<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

「補償金を受け取っていないとプーケット県被災住民が県知事に訴え」5.20

2005年05月20日 21時02分37秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「補償金を受け取っていないとプーケット県被災住民が県知事に訴え」
Phuucatkaan 2005/5/20

1人2万Bahtの津波被災者への補償金を未だ受け取っていないと、被災住民達がプーケット県知事に訴えた。プーケット県タラーン郡ターチャットタヤイ、チューンタレー行政区、ムー5、ターチャットチャイ村の100人以上の住民がプーケット県庁前に集まり、未だ補償金を受け取っていない件に関してプーケット県知事に会わせてくれるよう願い出た。
 Wichian Hoomruang氏は、津波によって多大な損失を被り、被害について登録を行い、被災状況に関して調査をしにきた行政官も被災が真実のものであると宣告したのだが、現在に至るまで、支援をほとんど受けておらず、家屋が全壊した住民には合計2万Bahtが支給されるとしながらも、それも受け取っていないと語った。仕事に関しては、災害予防・軽減事務所が1人当たり2千Bahtを支給すると発表し、いくらかの人々には支払った。
別の村人は、ターチャットチャイ村のほとんどは津波によって被災し、住民みなが困窮している。被災状況について登録したものが89名と残りのものが40名いる。自分達の名前もしっかりと書いたのだが、未だ補償金をうけとっておらず、調査から漏れた者に対しては、行政側は全く関心をもっていないと語った。残念ながらプーケット県知事との面会はかなわなかったが、住民側は、誰かを困らせたいわけではなく、行政側が5月20日までに完了するとしている補償金供与作業に関して、自分達がちゃんと補償金を受け取れるのか、受け取れないかという点をはっきりとさせ、更に関係機関に引き続き何らかの対応をしてくれるよう望んでいるだけですと語った。
 現在プーケット県では、調査漏れなどから、零細事業者約989人の被災者達が未だ支援を受けていないことが判明している。

「調査漏れ被災者のために3000万Bahtを用意@プーケット」5.20

2005年05月20日 17時52分35秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「調査漏れ被災者のために3000万Bahtを用意@プーケット」
Phuucatkaan 2005/5/20

プーケットの災害防止・軽減センターは、未だ支援を受けていない被災民たちへの支援として、3000万Bahtの予算を捻出する準備に取り掛かっている。当センター長の報告では、当センターによるプーケット県の被災者支援は既に4000万Baht,そして他の行政機関のものも含めると1億Bahtに至る。当センター、支援に関係する各行政機関が全力で対応しているのだが、当センターの調査によって、遺体の輸送費や居住地に関する支援が行き届いていない被災者達がいることが判明している。特に居住地に関しては、社会開発機構による住宅建設地を必ずしも好ましいとしない被災者達もおり、それらに対して当センターが、被災者自身による住宅建設費用を補償金として供与する考えだ。補償金供与の前段階として調査が必要なことも補償金供与がうまく進まない要因のひとつだ。そこで、当センターでは、更に約3000万Bahtの支援金を用意し、今まで関係機関などから支援を受けていないという証拠があるものに対して、6月中に補償金供与を実施する予定である。

「津波災害の記録収集に1000万Baht予算」5.20

2005年05月20日 17時16分41秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「津波災害の記録収集に1000万Baht予算」
Phuket Gazette 2005/5/20

バンコクに1000万Bahtをかけ建設する津波情報センター(TIC)にどのような情報を保管するかという点に関する会議が19日開催され、バンコクや被災6県の政府職員200人あまりが参加した。芸術局下のタイ公文書館が主催。現代史記録職員のSureerat Wongsa-ngiem氏は、公文書は5つの側面を捉えるべきとし、津波発生時に何がおきたか、どのように犠牲者を救助し、どのような被害は発生したか、津波後の支援に関して、そして将来的な津波を防ぐ対応に関して記録収集を行うべきと述べた。TICはバンコクに建設されることが決定しており、予算1000万Bahtは未だ政府から支給されていないが、支給された時点で建設を開始する。予定では来月から建設を開始する。さらに情報収集に関して、プーケット県Rajabhat大学が地元住民からの情報収集に協力する。タイ公文書館では一月より情報を収集整理しており、9月まで継続して作業にあたる。