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Dr.mimaが医原病を斬る!

C型肝炎の解決を目指し、国の責任を追及するため闘っています。

集団予防接種で肝がん -その根拠は?-

2015年02月26日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
彼の場合、両親は既に他界し、6人「きょうだい」でしたが、3人は亡くなっていました。
2015(平成27)年1月16日直近の姉(74歳)のB型肝炎ウイルス関連検査をしましたが、姉(表1)はB型肝炎ウイルスには暴露されていませんでした(B型肝炎ウイルスに感染したことすらありませんでした)。
同日本人の血液検査もしましたがB型肝炎ウイルスキャリアでした(表2)。
B型肝炎訴訟はB型肝炎ウイルスキャリアの定義が曖昧なまま進行していますが、彼の場合は完璧に原告の条件を満たしています。




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集団予防接種で肝がん

2015年02月25日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
69歳 男性
昔からの知り合いでアルコール性肝障害、糖尿病の病名がついていました。
診察室で会うのは久ぶりでした。
初診日は2013(平成25)年2月12日でこの時のUS(腹部)およびCT(ダイナミック)では異常はなかった。
ところがHBc抗体(コウリキカ)でB型肝炎ウイルスのキャリアと診断した。
右上腕には不正形の空豆(そらまめ)大とえんどう豆大の2ヶ所のBCG瘢痕と左上腕には大豆大の種痘痕を認めた。
その1年過ぎて2014(平成26)年3月6日久ぶりにUS(腹部)およびCT(ダイナミック)を行った(写真1、写真2)。
右後上下区域にΦ30×27mmの腫瘤を認めた。
典型的な肝がんとは言えなかったし、腫瘍マーカーも正常であった。
本人重粒子治療を希望したが、大腸癌もあったため、大腸癌の内視鏡切除のあと、結局5月19日外科的切除(写真3)となった。
肝がんは中~高分化型肝細胞癌でした。
団塊の世代はB型肝がん発生年齢ですので、HBs抗原陰性でも、必ずHBc抗体の検査も受けて下さい。 






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とある保健婦の証言 -18-

2015年02月23日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
現実には、あなたが長年にわたって予防接種で連続使用をやってきたわけですけれども、御自分がやられたことと、B型肝炎とかC型肝炎の感染経路の1つとして予防接種の針とか筒の連続使用が挙げられていることについて、何か考えておられることがありますか。
 はい、あります。

どういうことですか。
 病気を防ぐためには、予防接種を多くの人に安全にしなくてはならないというふうに思いまして、それをするために一生懸命やってきたにもかかわらず、自分が無知だったために、こんなに蔓延しちゃったために、自分もその中に1つ加担しているということは、それも原因だというふうに伺ったときには、何て言っていいか分からない気持ちになりました。私は、北大病院で看護婦の実習とかいたしまして、そのときには、本当に厳格に1針1筒、隣の人に同じ針で注射をするなんてできないような中で実習をさせてもらったにもかかわらず、なぜ予防接種だったら連続していいと思っていたのかということを、本当に自分を責めたいというか、そういう気持ちがあります。それが1つと、もう1つは、保健所が1言指導してくれると、やり方は全部変えられるということがありまして、予防接種の具体的な実施の指導の責任ある保健所が、予防接種に関して実態をしっていながら、ほとんど関与されなかったということについて、本当に残念だったなと思うんです。管針について、1人1管を守れというふうに言われたのも、これは結核の予防接種だから保健所が関与されたのかなと後で思うんですけれども、予防接種全般に関して、保健所はほとんど関心を持っていただけなかったということが残念だなというふうに今になって思います。

保健所のことを言われましたけれども、厚生省とか国の立場でも、やっぱりあなたが今言ったような、予防接種のやり方について、もっと規則に従ったような指導をしてもらったら、こんなことにはならなかったんじゃないかというお考えですか。
 はい。私は、厚生省とか国とか道の具体的な指導というか、現場の実施機関が保健所だと思いますので、保健所がやってくれたらよかったというふうに思っております。


以上でとある保健婦の証言は終了になります。

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B型肝炎訴訟コーナー新設(再掲)

2015年02月23日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
第2次訴訟には今まで関わってきませんでしたが、今後はB型肝炎キャリアとは何かという観点から、積極的に参加することにしました。
本人は勿論、知人がB型肝炎でお悩みの方の相談にのります。ブログのコメントに投稿して下さい。


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とある保健婦の証言 -17-

2015年02月22日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
そのとき、これをこういう病気が感染するとか、こういう疾患が感染するんですよということは具体的に言われましたか。
 具体的に覚えていないんです。

例えば、B型肝炎だとか。
 それは、ありません。

それは、言われたことはない。
 はい。

BCGについては、厳密に1人1個でやるようになったわけですね。
 そうです。

そのときに、証人は、ほかの予防接種について、その方法を何か変えるとか変えないとかということについて考えたことがありませんか。
 考えました。

何を考えましたか。
 先ほども言いましたけれども、感染から受診者を守るということは、細菌感染をさせないことだというふうに思っていて、アルコールでふけば大丈夫だというふうに思っていたところが、根本的にそうじゃなくて、血液を通してウイルス感染というようなものが起こるのだということであれば、管針じゃなくても、注射針でも同じではないかということで、そんなに危険なものであれば、私たちの実施している1針で連続使用というのもやめるべきではないかというふうに思いました。

それで、そのときに、予防接種実施規則なんかを見られたことがあるということなんですか。
 そのときも、よく見ませんでした。きちんとは。本当に恥ずかしいと思います。

そういうふうに考えて、あなたは、どうされましたか。
 まず、そのことを役場の内部で提案いたしました。

どういうふうにしようというふうに提案したんですか。
 昭和54、5年になりますと、それまで、ガラスの注射管を自分たちできちんと煮沸消毒をして現地へ持っていっ
たんですけれども、ディスポーザブルの注射筒が出回ってきておりまして、注射筒はそれを使っておりましたけれども、針も1人1針にしようということで。針だけは自分たちでたくさん消毒をしていって、現地で人数分注射筒に針を付けて、ワクチンを詰めて、接種しようということにしたんです。

そうすると、例えば、150人が予防接種をするということになれば、ディスポーザブルの注射筒を150個用意する、針も150個用意する、針は捨てないで、終わったら外してもう1回消毒して使うけれども、ともかく針と筒は1人1個というふうにしようと、そういう提案なんですね。
 そうです。

そういう提案をして、すぐ実現できましたか。
 いえ、すぐは、なかなかできませんでした。

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とある保健婦の証言 -16-

2015年02月21日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
昭和52年に早来に行ってから、BCGの接種について保健所から何か指導が来たということはありますか。
 はい。52年ではなくて、もう少しの昭和53、4年だと思いますが、以前は注射器で皮内に注射しておりましたBCGが、管針と言うんですが、スタンプに変わったんです。管針に変わったのはもう少し早いですけれども、54年くらいに保健所に来られた担当の予防課長から、連続で管針を使ってはいけません。絶対いけませんと、1人に1管で接種してくださいということを強硬に指導された記憶があります。初めて指導されたというんで、強烈に覚えているんですが。

管針を使って、どういうふうにBCGを接種するのかちょっと説明してもらえますか。まず消毒して、ワクチンを塗っちゃうわけですか。
 種痘の場合と同じなんですけれども、生ワクチンですので、皮膚をよく乾かしたところに溶かしたBCG液をスポイトで落としまして、皮膚の麺によく塗り付けて、直径2センチちょっと切れるくらいのものに9本の針の付いている管で2個圧迫をして、その針の穴からワクチンが体内に入るようにするということです。

検甲第4号証を示す

BCG経皮接種用管針というふうに書いてありますが、今言われた管針というのは、検甲第4号証ですか。
 はい、そうです。

中に細かい針が付いていますね。
 はい。

これを押すわけですか。
 強く押すんです。

そうすると、ワクチンが皮膚の中に入ると。それで接種を行うということなんですね。
 はい。

これを、1人1個を厳密に守れということですか。
 そうです。

それ以前は、この管針をどんなふうに使っていたんですか。連続して使っていたんですか。
 連続して使っていることもありました。厳密に1人1個というのを守ってなかったんです。

それで、厳しく指導されたということなんですね。
 そうです。

そのとき言われた1人1個を厳密に守れというのは、どういうことだから厳密にやれというふうに
言われたんですか。
 針を通して、前の子供から次の子供へ感染すると言うんですね。

だから、1人1個を厳密に守れということですか。
 はい。



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とある保健婦の証言 -15-

2015年02月20日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
昭和48年に苫小牧に行きましたね。
 はい。

苫小牧でも、予防接種は担当されましたか。
 担当しておりました。

苫小牧ですと、市ですから、学校なんかもやるということになると、かなりの人数を対象にやることになりますね。
 はい。
大体、どのくらいの人数を担当していましたか。
 苫小牧市は、学校の場合はものすごく人数が多くて、1200人とかいうところをやったりしておりましたので、教育委員会がやっておりまして、学校のほうはよく分かりませんが、私は、一般の乳幼児を担当しておりました。

一般の乳幼児で、どのくらいの人数をやったことがありますか。
 毎月やるんですけれども、1回に300人以上。

その当時も、やはり先ほど証言されたように接種のやり方で、1人1人針だとか筒を替えるということはしてなかったわけですね。
 はい。ただ、苫小牧市の場合は、医師がそこに同席はしておりました。

お医者さんは同席しているけれども、お医者さんが自分で接種するということはあるんですか。
 ありません。


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とある保健婦の証言 -14-

2015年02月19日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
昭和46年まで広島町におられたと思うんですが、その当時まで、予防接種に関して、保健所から、
注射筒だとか針は一人ずつ替えなさいよというような指導は受けたことはありますか。
 ありません。少なくとも、そういう指導を受けたことを記憶してはいないです。

ほかの市町村などでやっていた予防接種の方法は、今あなたが証言された方法と全く同じという
ふうに伺ってよろしいですか。
 札幌市とか、そういう大都市は分かりませんけれども、少なくとも、保健婦が接種している市町村では同じだと思います。

例えば、保健婦さんの集まりの中で、針とか注射筒は1人ずつ替えなきゃ駄目じゃないかという話題が出たというようなことはないんでしょうか。
 昭和43、4年ころとか、予防接種による事故が起きていたりしまして、保健婦が予防接種をするのではなくて、医師が予防接種をするような体制にしてほしいと。保健婦は安易にするべきではないというのかどうか分かりませんが、とにかく、医師が予防接種をするようになってほしいということで、しないようにしようということばかりが中心で、予防接種の正しいやり方をしているかどうかというようなことを研修したり、内容について話し合ったりはしませんでした。

例えば、全道の保健婦さんが年に何回か集まって研修をするなんていう機会もあったんでしょうか。
 ありました。

そういう機会に、今私がお聞きしたような、1人ずつ替えたほうがいいんじゃないかという話は全くされてなかったということですか。
 されておりません。

予防接種実施規則というのがありますね。
 はい。

これは昭和33年に、針を1人ずつ替えなきゃいかんというふうに変わったんですが、そのことは御存じでしたか。
 全然知りませんでした。

いつ知った記憶がありますか。
 予防接種の実施規則とか、法律に基づいてやっていることは知っておりましたけれども、実際に規則とかを見たというのは、かなり後になって、早来町に勤めるようになってから自分自身で見ましたけれども、知りませんでした。

昭和52年に早来町に勤務することになりましたね。
 はい。

早来町でも、当初は予防接種を担当しておられたんですか。
 はい、今も担当しております。

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とある保健婦の証言 -13-

2015年02月18日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
酒精綿でふくことはあるけれども、ちゃんと並んで。
 次に来た場合には、ふかないです。

ツ反の場合は、皮下注射じゃなくて、皮内注射ということになりますか。
 はい。

そうすると、表皮と真皮の間に注射の液を入れるということになりますね。
 そうです。

先ほど、2種混合のときに聞いたように、血管に入るということはないんですね。
 血管に入るということはありません。

そうすると、血管に入ったかどうかを確認するのに、ピストンを引くなんてことはないんですね。
 そういうことはしません。

だけど一応、表皮と真皮の間に針を入れるので、針の管の中に血液が入るなんてこともあり得るん
ですかね。
 あり得ますね。特に、学童の場合には、皮膚が柔らかく、皮下組織と皮膚とがゆとりがありますので、皮内注射はやりやすいんですけれども、乳幼児の場合は、ぴったりくっついているので、上手に皮内にするというのは大変難しいと思います。

そうすると、ちょっと間に入っちゃって、血液が針の中に入るということもあり得るわけね。
 あり得ます。

広島町では、インフルエンザの予防接種をやったこともありますか。
 はい、やりました。

インフルエンザですから、別段、子供だとか乳幼児に限定されているわけじゃないんですね。
 いえ、特に保育園とか小中学生を重点にいたしました。そのほかに、一般もやりました。

そうすると、大人もインフルエンザの予防接種を受けるために会場に来るということがあるわけで
すね。
 来ておりました。

学童以外のインフルエンザの接種のときに、大人と乳幼児とでは接種量は当然違うと思うんですが、
どうですか。
 違います。

例えば乳幼児は何ccなんですか。 
 乳児は0.1、幼児は0.2、小学生が0.3、中学生が0.5、大人も0.5です。

接種量が違うということになると、インフルエンザの場合は、注射器は年齢に応じて別々なものを
使うんですか。
 便宜的に。

便宜的というのは、どういうことですか。
 5ccの注射筒ですと、目盛りがラフですので、きっちりと0.1とか0.2というのを接種する目盛りになっておりま
せんので、小さい2ccの注射筒とかを少量接種する場合には使いました。

大人だとか中学生のときには、5ccの注射筒でも間に合うということですか。
 はい。

そうすると、厳密にそういうふうに分けて注射筒を使うんですけれども、中にはごちゃ混ぜになる
ということは考えられないんですか。
 あります。

どういうことでごちゃ混ぜになるんですか。
 詰めてある注射筒に残っているワクチンの量と、これから接種する人の数がありまして、最後になって、大人をずっとしてきたけれども、ロスとかが出て、0.5ccはないけれども、0.2ccはあると、そこに1人の幼児が来たという場合にはそれをやっちゃうとか、小児用に2cc詰めてあったんだけれども、子供が来ないから、0.5残っているから大人にしちゃうとか、そういうやりくりはしょっちゅうやります。

最初の例で言うと、大人に打ってきて0.2とか0.3残って、その後、例えば、乳児が1人なり
2人いれば、0.1ですから2人ないし3人は打てるということになりますね。
 はい。

そうすると、大人に使った注射器をそのまま乳児に使って打つということですね。
 そういうこともありました。

インフルエンザは皮下注射ですか。
 皮下注射です。

そうすると、2種混合のときに聞いたような、注射器の中に血液が入るということもあり得るわけ
ですね。
 そうですね。

そうすると、例えば、大人に打っていて、ピストンを引いて、ワクチンの中に血液が入ったまま0.2
とか0.3残っていて、それを乳児に打つということもあり得るわけですね。
 あり得ますね。

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とある保健婦の証言 -12-

2015年02月17日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
今言われた2ccの注射器というのは、検甲第3号証の注射器ですか。
 これです。

内筒が群青色(ぐんじょういろ)になったものですね。
 はい。

検甲第2号証を示す

これは、何に使った針か記憶にありますか。
 あります。

何ですか。
 ツベルクリン反応検査です。

そうすると、検甲第3号証の注射筒に検甲第2号証の注射針を付けて、接種するということですね。
 そうです。

注射筒は2ccですが、ツベルクリン反応の場合には、接種量は1人何ccなんですか。
 0.1ccです。

2ccですと、計算上は20人打てることになりますね。
 はい。

実際は20人も打てないんですか。
 20人は打てないです。

何人くらい打つんですか。
 15、6人、どうかすると20人打てるときがあるかもしれませんけれども、平均して、計算するときには15、6人
というふうに。

それで、ツベルクリンの液は、あらかじめ詰めていくんですか。それとも、会場で詰めるんですか。
 会場で詰めます。溶かして。

溶かすというのは、何か溶解するわけですね。
 そうです。粉と溶解用のアンプルと別々にセットになったものです。

会場で、例えば150人だったら10本くらいの注射筒が必要になりますね。
 はい。

注射筒を用意していって、その中に全部ツベルクリンの液を詰めると、いよいよ接種を始めると
いうことになるんですね。
 そうです。子供が並ぶ前に、大体詰めて待っているということです。

接種のし方は、消毒をして、並ばせて、次から次へと打っていくというやり方ですか。
 流れ作業のように。

すると、消毒はほかの人がやるわけですね。
 そうです。担任の先生のこともありますし、役場の衛生係の人のこともあります。

1人に打ちますね。
 はい。

打った後は、針は、さっきお聞きしたように、酒精綿でふいたりするんですか。
 ツ反の場合、ふきません。持ったままです。

持ったままというのは、右手に注射器を持って。
 左手で、はい次と言って次の人が来たら、もう消毒されているので、そのまま打ちました。終わったら次の人をぱっとやるというか。

そうすると、持ったまま14、5人は次から打つということですね。1人が終わったら、針をふくなんてことはしないわけですね。
 ちょっと子供さんが途絶える、僕嫌だとか言って順番に来なかったりるす場合には、はい次と言いながら、ふいたりはしていました。


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