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=反響= 癌は死因の第1位ではなかった!
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私はこのテーマを2回で終わるつもりで書いた。しかし、付録として、以下のコメントだけは読者の皆様と共有しようと思いなおした。
Dさんから:
谷口神父様
M神父さまは、この世に生を受けることのできなかった魂(流産・死産も含め、中絶によりこの世に生まれることのできなかった魂)のために祈りなさい、そして誰にも祈ってもらえず、忘れ去られている者のために祈りなさい・・・と・・・。
確かに日本の社会が狂ってきたのは、堕胎天国となってからだと思います・・・
40年前、宮城県で、ある有名なプロテスタント信者の奥さんが産婦人科医院を経営しておられ、そこで働いた経験のある、看護師さんと知り合いました・・・。奥さんもクリスチャンだと思うのですが、そしてとても優しい、婦人科医の先生でしたが、そこで行われていることは、口にするのもおぞましいことだったそうです。
届け出に必要な月数に足らない胎児は、袋に詰められ、業者に引き渡すのです。うそかほんとうかわかりませんが、豚の餌として業者は引き取るのだと当時聞きました!!!
あまりのおぞましさに背筋が凍りました!!!とても素敵な詩を書かれる奥様が???この世の光と闇・・・聖と俗・・・究極の対比を見た気がしました!!!
(谷口)40年前と今は違うかもしれない。しかし、この話、もし本当だったら、レストランで食べた豚肉料理は、そういう飼料で肥え太った豚の肉だったかもしれない。国を挙げてのカーニバリズムではないか。
Eさんから:
結婚して息子が生まれ、育児雑誌を読んでましたら、読者の投稿欄に「妊娠がわかったとき、電子レンジが欲しかったので、出産かレンジを買うか悩みました。でも結局産むことにしましたが、レンジに未練があり、産まれた子にレンジと名付けました」との投稿が載っていました!!!
あまりに軽い命・・・神様が一人ひとり魂を込めてお造りになったであろうに・・・神父さまのおっしゃる通り、このつけをこれから払わねばならないでしょう!!!蒔いた種は刈り取らねばなりません!!!
怖ろしいことが待っている時代だと思います・・・
経済的理由で堕胎が許される、と言う日本の制度(母体保護法14条)は、命よりお金が大事と国家が正式に認めたのと同じ事だ。その国では、お金の神様に魂を抜かれて、物欲と消費癖に毒された人間にとって、命はいかに軽いものになるか。胎児であれ、肉親であれ、他人であれ、殺人が横行するのはそのためだ。その先に、若い兵士の命よりも富を優先する国家ぐるみの犯罪、戦争がある。日本は確実に戦争をする国になりつつある。
Fさんから:
谷口 幸紀神父様
バッカさんの「透明なゆりかご」、全5巻を購入して、息もつかず読ませていただきました。生きられなかった子どものためにバイトのバッカさんがお日様を見せて歌を歌ってあげて、祈ってあげるという優しさ。
バイトさんにそんな仕事をさせる医師も医師ですがバッカさんがあまりのむごさに3日でやめるにいたらなかったことが奇跡です。
今、職場の女性の間を回し読みが始まりました。23歳の准看護師さんは、今日勤務があるのに泣きながら午前3時まで読んでいたそうです。
私たちは、他人様の命のギリギリのところによく立ち会うのでバッカさんが見せてくれたようなエピソードは見聞きしているわけですが、知りえたことは口外しません、というモラルによりなるべく記憶からはずしているのですね。
モラルと言う美辞のもとに見え隠れする、声をあげさせない隠蔽社会体質。バッカさんはそれに立ち向かった。
「たかがマンガ、されどマンガ。」この「透明なゆりかご」5巻は、各巻200万部以上、合計1千数百万冊売れとことになっている。純文学の世界で10万部も売れればベストセラーの日本社会で、これが直木賞や芥川賞なら、テレビのモーニングショーで各局大いに盛り上がっただろうに、国家的恥部とあっては、どこも腰が引けてしまって取り上げない。しかし、マスコミから完全に無視されても、1000万部売れたという空前の部数はこのテーマが国民の(特に日本の女性たちの)良心に棘のように刺さった重い問題と直結し、それと正面から向き合ったものであることを明らかに証明している。
Gさんから:
エイズや梅毒などに対処するのに器具などが推奨されたりしますが、JCNA(日本カトリック看護協会)の前会長城麗子は、根源的な予防策は「十戒」(汝、殺すなかれ、etc.)だと看破されました。
しかし、カトリック信者の会員にさえその大切さはなかなか伝わりません。
人を裁くのでなく自分も含めて申しますが現代人は、神のみことばを割引して聞く癖がついているのでしょう。
人並みの生活が送れる限りにおいて信じているのです。
「透明なゆりかご」が広く真剣に読まれることを祈ります。
カトリックもプロテスタントも仏教徒も無神論者も、皆押しなべて出生率が1.4あたりを低迷していると言う事は、どの宗教の信者も平等にこの犯罪の加担者であることを如実に物語っている。
もう40年近く前のことになるが、私には兄貴分に伊藤義清というプロテスタントの牧師さんがいた。ある日、飲み屋の屋台に並んで腰かけ、水子地蔵の話に及んだ。
義清氏「仏教はいいよな!水子地蔵で堕した親の良心は救われるのだから。カトリックも真似してやればいいのに。儲かるしね!それとも、神父に告白すれば許されるから要らないのかな?説教の時に信者に告白を勧めればいいね。」
私「懺悔すれば確かに赦された気になるが、この便利なシステム、果たしてみんな有効に利用しているのだろうか。プロテスタントではどうするの?」
義清氏「プロテスタント信者の間では、表向き誰もこの手の罪は犯していない義しい人々の集まりと言う事になっているから、牧師も信者も一切それには触れないタブーになっている。」
我々みんな、罪を犯して楽園を追われたアダムとエヴァの末裔なのに・・・
カトリック教会は、この闇に住む日本人に神の赦しと、癒しと、課題に正しく向き合う勇気と力と恵みをもたらすものにならなければならない。それでなければ、教会は「味を失った塩」(マタイ5章13節)として、道端に捨てられ、足で踏まれるべきものとなる。
(完)