「リバティーン」公式ホームページ
思いがけず時間がとれて、昨日2回目の「リバティーン」鑑賞に行く事が出来ました。
なぜか今回は、バリーの視点から映画を観ていました。
やはりロチェスターよりバリーの方が感情移入しやすかったのかもしれません。
いきなり現れて「演技の稽古をつける」と言った美しき男ロチェスター。
そして、厳しいながらも情熱的に稽古をつけてくれるロチェスター。
そんな彼に惹かれていったのは必然といえるのかもしれません。
けど、最後にロチェスターを拒絶したバリー。
彼女はロチェスターのことを、もう愛していなかったのでしょうか。
自由奔放な彼についていけなかっただけで愛していたのでは・・・。
愛してなかったら子供を産むことなどできないのでは・・・。
そんなことを帰りの電車の中、考えていました。
ロチェスターには、やっぱり今ひとつ感情移入出来なかったかなぁ。
バリーに愛を叫ぶシーン。
慟哭するシーン。
激しく感情を表すシーンを、ジョニーはとても見事に演じているのに
もっと観たいと思っているのに短く切られてしまって
物足りなさというかじれったさを感じてしまった。
これは前回も思ったことなんですけど。
この物足りなさが、感情移入しづらい原因の一つなのかも。
こんな壮絶な男の人生を、こんなに見事に演じることが出来るジョニーを
改めてすごい俳優だなあと思います。
今までにジョニーがこれほどまでに激しい感情表現をした映画があったでしょうか。
もしかしたら、ジョニーの演技力が一番観れる映画なのかな・・・とも思いました。
ジョニー・デップ・・・・すごい俳優です。
なんだかまたひとつ、雲の上の存在のように感じてしまった・・・(笑)