JuJuブレスト日記

乳がん治療の記録を残していきたいと思います。

放射線治療 (5) 6回終了

2022-03-29 19:38:54 | 放射線治療

M病院の駐車場には3本の大きな桜の木があって

そのうち1本がひときわ立派です。

先週から、3分咲き、5分咲きと毎日カウントしてきましたが

今日は満開。

入院中と思われる患者さんが1人、付添いの人に車椅子を押されて

この桜を見にきていました。

公園でもない駐車場に。

病室の窓から眺めていて、どうしても近くで満開の桜を見たくなったのでしょうか。

 

かくいう私も、病院までの道のり

毎日、遠回りをして500mほど続く桜のトンネルの道を通っています。

車がみんなゆっくり走るので少々渋滞気味。

今年、こんなに桜並木に心惹かれるのは

駐車場にお花見にきた患者さんのように病気を抱えているから?

花曇りの中、桜の舞う時期に放射線治療に通ったことは

ずっと忘れないだろうなと思いました。

 

放射線治療は6回を終了しました。

今日は週1の診察日。

放射線科の担当医師と看護師さんが交代されていて驚きました。

担当の先生から新年度に変わると予告はされてましたが

4月になってからと思っていたので。

 

前の先生は、フランクで明るくて変な質問も大歓迎という雰囲気満載でしたが

新しい先生は対照的に、ひげを蓄えてどっしり落ち着いた雰囲気。

保湿剤の量や使い方を聞くと、あまりこだわらず適当でいいんだよ

と言われました。

まあ、そんなもんですよね、と思っていたら

診察がおわったあと、看護師さんがあわてて(?)追いかけてきて

ローションをこのくらいとって両手につけて顔に塗るのと同じ要領で

湿ったと思うくらいに塗ってください、1日2回でいいです、

赤みが強くなってきたら診察日以外でもいつでも相談してくださいと

丁寧に説明してくださいました。

看護師さんの気遣いに感動です。

優しくされるたび

病気は嫌だけど、病院に通うのは満更でもないと思います。

 

放射線治療の方式については、CDで撮った私の胸の画像をみながら

4回照射する方向と角度について説明を聞くことができました。

胸の中を通ると線量が距離に反比例して減るので、反対の方向からも照射が

必要。線量を均一にするために角度を変えて4回照射するなど。

確かに画像をみて4回だと、肺の位置に多く当たってしまうのを避けられるんだ

と思いました。(私の勝手な解釈です)

治療の方式は

私がもしかしたら?と思っていた「IMRT方式」ではなくて

リニアックの標準的な方式でした。

 

外科手術は、とてもわかりやすいけど

いくら聞いても謎の放射線治療。

まだ右胸に残っているかもしれない癌のかけらをやっつけるという最新治療。

痛くもなく、まだ副作用もないのでありがたい一方で

ちょっとだけ不安も払拭できないこの不思議な治療を積み重ねているところです。


放射線治療 (4) 4回終了

2022-03-27 23:27:21 | 放射線治療

放射線治療のはじめの1週間が終わり、4回を終了しました。

 

相変わらず、放射線照射中は呼吸を意識せずにはいられません。

不自然に呼吸が浅くなったり深くなったり

たぶん胸もかなり動いています。

治療2日目に

胸が動いてほかの器官に放射線が当たったらどうしようと不安が募り

放射線技師に訊ねると

「画面で呼吸状態を見ながら照射しているから大丈夫ですよ」と言われました。

画面で何をどう目視しているのか? しくみは理解できませんでしたが

どうやら大丈夫らしいです。

でも不自然な呼吸の様子を見られていたとは。。

 

2日目以降は、トータル5分ほどで治療が終わるようになりました。

体の位置合わせに2,3分、半分くらいの時間を要します。

装置台の所定の位置に寝て両手で頭の上部にあるレバーを握ると

あとは放射線技師の2人に体をあずけて位置調整。

1度めの照射直後に、短い2度めの照射があります。

その後、リニアック装置が大きく方向を変えて、3度目と短い4度目の照射。

診療明細書には「高エネルギー放射線治療(4門以上の照射)」

と書かれていました。

ネットで調べてみたら、おそらく私が受けている放射線治療法は

Field-in-Field法という方式のようです。

次回診察で確認したいことのひとつ。

 

現時点では、目立った副作用はありません。

頭痛やめまい、倦怠感などの「放射線酔い」の症状は全くなし。

ただ、3日目以降は、夜お風呂あがりに必ず右胸だけが赤っぽくなり、

朝になると赤みが消えて元に戻っています。

1日3回と指示された保湿剤は

1日2回、朝とお風呂上りに、たっぷり、右胸全体に塗っています。

4本処方された50gの保湿剤(ヘパリン類似物質ローション)は

まだ1本目が 2/3くらい残っています。

このペースだと5週間使うとしても、最終的に2本余ってしまう計算。

もっとたくさんの量を塗るべきなのか

6週目以降も長い期間保湿剤のお世話になるということなのか

これも先生に聞いてみなくては。

 

4回目の治療の終わった金曜日

看護師さんに「やっと金曜日ですね」と声をかけていただきました。

本当に。

平日のみ毎日の治療をまだ始めたばかりなのに

毎回のようにあと何回、と数えては、金曜を心待ちにしていました。

治療を受けている人みんな同じ気持なのかな。

リニアック室の前で順番待ちをしている人たちに

同志のような連帯感を(一方的に)感じています。


乳製品など食事考 

2022-03-25 23:23:26 | 日記

私は高齢の父と2人暮らしですが

妹家族と2世帯住宅になっていて、朝・夕の食事は一緒です。

シングルの私がみんなで食卓を囲むことができるのは小さな幸せ、と思っています。

 

夕食の片付けを終えて、TVをみて、お風呂に入って、パジャマに着替えて

自室にひきあげると、1人の時間。

ベッドでゴロゴロしたり、机の前でPCを開いたり、気ままに過ごします。

今、一時のように急に不安に襲われることはなくなりましたが

このところずっと考えているのは、食生活のこと。

 

美味しい食事を楽しむことは、私の人生にとって不可欠。

食事に関しては、これまでもある程度バランスには気を使ってきたし

厳格な制限をするのは気が進みません。

でももし、乳がん再発リスクを減らしたり

左胸にある良性腫瘍の乳がん化のリスクを減らせるような

有効なエビデンスのある対策があるのならば

取り入れたいです。

 

何か指針がほしくて

日本乳癌学会「乳癌診療ガイドライン」サイトで

食品関連での「乳癌患者の予後」のリスク項目

つまり、発症リスクではなくて、既に発症した人の「再発」リスクに関する項目

を確認しました。

過去の多くのコホート研究の評価を反映しているものなので信頼できそうです。

このうち気になったのが次の2点。

どのような食品を摂れば予後が改善するかという評価結果です。

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●食事によるイソフラボン摂取 ⇒ 可能性あり

 「食事によるイソフラボンの摂取は乳癌患者の予後を改善する可能性がある。」

●乳製品 ⇒ 証拠不十分

 「乳製品により乳癌患者の再発リスクが増加する可能性は否定できないが,

  乳癌死亡リスクや全死亡リスクが増加する可能性は低い。」

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乳製品は、乳がんと関連するという議論も多いし

最近でも2020年度北米のロマリンダ大学の

「乳製品の摂取が増加すると乳がんの発症リスクも増加する」という

調査報告もあったので

ずっと気になっていたことでした。

 

結局、「再発リスクが増加する可能性を否定できない」なら

今は、やめておこうと思い

数日前から、牛乳を豆乳に変更して

よく家で飲むカフェオーレを豆乳ラテに変えました。

牛乳自体はもともと好きでも嫌いでもないので特に問題ありません。

これで、イソフラボン摂取量も増えるかも。

 

ただし、大好きなチーズとヨーグルトの扱いをどうするべきかは

とても悩ましく、いまだ考え中です。


放射線治療 (3) 照射1日目

2022-03-22 23:46:43 | 放射線治療

今日は、放射線治療の照射1日目でした。

この1週間、胸に描かれたマークを消さないように、テープもはがれないように

細心の注意を払って、お風呂では湯舟に短時間浸かったあと

洗わずにそっと流すだけにしていました。

 

でも、きょう初回の照射直前に

放射線技師の2人のうち1人がもう少しだけ位置を変えたいと言い出し

横たわっている私をはさんで両側で小声での議論がはじまりました。

結局、前回つけたマークが消されて新たに線が引き直されました。

私の1週間の努力が。。

 

時間をかけて位置決めをしていただくのは望むところですが

その後の約5分間の照射の間中

こんな微妙な調整をしたのに呼吸で胸が動いても大丈夫なのか気になりはじめて

自然な呼吸ができなくなってしまいました。

苦しくなって深呼吸してしまったり。

痛くも何ともないのに放射線装置から照射されていると思うだけで

相変わらず緊張で体の力を抜くことができません。

 

照射終了後、週1回の放射線科医師の診察がありました。

CT画像上の右胸部分に照射線が書かれた図を示されて

照射方法の説明を受けました。

基本は斜め2方向から照射し、さらに肺などへの影響を最小限にするため

少しづつ角度を変えてまんべんなく照射するとのこと。

これがつまり、標準治療と言われるリニアックの手法なのか

もしかしたらこの病院に設備があるという IMRTというコンピュータ制御の

より精度の高い手法なのか

知りたかったのですが、いつものごとくとっさに質問できません。

病院を選んだ時点で決まっていることなのでどちらでもいいのですが

どのレベルの治療を受けているのかは気になります。

治療終了までには先生に確認しなくては。

 

さいごに、皮膚の副作用対策として保湿剤を処方されました。

これを今日からずっと1日3回塗る必要があります。

今は何も症状がないのでたぶん、忘れると思います。

 

放射線技師から、今後は翌日補強できるので胸のマークは少しくらい消えても

いいですよと言われました。

1日中みぞれが降り続いた放射線治療初日、思いっきり長湯をしました。


今やるべきことは

2022-03-19 23:16:20 | 日記

乳がん手術後、体が回復して落ち着いてきた今

少しでも再発リスクを減らすために

何かせずにはいられない気持でいます。

 

私の乳がんはルミナールA、つまりエストロゲンがリスク因子です。

「閉経後は(卵巣ではなく)脂肪がエストロゲンを生産する」

という事実は

想像もしていなかったこと。

乳がんになってはじめて知りました。

告知を受けた時から

なぜ、乳がんになってしまったのだろうと何度も考えてきましたが

私の場合、元凶その1は

お腹まわりを中心に蓄えてしまった脂肪なんだろうなと

今は、ほぼ確信しています。

 

やるべきことのひとつは、運動。

この5年ほど、体重と腹囲はジワジワと単調増加してきました。

これまでダイエットのため、1日1万歩やスロージョッギングなど試しましたが

いつの間にかやめていました。。

自己管理には限界があります。

今度こそは、ずっと続けられて脂肪を燃やして筋肉をつけるダイエットに

取り組まないと。

5年間のレトロゾールがおわったあとは自力で何とかしなければいけないし。

という思いもあり、いろいろ考えた結果

「太極拳」にトライすることにしました。

太極拳は、ゆっくりした運動ながら、足腰が鍛えられて

レトロゾールの副作用で心配な関節症にも効果があると知って。

 

今は、動画をみながら自己流で始めたところですが

「太極拳」の市民教室にも申込みました。

放射線治療と同じ日に開始の予定です。

市営の体育館で実施するので費用はお手頃で 月3000円。

 

目標:60Kg⇒54Kg (身長159cm)