キスにご用心、髄膜炎の危険潜むとバレンタイン前に英医学誌警告
複数の相手とフレンチキスをすると髄膜炎になるリスクが4倍近く高くなると警告する論文が14日のバレンタインデーを前に英国医学ジャーナルのオンライン版に掲載された。 因みに髄膜炎は命にもかかわる恐れのある病気である。
10日発行の英医学誌最新号によると、研究者たちは1999年と2000年に髄膜炎で英国の病院に入院した15-19歳の若い男女114人の行動記録を調べ、他の健康なティーンエージャーと比較した。 その結果、複数のパートナーとディープキスなど親密な方式のキスをする人は髄膜炎にかかる可能性が3.7倍高くなることが判明したという。
研究はオーストラリア・シドニーの免疫研究・監視全国センターのロバート・ブーイ氏の指導の下で行われた。 髄膜炎はウイルス性のものと細菌性のものがあり、セキやクシャミで伝染する可能性があるが、キスの際の舌の接触で感染する危険の方がはるかに高いとされている。
あまい思いのかげには思わぬ落とし穴がある。 髄膜炎に罹ったら過去を振り返ってみる必要がありそうだ。 納得出来ない人もいるだろうが。