気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

'15. 押し入れは、忘れていた昨日への道

2015年09月18日 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜から降っていた雨、天気予報通り今朝も降り続いている。

いやに冷え込むなぁと思っていたら、部屋の空気の入れ替えの為、ベランダの窓を2㎝程開けていたのを思い出した。やっぱり秋は秋。こんな時ばかり季節感を感じる様になりました。

それとは関係がないのですけれど、夜な夜なゴソゴソ、何を思い立ったのか、押し入れの中を整理していました。中身の判らぬ或る箱を見つけ埃を払いながら開けてみると、青春時代の思い出が有りました。まるでタイム・カプセルの様に。

今では行かなくなったコンサートや映画館で買ったパンフレットの束。どうしてこんなものを取って置いたのだろう…と思いながら見ていたら、記憶に無い物やら懐かしい物が私を過去へと引き戻していました。 

    

な、な、な、なんと、The Beatlesの日本公演1.966年の貴重なお宝パンフレット。所持していたのを忘れていた~ ! ! そうそう、Rock 'n' Roll Music から始まったのでした。ジョージはオリジナルの新曲で歌詞を間違えたり、ポールのマイクがうまく固定されていなかったり、あの日の事が鮮明に思い出されました。

中を見ていたら前座のメンバーまで書いてあったのだったのだった。思わず吹き出してしまう連中でした。当然の事ながら、現在現役の人は居ません。顔を見て判る人は相当の年寄り(いえ、年配者)です。

 

と、まあ、こんな顔触れでした。年配の方達からすると、正に昭和そのものでしょうねぇ。ン、ン、ン…ちょっと待って、すると私は一体何歳になるというの? 誤解しない様に !! 当時十歳なら59歳ですよ。飽く迄も十歳としての計算で。未だ還暦では有りませんよね(?)。ちゃんと計算して下さいよ。何しろ日本で最も若かったビートルズ・ファンだったと自負しているのですから。

       

さあ、続いてはモンキーズとヴェンチャーズ。モンキーズはやはり武道館でしたけれど、ヴェンチャーズは新宿厚生年金ホールでした。この時代はなけなしのお小遣いを叩いても、コンサートに行くのが何よりの楽しみでした。

よく出掛けたのは渋谷のNHKホール、文京公会堂(現在のシビック・ホール)、後楽園ホールでした。その頃は大きな会場や音響機材が少なかった事も有りますね。でもみんないい味を持った個性的な人達が多かったと思います。特に次の3人は最高でしたね。

 

左からグレン・キャンベル、サラ・ヴォーン、ディオンヌ・ワーウィックです。まさに本物中の本物でした。まだまだ他にも大勢いますが、一度には紹介しきれないので、この辺にしておきます。学生時代のアルバイト代は、殆ど音楽に消えて行きました。

あと箱の中から出て来たものは、映画を観に行った時に買ったパンフレットでした。それらが埃まみれの忘れ去られていた箱の中で長い間眠っていたのです。

まさに押し入れは、忘れていた昨日への道でした。それらを見ていると、「ああ、私はこんな青春時代を過ごしていたのだなァ…」と再認識しました。でも、私の人生、今でもその延長線上に成り立っている事を想うと、一本道を歩いて来た理由が良く解ります。

我が人生に難いは無し !!! ・・・ な~んてネ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

                           

 



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