先日、本屋さんで平積みされていたある本に目がとまり
思わず、なつかしくて手にとった。
星新一の本。
5~6頁のショートショートの作品がほとんどで
内容はブラックユーモアや、風刺が効いている。
むかし、兄が中学生の頃
「おもしろい!すごくおもしろいよコレ!」と言って
星新一の単行本を何十冊も
夢中になって読んでいたのを思い出した。
「おもしろい」と言うから、兄の部屋からそっと持ち出して
私も読んでみたものの、ちっともおもしろくない・・・。
当時小学生の私は、こんなのがおもしろいなんて変なのぉ~って
思った記憶がある。
あれから、ン十年。
思わず手にとった本を何となく買って読んでみると・・・
これが、スゴクおもしろい!!
ブラックユーモアがピリリと効いている独特の世界観。
小学生だった私には、この本のおもしろさが分からなかったんだろうなぁ。
今、寝る前に星新一を読むのがちょっとしたマイブーム。
4年前に亡くなった兄の
「おもしろいよコレ!」の記憶がよみがえったのは
お盆だからだろうか?
ちょっとだけ、ウルッとしてしまった。