中間層以下を置き去りにし、誰もが豊かで希望あふれる老後とは真逆の発想です
(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
と言われても理想どおりには行かないのかと思います。
基本、老後の助けに年金制度を作ったものの最初から貼った額ではなく、働いている世代に頼ったのが間違いでしたから。
ボタンの掛け違いが大きくなってしまうのも分かっていたのに、何もせずに『100年安心年金』とか言っていた時期がありました。
また、いけないのは年金批判と払わなくても生活保護があるからと言う無責任論が横行する始末でした。
ベーシックインカムにしても無責任な話で財源の面まで考えている訳でなく、結果として何も進展していません。
年金資金の運用もそう上手くいっていないのでそれで穴埋め出来ないのです。
そんなのだから、支給を遅らすか、働いている内は納付して頂く話になります。
だから、薄々はそんな事だろうと思っていてもそれを言われれば怒るのは当然です。