困難な状況に在る・・という事なのです。この様な結果になているというのは二つの理由が挙げられます。先ずは、山本愛、井上香織、狩野舞子の三人の負傷欠場です。この三枚看板を失っているのは致命的ですが、出て来られないものは仕方ありません。あとは残りの選手の遣り繰りなのですが、ここで真鍋監督の選手起用のミスが出ているのです。八月の世界大会の折りに私が挙げたベストメンバーでは、前述した三人の他に山口舞迫田さおり加えていたのですが、今回監督はこの二人の起用を殆ど見送っている様です。迫田さおりがスターティングメンバーの試合は(格下相手とはいえ)日本が勝っているし、その実力はすでに実証済み。山口舞はたまに途中出場をしながらも流れを変えながら確実にポイントゲッターとして存在感を出しています。この二人の代りに監督が選んだのは相変わらずのメンバー。確かに荒木にしろ江端にしろ木村にしろツボにはまった時にはいい活躍はしてはいますが、攻撃が単調過ぎて相手に見抜かれ易いというのが大きな欠点でもあり、(これは誰にでも言える事ですが)好・不調の波が激しく極端なのです。不調の時に敢えて使い続けゲームの中で元に戻させる・・という考え方が有るのは否定はしませんが、負けられない・負けてはいけない大事な戦いの中ではどうなのでしょうか? どうも私には真鍋監督が荒木・江端に拘り過ぎている様に思えてなりません。日本の目指すスピード・シンクロ・バレーを武器に戦うのであれば、絶対に欠かせないのはやはり山口舞迫田さおりなのです。勿論何をするにも欠かせないのは竹下佳江であるのは言わずもがなです。新鮮なところでは新鍋理沙、岩坂名奈でしょう。時々シンデレラ・ガールと呼ばれる選手が誕生しますけれど、もしかしたらこの二人はそうなるかも知れません。この様に次々と新しい選手が育っているのです。監督は個人の思惑・思い入れ(も必要なのは解りますが)を客観視しながら現実を見据えて、選手起用をして欲しいものです。

  ここで敢えて私の一押しを書いておきます。先程来名前を出している山口舞迫田さおりのふたりです。山口舞はとても器用な人で特にブロード攻撃などサイドからの攻撃には欠かせません。迫田さおり魅力は何と言ってもジャンプ力です。速い攻撃に必要な低いトスからでも打ちきれますし、長い滞空時間のジャンプは『美しい』とさえ言えます。まさに「美翔女」と云うに相応しいのです。二人に共通しているのは、ブレの少ない選手だという事です。勿論センスもいいですよ。ただ「美翔女」迫田さおりは江端と異って、心が優しすぎるというのが唯一の弱点と言えるのかもしれません。

  ともあれ、真鍋監督、下手な拘りを捨てた正確な選手起用をお願いしますよ。今日本は、崖っぷちと言ってもいい程の状況なのですから。


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