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2015 Denver Broncos開幕戦

2015-09-14 22:13:50 | NFL
2015 NFLがついに開幕しました。新ヘッドコーチ、ゲーリー・キュービアック率いる新生デンバー・ブロンコスは、ホームにボルティモア・レイブンズを迎えて開幕戦。プレシーズンでは動きが冴えなかったブロンコスオフェンスでしたが、レギュラーシーズンまでに調子を上げて2年前の開幕戦同様にレイブンズを圧倒してくれると期待して観戦しました。
試合は序盤からブロンコスペース。最初のドライブで敵陣まで進めてキッカー、マクマナスの57ヤードFGで先制。2回目のドライブもFG成功で加点。第2QにFG1本返されるも前半終了間際にブロンコスがもう1本FG成功させて6-3で前半終了。タッチダウンこそ奪えなかったもののディフェンスが素晴らしく機能してレイブンズオフェンスをほぼ完璧に抑えていたので、いつものように後半オフェンスが爆発して圧勝するものと思っていました。
 第3Qブロンコス最初のドライブ、QBマニングのパスはレイブンズCBジミー・スミスにインターセプトされてそのままタッチダウンで逆転。その後のブロンコスのオフェンスは3シリーズでファーストダウンわずか1つしかとれない体たらくぶり。モメンタムは明らかにレイブンズに移った感がありましたが、第3Q終了間際にブロンコスCBアキブ・タリブが起死回生のインターセプトリターンタッチダウン。モメンタムを取り戻したブロンコスは、第4Q17プレー10分以上かけた粘りのボールコントロールオフェンスを展開してそのドライブをFGに繋げて19-13とリード。レイブンズ最後のドライブでは、エンドゾーンギリギリまで持ち込まれるもセーフティ、ダリアン・スチュワートがエンドゾーンでインターセプトして勝負あり。新HCキュービアックは、ブロンコスでの初采配を勝利で飾ることができました。
 しかし内容的にはオフェンスが本当に酷いものだったと言わざるを得ません。ディフェンスのおかげで勝てた試合と言っていいでしょう。プレシーズンの時から心配していましたが、オフェンスラインが脆すぎてQBマニングも思うようなプレーを展開できず、ランプレーもあまり出ませんでした。QBマニングのボールのスピード、強さ、コントロールは、年々衰えているのが隠せません。その衰えを補うには、オフェンスラインがもっと奮起することを期待するしかありません。課題山積、前途多難なシーズンになることは間違いなさそうです。次は中4日で同地区ライバルのKCチーフス戦。苦戦は必至ですが、なんとかオフェンスを立て直して同地区ライバルチームを倒して欲しいものです。Go Broncos!