2021年12月半ば過ぎ
お風呂あがりに、バスタオルで体を拭いている時でした。
右胸にしこり? 気のせい?
一抹の不安がよぎります。
私の胸は、やや大きめ。脂肪がたくさんついています。
年々、重力に負けてきています。
その日は、しこりの位置もよくわからず
鏡に映してみても特に、異常はみられません。
横になって触ってみても、何もないような気がして
見なかったことにしようと、そのまま、寝ました。
翌朝、
少し冷静になり
もう一度横になったまま、丁寧に触っていくと
やっぱり、右胸の中心から少し右、しこりがあります。
位置もわかりました。
小さなピンポン玉が脂肪にくるまれたような、柔らかめの感触。
胸の中を浮いていて少し動くような感じ。
球体。3cmくらい??
右胸にはあって、左胸にはないことを確認して
不安が、確信に変わりました。
こんなに大きなしこりがあったのに、これまで気づかなかったなんて・・
忸怩たる思いです。
でも、乳がんとは限らないし、良性かもしれない。
その日は仕事もなかったので、ネットで調べまくり。
乳がん罹患は、40代が一番多いけれど、60代が次いで多いこともわかりました。
若い人は良性が多いけれど、60代だとまず悪性を疑う必要があることも。
調べるほどに、不利な情報が増えてきます。
しこりがあったけど良性だったという、20~40代の情報は溢れているのに
60代以上の情報は見つけられませんでした。
5年前、最後のマンモ検査で異常がなかった時以来、
私は、もう乳がんにはかからないだろうと思い込んでいました。
親戚にも乳がんはいないし、その昔、子宮筋腫で子宮全摘しているから。
検査で閉経年齢を書く時は、全摘した年齢と言われます。
乳がんは、初経が早かったり、閉経が遅かったり、
女性ホルモンに晒されている時期が長いとリスクがある、と思っていました。
私には全く、あてはまらない
はずでした。
毎年くるのに放置していた市の「乳がん検診のお知らせ」を探し出して
最短の日程で、検査ができる施設に検診の申し込みをしました。
検査日は、クリスマスイブ。