1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今日はわが寺は、閻魔大王の開眼法要。生まれ変わるなら、生きているうちに。どうせ死後に会うのなら、閻魔との縁も生きているうちに。

2022-07-17 06:01:00 | 法話
今日、地蔵盆法要を厳修。その中で閻魔大王(地蔵菩薩の化身、投稿写真)の開眼供養を。日本の閻魔は片目がないとの事。『目が見える様になりたい』と懇願参拝の女性に閻魔は片目を提供。そのお礼に女性は、大好きだったコンニャクを生涯食べずに奉納を。その関係で各寺院の閻魔法要にはコンニャク料理のお接待が。

【追伸】
閻魔大王の逸話といえば拙僧、大好きな話が。生きている間も、自分の非を認めなかった婆様が、この度、死ぬ事になったと。当然、死後、35日目に閻魔大王と対面する事になるが、閻魔大王に対しても、本人の生前の行動が映し出される浄玻璃の鏡で、婆様の行動を見せて、罪を認めさせようとしたが「わしゃ、知らん」としらばっくれるので、とうとう閻魔が「お前は樹木にでもなっとれ」と。それがあの縄文杉と。いや〜、7000年は辛い。人間は六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天)を輪廻すると。それが本当なら、人間世界で作った罪を、何度か生まれ変わって清算しなきゃならない運命なら、早く生まれ変われる命がいいと、檀家さんの中には、来世の命に『蚊』を望む人達が。『パン』で来世に移行だもんね。まあ、何にせよ、人間は正直でないとあかんわな。縄文杉にさせられまっせ。







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