トリノ五輪に参加している選手宿舎が捜査当局の家宅捜索を受けることになったオーストリア選手団のドーピング疑惑は、同時に行われた抜き打ちドーピング検査の結果が近く判明することで一つの節目を迎えることとなった。
日本が名乗りを上げる16年夏季五輪の招致競争では、ドーピング対策がIOCの評価対象になる。 反応が弱いと診査にマイナスの影響を与えかねない。 日本のスポーツ界は、警察が捜査に乗り出すことに抵抗感を持つのではないかと見る向きもあるが、それはやはり受け入れなければならない。 日本人の選手がドーピングをしていないのであれば、自分の成績を正当に判定して貰うためにも、外国の選手のドーピングは容認すべきではない。