(by 北島亭)
こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです
レストランで一匹まるまるのお魚料理って、そうそうお目にかからないかと思います。ほとんどが切り身のスタイルで出されますから、食べ方に困るということはないと思います。ところが、昔ながらの王道のレストランでは、ヒラメなどがドンっと一枚出るというところまではいきませんが、鯵や鱒ぐらいの大きさの魚は一尾で調理されて出ることがたまにあります。
日本料理店では、お祝い事の会席の場合は「めでたい」として、中ぐらいの大きさの鯛が尾頭付きで出されますが、通常のメニューでは切り身のメニューになっています。お箸であっても、尾頭付きが出ると「どこから食べればいいの?(汗)」と、戸惑うことはありませんか?
では、ナイフとフォークを使った一尾の魚料理の食べ方をご紹介します。
【こうすれば食べやすい!美しく魚を食べる方法】
(by コートドール)
画像は前菜で出されたものです。豆鯵なんですが、ちょっと大きめの豆鯵でした。お家では通常の味を買ってきてムニエル風に調理して、ナイフとフォークで練習してみてください。
①飾り野菜をよける
まず、魚の上に乗っている野菜をまとめてお皿の左手前によけておきます。
②頭と胴の境に切れ目を入れる
頭と胴を切り離さないように、中骨のところで止めて切れ目を入れだけにします。フィッシュナイフは刃がないので骨まで切ることは少ないですが、通常の刃があるナイフを使う場合、力を入れると頭と胴を切り話してしまうので、力加減に気を付けてください。
③背のほうに切れ目を入れる
フォークで身を押さえながら、頭から尾へ向かってナイフを入れて背に切り込んでいきます。この時、ナイフを寝かし気味に扱うとやりやすいです。
④腹のほうに切れ目を入れる
②の流れで、続いて尾から頭に向かって腹側も切り込んでいきます。フォークは②で身にさしたまま行います。何度もフォークを刺し直すのはNGです。
⑤尾の皮を切り離す
フォークを尾の近くに刺し直して、矢印のところをナイフで切り込みます。これで、上身を外すことができます。
⑥上身を手前に移動させる
上身を崩さないようにお皿の手前にずらすには、尾から頭に向かってナイフを寝かした状態で中骨にそって入れていくと、ふわっと上身がはずれます。上身を中骨から外したら、お皿の手前側にずらして、まずは上身を左から一口サイズにカットして食べます。この時に、野菜と一緒または交互に食べるようにします。
⑦中骨と頭を外す
上身を食べたら次は下の身を食べます。まず、尾の方から中骨の下にナイフを入れ、頭に向かってナイフをずらしながら中骨と下の身を外します。頭のところまできたら、頭と下の身を切り離して、頭と骨が繋がった状態でお皿の向こう側によけておきます。
⑧下の身を食べる
下の身を左側から一口サイズにカットして、野菜と一緒または交互に食べます。
⑨骨を周りもキレイに!
最後に、骨の間や周りに身が残っているようなら、ナイフの先で取り除き、無駄なくキレイにいただきます。そして、食べ終わったら骨をコンパクトに折り曲げて、頭と一緒にお皿の隅(左上)に寄せておきます。これで完了です。
いかがですか?ナイフとフォークの扱い方になれれば難しくはありません。また、お皿の上が美しいとより満足感があります。ぜひお家でトライしてみてくださいね。
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