第11 表はBCGと結核の予防効果を「佐藤のヒスとグラム法」で表したもので、BCGの接種量が多いと予防効果も大きいことがわかる。
しかもBCG接種後1年以上たっても、BCGの予防効果が持続していることが理解できる。
この実験結果は、1937(昭和12)年の実験医学雑誌「BCGの実験的研究(第2回報告)」に、その詳細が掲載されていた。
実験には、400g(40㎏)前後の実験動物が100頭準備された。
これを4群に分け、第1群にはBCG1㎎、第2群には0,1㎎、第3群には0,01㎎、を夫々2週間の間隔をもって、4回皮下注射した。
他の一群は、対照としてBCGを接種しなかった。
ところが実験の途中斃死(へいし、死亡)、逃亡があり、1年後に実験に使用できたのは、第1群13頭、第2群9頭、第3群11頭、対照群7頭と40頭になった。
つまりこの実験に準備されたのは100人で、そのうち60人の実験動物が逃亡した。
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