JuJuブレスト日記

乳がん治療の記録を残していきたいと思います。

術後6か月

2022-08-15 21:33:21 | 乳がん手術後

乳がんの温存手術後、ちょうど6か月が経過しました。

告知後、約7か月。

放射線治療終了後、約4か月。

6か月検診はお盆で延期したので、1週間先です。

 

私の右胸の状態は

徐々に薄くなってきましたが、まだ放射線あとの日焼色は、はっきり残っています。

右胸内側と下側には、いくつかシミorホクロのようなものもできています。

 

左胸は柔らかくて前かがみになると垂れ気味になる‥のに対して

手術をした右胸は未だ固く

どんな姿勢をとっても、しっかりバストアップされています。

私の手術跡は乳輪のキワに沿っているためか

乳輪が右だけ1.3倍くらい大きく見えます。

総じて、左右アンバランス。

じっと見つめる人はいないので、別に良いです。

(まだ温泉に行けない程度には、気になります)

 

広範囲に固かったところは、固い部分の面積が縮小して

これに伴い、手術直後に心配したデコボコ感もやや改善しました。

とはいえ、手術跡まわりと

その近く、術後18日目に炎症が起きてリンパ液を抜いた注射の跡近辺は

放射線治療でより一層、強固になり

少しひきつれているところも含めて凝り固まったまま。

8cm×2.5cmくらい。

押されたらぜったいに痛そうで、今から半年後のマンモ検査が恐怖です。

 

18日目にリンパ液を抜く注射をした2か所のうち脇側の1か所は、

主治医が太い針を刺しても抜けずに、あきらめた箇所。

当時、自然に腫れが引くのを待ちましょう、と言われましたが

いまだに膨れた状態で、待ってます。

ここはやや柔らかめ。

何が入っているのか気になったままで半年が過ぎました。

脂肪?

 

右胸にふだん痛みはありませんが

下着の縁があたるなどで、時々痛くなり、赤く腫れることもあります。

 

この夏、汗腺が機能していない右胸だけは、常時、熱を持ってホット。

こんなに常に熱がこもっていて大丈夫なのか

次の診察で聞こうと思います。

 

腕は、ほぼ100%自由に動かせて、右を下に寝ても大丈夫です。

 

こうして右胸の状態を改めて確認してみると

細かいこといろいろ列挙してしまいましたが

私自身は、むしろ、わずか半年でここまで回復したんだな

と感慨深いです。

手術した頃は「標準治療」という言葉さえ知らず

医師に言われるがままに治療に臨んできました。

結果的に、何より抗がん剤の辛い治療がなかったことが

本当にラッキーで有難いことだったんだ、と今になって、かみしめています。

 

ルミナールAでも、考え始めるとこまごました不安が

つきなくなることもありますが

ようやく新たな仕事にも慣れてきて生活ペースも定まってきて

これから、もっと新たなこと、チャレンジングなこともしてみたい

というちょっとした熱い気持も生まれてきました。


術後1か月の状態と思うこと

2022-03-16 11:14:22 | 乳がん手術後

乳がん温存手術後、約1か月が経ちました。

 

センチネルリンパ節2個だけを切除した腕は

たまに不用意に思い切り伸ばしてピリッとすることがあるくらいで

ほぼ、自由に動かせるようになりました。

右側に寝返りを打っても痛くなくなりました。

無意識に寝返りを打たないようベッド右サイドにおいていた抱き枕も卒業。

 

傷口まわりは、痛みはないけれど固いまま。

特に手術した右乳房は、かなり広範囲で固い状態が続いています。

触らなければ普段は意識することはありませんが、少し気になっています。

右胸の形は、針でリンパ液を抜いたところが窪んでいたり

固いところがしこりのように外見からもわかったりですが

半ばあきらめつつ、固さがとれると共にいずれ治るといいなあと思っています。

 

ここ3,4日 手足全体に小さな赤い発疹がでています。

アロマターゼ阻害薬の副作用?

顔も目のまわりを中心に広範囲に赤くなっています。

目のまわりが赤くなるのは、花粉症の例年の症状ですが

手足にまで赤い発疹ができるのは初めて。

花粉症薬は毎日飲んでいますが

花粉症とアロマターゼ阻害薬(レトロゾール)の相乗効果の副作用なのか

もう少し様子見です。

 

1か月後の状態を一言でいうと

「胸と腕を意識しない」ようになりました。

お風呂で鏡をみる時(みえてしまう時)を除いて。

術後3週間くらいまで常につきまとっていた右胸と右腕の痛みや違和感が

気がつくと、なくなっていました。触らなければ固さも忘れています。

 

退院してから数週間、痛みがあった時期は

マンモやMRIで良性石灰化のあった左側の初発が心配になったり

ルミナール型の5年以上後の晩期再発が心配になったり

時々不安に襲われては何度も病理結果をみて同じことを調べまくったりしていましたが

痛みがなくなるのと連動してしだいに

日々のこまごましたことやウクライナ情勢の方が気になり

乳がんの心配事を忘れるようになりました。

自分の体ながらこの治癒力、不思議で、頼もしいです。

 

手術の日は、窓辺に雪が積もっていたけれど

今は、桜のつぼみが今にも咲きそうなくらい大きくなりました。

来週からは、放射線治療。

ある乳がん専門医のサイトに

「抗がん剤治療を続けてきた人にとっては、その後の手術や放射線治療は

天国にみえるはず」とありました。

本当にそうなんだろうなと思います。

これまでの手術も痛みも、今振り返るとぜんぜん我慢できる範囲

考えてみればたった1か月の期間で、しかも終盤はわずかな痛みだけでした。

抗がん剤で苦しんでいない私が

放射線治療で副作用が心配、とか言ってたら申し訳ないくらい。

 

病気になったことに感謝するつもりは全くないけれど

治療して下さる全ての人たち、励ましや情報をいただいた全ての人たちに

感謝の気持を捧げたいです。


乳がん手術後 (5) 術後病理結果 補足

2022-03-10 13:19:07 | 乳がん手術後

病理結果説明の補足です。

 

T病院にて一昨日、病理結果説明の際

摘出した乳がんの写真をみせてもらいました。

初めてみる病巣が、ちょっとショックだったので

ブログにその様子を書くのをためらいました。

 

2日経って落ち着いたので

やはり備忘として記しておきます。

 

取り出した部分は、約9cm×8cm×2.5cm

その画像は、オレンジ色っぽくて全面がボコボコした丸い形状でした。

たぶん9cm×8cmの正面からみたもの。

これまで白黒のエコー画面しか見てなかったので

リアルなカラー画像をぱっと見せられた時

思わず息を飲み

正視できるまで数秒、かかりました。

 

主治医は見慣れているせいか、何枚もの画像を示しながら説明していきます。

全部同じに見える・・

組織検査用なのか、いくつもの深い切れ目が入った画像がありました。

次の画像は、その断面なのか(?)

楕円形中央より少し右寄りに白っぽいところがありました。

「この白っぽいところが、がんです」と言われました。

それはエコーでみた長めの楕円形に似ていました。

オレンジ色部分は乳房のふつうの組織で、白っぽい部分が乳がんなんだと

やっとわかりました。

 

確かに、摘出した乳がんの画像を確認しました。

 

病理結果としていただいた印刷物の横に

どれも同じにみえる乳がんの白黒コピー画像が5枚小さく印刷されていました。

証拠写真。

モノクロでよかった。

もはやどこが乳がんなのか全くわからないですが。。


乳がん手術後 (4) 術後病理結果

2022-03-08 23:06:20 | 乳がん手術後

今日、術後病理結果の説明を受けました。

主治医から開口一番

手術前と同じ結果でしたよ

と言われて、緊張が一気にほぐれました。

断片陽性や転移なしで確定、と思って。

 

以下が診断の「追加報告」書類内容の抜粋・備忘です。

------------------------------------------------------

切除したサイズ  90×80×25mm

がんの大きさ  浸潤部  IDC:20×12×15mm

         非浸潤部 DCIS:10×10×10mm

グレード 1

Tubular differentiation 2

核異型 2

内分泌療法の効果 グレード 2a

ly0, v0, f(+)

センチネル  0/2

断端近傍腫瘍認めず

------------------------------------------------------

 

がんの大きさは、手術前検査では2.3cmでステージ2

今回は、浸潤部は 2.0cm、周囲の非浸潤部を含めると  3.0cm

2cmなのか3cmなのか??

主治医から、通常、浸潤部のサイズでステージを判断します

2.0cmになったのでステージ1ですと言われました。

ステージ1ですよと、2回も断言していただきました。

先生、優しいですね

ギリギリですが、ステージ1に変更になって嬉しいです。

 

約6cmの切除部分から、どうやったら 9cmのサイズの塊を取り出せるのか

また聞いてしまいました。

回答「引っ張りだすんですよ」

どうやって・・

 

今後、地元の病院で放射線治療を受けるため

予約をとっていただきました。

その後は、地元の乳腺専門クリニックで経過観察の予定。

こちらにも連絡いただくことになりました。

つまり、今日でT病院は卒業。

再発がなければ。

 

主治医の先生のことは、ぜったいに一生忘れません。

毎週、何人もの手術をされていて、私はその中の一人だけど

私にとっては唯一の主治医で

感謝しかありません。

ちょっぴり寂しいけど、ここには二度と戻ってきません!


乳がん手術後 (3) 術後20日めの状態

2022-03-06 16:58:21 | 乳がん手術後

術後20日め。

昨夜、お風呂でふと鏡をみて、びっくりしました。

なんと胸まわりが普通の肌色に戻っています。

 

手術後ずっと、右胸上部・右側・脇にかけて全体が腫れ気味で

何ともいえない赤暗い色でおおわれていて

茶色のテープ越しに黒っぽい傷が透けていました。

数日前には、胸も脇もパンパンに腫れて全体が真っ赤になり、呆然としたばかり。

 

この状態にいつしか慣れきっていたのか

突然、胸の赤みが引いて普通になったことが、にわかに信じられませんでした。

一昨日から飲み始めた抗生剤の威力?

 

今朝、改めて傷口の様子を点検しました。

明るい光の下でみると

脇の傷部分は、まだぷっくりしていて、薄くなったとはいえ一帯が赤いです。

でも、胸まわりは、赤みがすっかり消えています。

腫れと赤みが引いたら少しデコボコしていたところも目立たなくなりました。

まだ胸の右側全体、何かを寄せて集めたところ(?)がとても固いけれど

主治医がだんだん柔らかくなりますよ、と言ってたっけ。

良かった。。。

 

胸の傷は乳輪右側のキワにそって半周近く。

測ってみると長さ 6cm弱。

円形にカーブしているせいか目視では、もっと短く見えました。

この中央に近い部分を切って、いったいどうやって右側奥の腫瘍を取り出せたのか

マージンを含めるとかなり大きい球体のはず

それを考え始めると不思議が止まりません。

脇の方の傷は長さ 4.5cm。

こちらの方が痛いのに、思っていたより傷は短いです。

短いけど深いから痛いのか?

 

腕を水平より上に伸ばすと、二の腕の内側がピリッとするのは変わらず。

でも腫れが引いてからは、ゆっくり真上近くまであげられるようになりました。

 

朝から気分良く

きょうは久々に玄関前の花壇の手入れをしました。

うちの前を、保育園の子供達がお散歩で通るので花壇に「うさぎ」を配置。

 

次の診察では、こんどは「急速に」ではなくて「突然」腫れが治りましたと

報告しようと思います。