リタイア後10週目、ようやく本棚の整理まで来ました。
時間が有るときを利用して一日1メートルの幅が出来たらと始めました。
先ずは書籍棚の一番下に位置する辞書・辞典の類いから。
広辞苑と理化学辞典、そして研究社の新英和大辞典、奥付を見ると購入日付が三冊ともに昭和48年4月28日!! 45年前の五月の連休でした。
三冊で福沢諭吉さんで少しお釣りが来ました、その当時は聖徳太子さんですね。
購入したのは新宿の紀伊國屋書店、今ならアマゾンで宅配なのでしょうか・・・
3冊で10キロ近い書籍を担いで帰宅しました、自分自身若かったんだなと思います。
たぶん大学に入学して高校生の時に貯めたバイト代が学費を払っても残っていたので購入したのだと思います。
高校1年生からガソリンスタンドのバイトを始め、高校生にしては郵便貯金の残高はかなりあったのかと思います。
あの頃の貨幣価値を覚えている数字だと、学食のラーメンが70円、レギュラーガソリンが1リットル54円、バイト代が時給170円、岩波新書が1冊130円、定額郵便貯金の利子が8パーセントでした。
1日バイトすると岩波新書が10冊買えるんだと記憶しています。
もう少しこの三冊をボロボロにするくらい勉強していたら、違った人生を送っていたのかなと思います。
儲けものもありました。
息子たちが使用していた、英和と和英の辞書でした。
両方共に大手予備校が作成したもので、読めば読むほど英単語が判るのです、単語の使い方が良く理解できるのです、「痒いところに手が届く・・・」辞書です。
「ず~っと」疑問に思っていた英単語が簡単に判りました、そうか!と読んでいて感嘆符だらけでした。
私の時代にもこんな辞書があればもう少し英語も勉強できたのかなと妄想してしまいます。
暫くはトイレの書棚に置いて少しずつ再勉強してみようと思います。
還暦を過ぎて、息子たちの辞書で勉強するとは思いませんでした。