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1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 何年も赤子を授かれないご夫婦に「人はその土地を縁に命を。氏神さんに『あなたの子供を私達夫婦に育てさせて下さい』と願掛けに」と。

2025-07-24 15:22:54 | 法話

【7月25日投稿分】


昨日、わが寺に初参拝の30代夫婦が「ご住職の鬼子母神さんの法話を読んで、すがる気持ちで来ました。私達、不妊治療を懸命にやったのですが。あの法話の話って、そんな事が本当にあるのですか」と。対し拙僧「子供は授かり物だからね。親との縁が薄い人、子供との縁が薄い人など、代々の過去の身内(父母、祖父母など)を見た時、そんなものかな、と思える事が」と。すると、このご夫婦が「そう言われたら、私達夫婦とも、親が離婚していて、2人ともひとりっ子です。親の兄弟姉妹にも子供の授かってない人達が」「親の細胞をもらって生まれて来ているからね。どうしても親の体質を引き継いでいるよね」と。


続けて拙僧「これは50年以上前の話だが、檀家さんに『ご主人には、子種がない』と医師に言われた夫婦が2組おらっしゃってね。その1組の方の夫婦には、拙僧の父(わが寺の先代)が『人はその土地を縁に生まれて来るから、氏神(八幡さん)詣でをしなさい。その時、子供を授けて下さい、と願わず、あなた(神)の子供を私達夫婦に育てさせて下さい、と願いなさい』と。七五三詣でをするは『あなた(神)の子供をこの様に育てました』と見せに行ってるんだもんね。そのご夫婦は父からそう言われて、3年の間、ほぼ毎日、毎日だよ、夫婦で氏神詣でを。すると男の子が3人、ポンポンポンと」と。


更に続けて、拙僧「もう1組の方のご夫婦には、父が『人は1つの命をバトンタッチの様に繋いでくれたお陰で、今、私達はこの世に。納骨堂に眠っておられる代々の先祖さん達に、少しでも縁がありましたら、私達夫婦に子供を繋いで下さい、と願いに来なさい』と。それからそのご夫婦は、11年の間、ほぼ毎日、夫婦で納骨堂参りに。すると、男の子がポンポンと2人。『氏神に、ご先祖に、願ったから、子供が授かれたのか』と言われたら、それは甚だ信憑性はないが『願ってるから、神が、先祖が、何とかしてくれるかもしれない』という思いが、免疫を爆上がりさせて、子供が授かり易い体質に変わっていったが、本当のところではないかな、と拙僧は思うよ。数年前に、現在50歳を超えてきたこのご夫婦達の子供達(男性5人)に、自分達がこの世に生を受けた流れを話すと『知りませんでした』と絶句を。それからですかね、この子ら、納骨堂参りの回数が増えてきたは」と。


最後に、この初参拝のご夫婦に「父がこの世にいた頃、嫁がせた娘さんに赤子が授からない事で、鬼子母神さんに願掛けに来ていた檀家の母親がいてね。父の他界後、その母親が拙僧に『先代住職に鬼子母神さんに、と言われて、願掛けを始めて7年にもなるのに、子供が出来ないじゃないですか』と文句を。対し、拙僧『お母さん、あなたが産むんですか』と返すと『何を言ってるの。娘に決まってるでしょうが』と。『じゃ、何故、娘さん本人が来ないの。自分の母親とはいえ、自分の願いを人に託して、自分はのほほんと。本当に娘さんは、子供が欲しいの。本当に欲しいのなら、自分で足を運びなさい、それも夫婦一緒に、と娘さんに言っておいて下さい』と、その母親に。基本、人(神仏)を頼ってばかりいる人間を、人(神仏)はいつまでも助けてはくれないですもんね」と。


続けて、拙僧「その後、娘さん夫婦は2人で、ほぼ毎日の様に、鬼子母神さんへ願掛けに。半年後、お腹に赤子が。対し、娘さんご夫婦が『こんなものですか』と。対し拙僧『知らんがな。偶然かもしれんよ。が、拙僧においては偶然でもいいが、君達夫婦は偶然とは思わん方がいいかな。感謝がなくなるからね。子供って、結婚したら誰でも授かると思ってたろ。命を繋ぐって、そう簡単なものじゃないよ。そう考えたら、命を繋いでくれた祖父母、父母、その先の先祖さん達には、自分の命のある限り感謝をせにゃね』と、その様にその娘さん夫婦に。例えばね、子供が授かれなかったという同じ結果が出たとしても、神仏、先祖に願ったり、医師の力を借りたり、やれるだけの事をやって子供が授かれなかった夫婦においては『これだけやって子供が授かれなかったは、私達夫婦には子供の縁がなかったんだね』と後悔も少なくこの世を終われる。後悔するは、何も動かなかった夫婦にて。『あの時期、やれる事をやっていれば、もしかしたら授かれていたのかも』と。何でもがそうだが、人生の晩年に後悔するは、動かなかった人間にて。わが寺は誰でも参拝出来るから、よかったら、鬼子母神さんにあなた達も」と拙僧、初参拝の30代ご夫婦に。


先日、7月22日に福岡市中央区大名にある福商会館で『博多の南無の会、なあむ博多』主催の講演会で、上記の法話をさせて頂きました。この法話の会は、東大寺や永平寺のお坊様達も来られて話をされております。この会の代表は、三角弘之さん(慶應大卒、RKB毎日放送退社、2007年から合同会社アドリーガルを創立、現在に至る)です。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、8月1日になります。添付写真は、わが寺の鬼子母神如来型像と前仏は、聖徳太子稚児像です。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人の目を非常に気にする人がいますが、人はそれほど、あなたの事など見ていない。

2025-07-22 12:48:21 | 法話

【臨時法話】


明日、7月24日は、芥川龍之介さんの祥月命日(1927年、行年35歳、自死、来年100回忌)ですね。芥川龍之介さんの作品、蜘蛛の糸(慈悲と改心の考察)、羅生門(善悪の線引きの考察)は、今の世の人達にも、問題定義として投げ掛けてくれている作品内容になっておりますが、その中でも、拙僧の好きな『鼻』においては、昨今において何やら話題になっている『ルッキズム(人を外見で判断し、差別したり、偏見を持ったりすることを指す言葉です)』とやらに対して、警鐘を鳴らす内容になっておりますよね。


作品『鼻』を簡単に説明すると、鼻の長いお坊さんが、それを気にして短くなる様に努力を。その甲斐あって、思い通り短い鼻に。が、短くなると、世間の人達はそれに違和感を感じ、冷たい(白けた)態度を取る様に。お坊さんは「長い鼻の時代がよかった」と悔やむ事に。世間の人達にとっては、長い鼻のお坊さんの方が、しっくりきてたんでしょうね。俳優さん達を見ても、拙僧の大好きだった西田敏行さんや田中邦衛さんや、漫才師でアインシュタインの稲ちゃん(稲田直樹さん)など、決して美男子とは言えないが、何とも言えない味わいがあって、非常に魅力的ですもんね。自分の容姿を魅力的な物にするも、しないも、自分次第かな。何にしても、自分の心と、どう折り合いを付けるか、ですよね。


【付録】

約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。

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次回の投稿法話は、7月25日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 独身女性が拙僧に「結婚相手は、先祖と親を大事にする人が理想。基本、感謝と思いやりのある人だから、奥さんも大切にしてくれそう」と。

2025-07-19 10:08:13 | 法話

【7月20日投稿分】


檀家の若者から『名付け』について、こんな話が入ってきましたので、ここで(下記の話)ご披露をさせて頂きますね。名前は一生もの、親はそれを真剣に考えて名付けを。


檀家の若者が「住職さん、昔の名付けはわかりやすいものが多いですよね。私の爺ちゃんは『留吉』というのですが、まあ、親がそう願った(この子で最後)んでしょうが、爺ちゃんの妹さんも『シメ子』と。私の知人、友人の爺ちゃん、婆ちゃんも『末男』とか『未子』とか『トメ』とか『マツ』とか。いやいや、親の願いを生まれてくる赤子に、その赤子の名に、託してどうする、という話ですよね。親自身が自重すればいいだけ、という話ですよね。まあ、それでも『留吉』の方がまだ『キラキラネーム』よりは、マシですけどね」と。


続けて、この若者が「名前については、色々耳に入りましたよ。就職試験の時に『こんなキラキラネームを付ける様な親に育てられたのか』も、理由の1つとして落とされたとか。まあ、これについては、会社側もいけないですよね。名前よりも個人の資質で判断しなきゃ。だけど、少なくともこの落とされた男性は、親が付けたキラキラの悪影響を受けた事に、間違いはないですけどね。住職は数多の相談を受けておられるでしょうから、この様な話も持っておられるでしょ」と。「似た様な話は幾つかはあるよね。『キラキラの改名をしたい』という相談も何人か受けたよ。法律上は、可能だもんね。昨今は、名前の登録時にふりがなを付けろとなったでしょ。あまりにもキラキラネームが酷すぎるもんで」と。


更に、この若者が「昨今は親の教育方針にも首を傾げる事例が。『末は、博士か大臣か』と教育熱心と言えば、それまでの話ですが。親は自分は遊び呆けて勉強してきてないのに『自分の様にはなってほしくない』という思いがあるんでしょうかね。子供がパンクするくらい習い事をさせて、挙句に精神疾患に。トンビは鷹は産まないのにね。仮に、子供本人の頑張りで、鷹の様なトンビに育ち、優秀校に入ろうもんなら、自分の手柄かの様に親は、子供をブランド扱いに。優秀校の保護者会なんて、勘違いの親が山ほどおりますよ。私の学校もそうでしたね。この典型的な家が、実はわが家です。大学で実家を遠く離れたので、やっと親から解放されましたが、私は自分の子供には、分相応に伸び伸び育ってもらいたいと思っています」「伸び伸び育てるには、親の心に知識、知恵、経験による余裕がないとあかんで。親になる事は簡単だが、親であり続けるという事は難しいよ。親であり続ける為には、子供と一緒に親も、成長し続けていかないといけないからね」と。


加えて拙僧、この若者に「わが寺の檀家で、高校2年まで東大合格確実といわれた青年がいたんだが、母親が長期の休み(夏休み、春休み)に入ると、ホテルに監禁して、母親の監視の元、勉強させるというとんでもない事を。一応は先代(拙僧の父)も母親に注意をしたが、聞く耳など持たず、ついにその子がキレて、高校を中退し、極道の世界に。その男性は7年前、肝臓癌によって52歳の若さで亡くなり、今はわが寺の納骨堂で永眠してるけどね。だけど、可哀想だったな。他界の1週間程前に拙僧に電話をしてきて『住職さん、もし神仏が許してくれて、また、人間に生まれて来る事が出来たなら、今度はヤクザにはなりません。大学、大学院まで行って、世の中の為になる働きをしたいと思います』と弱々しい掠れた声で。子供は親の所有物ではないんだけどね」と。


続けて拙僧「子供の将来を考えるといえば、こんな事例もあるから、知っていて損はないと思うよ。小中高大社会人と親に迷惑を掛け続け、金銭面も含め、親に支え続けてもらった息子が、親の意向も聞かずに母親を老人ホームに入所させ、納骨堂に納めてある先祖の遺骨を樹木葬にすると勝手に契約を。お寺の納骨堂で永代供養をするよりも高額な樹木葬を。家を継承する男の子がいるというのに。つまり、供養をしたくないんだよ。家族で唯一、その息子の子供(男子)だけが『樹木葬って、野原に捨ててると同じだろ。散骨って、海に捨ててるんふぁろ。先祖さん達が可哀想じゃないか』と必死に樹木葬に反対をしたが、親は『子供が口を出すな』と聞く耳を持たずで。今、この親と息子は絶縁状態に」と。


更に拙僧、この若者に「この家族の事ではないが、これと似たケースがあって、結婚希望相手(彼女)の家が非常に先祖と親を敬う家で、対し、彼氏(男性側)側の家が菩提寺を持たず、先祖を散骨しているを知った彼女側のご両親が『お前の彼氏の家は、忘れちゃならんもの(先祖や親の恩)を平気で忘れたり、大事にしなきゃならんものを、平気で粗末にする様な人達(家族)なのかい。先が見えとるな。お前(娘)の将来のためだ。この結婚はやめた方がいい』と父親が娘に。このケースにおいては、後日を見た時、父親の判断は正しかったですけどね。この法話を以前、投稿させてもらった時『これは稀なケースですから』と前置きしているにも関わらず、ギャーギャー文句を言ってきた人達(SNS内)がいてね。恐らく、文句言ってきた人達は、散骨供養、樹木葬供養を大義名分にして、遺骨を海に野原に捨てるが目的の人達だったんだろうね。自分に身に覚えがあるから、腹が立ったんだろうね」と。対し、この若者が「住職の話は、奥が深いわ。忘れないでおくよ」と。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、7月25日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今日は早いもので、三浦春馬さんの6回忌(2020年7月18日他界、行年31歳)になりますね。

2025-07-17 07:02:22 | 法話

【臨時法話】


檀家の30代女性が昨日「明日7月18日は、三浦春馬さんの祥月命日(立ち日、2020年、行年31歳)ですね。早いもので、もう今年で6回忌になりますね。あの日、落ち込んでいる私に住職さんが『自死は地獄に堕ちて永久に浮かび上がれん、という世の中に流れている風評は、方便(嘘)だよ。自死も病死も事故死も流産も老衰も、人の死は全て寿命にて。江戸時代に近松門左衛門さんが、曽根崎心中、を発表した時、心中(自死)ごとが世の中に流行を。それを止める為に、恐らく当時のお坊様が、自死は地獄行き、と。この言葉で心中が激減を。それが現在まで、自死を思い止まらせる為の方便(嘘)として残っているだけだよ。哀しく死んで逝った人に、更に追い打ちを掛ける様な心無い言葉を吐き掛けるは、あまりにも人情がなさ過ぎる。人がそうするには、そうするだけの理由が必ずあるもの。その理由を知らない人間が、とやかく言うもんじゃない。皆、考えなきゃ』と言ってくれた言葉に私、心が救われました」と。


続けて、この女性が「三浦春馬さんが亡くなったあの日、こんな話も住職さんが私に。『わが寺の檀家さんにも、19歳で亡くなった(自死)若者が3人。その若者達以外にも、30代、40代での自死は数人。その子らのご両親に、最期がそうだったからといって、その子の生きてきた19年間を全て否定する様な送り方(葬儀)だけは、出来る事なればしてくれるな、と進言したら、ご両親は通常の葬儀を。3人とも、葬儀には友人が100人以上、その友人の保護者達も数多に。その友人達や保護者達に拙僧、自分の子供は関係ないと思わないで下さいね。子供は辛い時には必ず、何かしらの信号を発しております。見落とさない様にしてくださいね、と。この葬儀の法話は、自死をした若者のご両親が、私達の様な辛い思いをするは、私達だけにしてもらいたいから、葬儀に来てくださる子供の友人や保護者さん達に、そうした法話を住職がしてください、と頼まれたから、葬儀の時に会葬者達に話したんだけどね』と住職さんが。この言葉は今現在、子供を2人(2歳と3歳の女の子)育てている私の心に、重く重く刻まれております」と。


【付録】

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされ


次回の投稿法話は、7月20日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今日7月16日は、戦国時代の中国地方の覇者、毛利元就公が他界(1571年)された日にて。

2025-07-16 06:21:16 | 法話

【臨時法話】


今日7月16日に他界の有名人に毛利元就公(1571年没)が。戦国時代に中国地方(山陽道、山陰道)を制圧した武将ですが、この元就公はことさら、おべっかを使い、すり寄ってくる者を嫌ったとか。元就公曰く「儒者は頼りにならない。その様な人間は、ただ本を広く読むだけで、心を戒め、慎むと言う事を知らない。儒者でありながら真の道を知らないという事は恐ろしい。聖賢の書を読んだからといって、一概に信じるべきではない」と。


これに類似の言葉を拙僧、学校講演に呼ばれた時に「知識は学問から得られるが、その知識を活かす知恵は、経験からしか得られん。経験なき知識者は、ただの『物知りさん』でしかない。ただの物知りさんは、実戦では役に立たん。講釈言い、文句言いは動かんと相場が決まっとる。建設的意見を含まぬただの文句は、雑音でしかない」と生徒さん達に。


【付録】

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次回の投稿法話は、7月20日になります。添付写真は、毛利元就公。