2022年2月8日
手術1週間前
2回目のT病院の診察日です。
前回の初回診察日から、3週間が過ぎました。
この間、乳がん患者らしいことと言えば
毎日、ホルモン剤のアロマターゼ阻害薬を飲むだけ。
目立った副作用はなく
乳がん自体は自覚症状もないので
仕事引継ぎ用のマニュアル作り、部屋の片づけ、草花の手入れ
に邁進しました。
高額療養費制度の申請もしました。
仕事は、長期休みとしました。
アルバイトとは言え、任された仕事もこまごまとあり、
最終日に何とか引継ぎを終わらせ、やっと卒業できた気持になりました。
家ではガーデニング担当なので、
入院中も花が咲くよう、新しい苗を植えたり、つぼみの花を生けておいたり。
立つ鳥跡を濁さず
と言ったら妹が笑いました。
「2泊3日」という言葉のインパクトは絶大。
これを聞いて、父をはじめ周りの人たちも安心したようでした。
私自身も、軽い怪我をちょっと治してくるね
という気持になれると思いました。
手術はそんなに怖くない。(麻酔で痛くないだろうし)
それでも、そのあとの再発の不安、副作用の不安、
いつまで生きられるのかな、という思いは拭えず
つい、部屋の片づけや書類整理などしてしまいます。
さて、この日の診察は
はじめにPCR検査です。
唾液での検査を熱望していましたが、やはり鼻の奥に入れるタイプ。
鼻の奥の奥で嫌な感じがありました。
大手術を前にこのくらい、と乗り切ります。
その後、診察室で、手術方法の説明を受けました。
「乳輪の際にそって切ります。これだと傷があまり目立たないから」
え? 私のがんは、かなり脇側にあるけど、乳輪に沿って切る?
「陥没したりしないように、周囲から寄せて形をつくります」
? 疑問は残りますが、とっさに質問を返せません。
かねて一番の懸念事項だった「センチネルリンパ節生検は、いつするのか?」
問題については、質問できました。
前日にする場合は、すごく痛かった、といろいろな方のブログにあったので。
「手術中にセンチネルリンパ節の切除をして
隣の部屋で1時間くらいかけて検査をします」
と言われて安堵です。
これで手術の心配ごとは、ほぼ解消しました。
昔、子宮筋腫の手術をした時は、事前検査で涙が出るほど痛い思いをしました。
どうやら今回の入院では、すごく痛い思いはしなくてよいみたいです。
センチネルリンパ節の生検で、
もし転移がなければ手術は2時間くらいで完了
もし転移があれば、リンパ節郭清をするので、もう少し時間がかかる
ドレーンをつけるから入院も少し伸びる
ということが、わかりました。
そうなのか。
「おそらく、MRIとエコーの画像をみると転移はないと思いますよ。
今日も、2泊3日の人が帰っていきましたよ」
と言っていただきました。
転移なしを祈るのみです。
一応、入院が伸びる準備をしておくことも了解です。
入院に関するいろいろな書類をいただき、看護師さんの説明も受けて
入院手続き完了。
部屋は、4人部屋の窓際を予約しました。
来週、1人で入院する予定です。