:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ さあどうする? カトリック新聞  取り上げる? 取り上げない?

2008-06-16 15:33:05 | ★ 日記 ・ 小話

2008-06-15 08:12:01




 さあどうする? カトリック新聞
      取り上げる? 取り上げない?


「新求道共同体の規約」教皇教書(Decretum)により承認、
               のニュース


 これに関する記事を、バチカンの機関紙(日刊)「オッセルバトーレ・ロマーノ」の14日のイタリア語紙面をインターネットで検索したが、見つけなかった。知人が、Zenitというカトリックメディアに出ていると言うので検索したら、フランス語と英語でそれを見つけた。昨日のブログにアップしたのは、その英語からの訳だった。

目立つ不自然、不公正な取り上げ方

 新求道共同体に関する記事は、「オッセルバトーレ・ロマーノ」紙を初めとして、世界中のカトリックメディアで、或る一定の頻度とボリュームで絶えず取り上げられている。そのことは、通算9年間のローマでの生活を通して確かに証言できる。そして、真面目なメディアに関して言えば、ほとんど全て公正な肯定的な記事で、歴代の教皇様がらみが多かった。
 ところが、こと日本のカトリック新聞に関して言えば、既に引退し、或いは他界された「新求道共同体擁護派」の司教様たち(かつては司教団の3分の1ほどがそうだった)の投稿記事以外には、肯定的な記事はほとんど皆無だった(稀に「声」の欄の賛否両論併記型の扱いで申し訳程度に扱われたのを別にすれば)。
 自分自身も経験したが、他の人からも、カトリック新聞の新求道共同体に関する扱いが、偏っていると言う嘆きを多く耳にした。意見は無視され、投稿は没にされて来た歴史がそこにある。
 新求道共同体を取り上げるときは、ほとんど常に、否定的、批判的記事であり、ことさらに不安を掻き立て、分裂を生み出す方向への誘導記事といわれても弁護の仕様がないようなものばかりであった。しかもその多くが、現役の司教の名で書かれ、1面のトップを飾ることも稀ではなかった。
 6月はじめの司教会議の席で、バチカン大使が一喝したのは(郡山司教によれば)そうしたことへの聖座の苛立ちの爆発ではなかったか?

さあ、どうする?

 私は、カトリック新聞の次の号が楽しみだ。
 新求道共同体の規約承認を報道するか、しないか?するとしたら、肯定的に書くか、否定的に書くか?冷ややかに事実の一端を小さく報じるにとどまるか?大きく一面トップに好意的なコメントとともに書くか?
 この出来事は、客観的に言えば、恐らく1210年に教皇イノセンティウス3世がフランシスコ会の会憲を承認したこと、1540年に教皇パウロ3世がイエズス会の会則を承認したのと同じか、それ以上の重大な出来事であろう。
 「Zenit」の公正な取り上げ方が、カトリック新聞を評価するうえで、一つの目安になると思う。木・金曜あたりに届く週刊紙だから、まだ次の号に間に合うはずだ。
 

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