自燈明・法燈明の考察

ファティマ第三の預言について

 さて皆さん、今回は少し有名な話題について個人的に考えている事を書いてみたいと思います。今回はブログなのですが、少し細かく話を書いてみたいと思っていますので、フォントもいつもより一回り小さめのものを使用しています。読みづらくてすみません。

 皆さんは「ファティマ第三の預言」というのはご存知ですか?

 これは「ファティマの聖母」という事で、ポルトガルの小さな町、ファティマで起きたカトリック教会が公認している奇跡に由来した話となっています。おいおい、お前は「元創価学会員(今でも一応、まだ籍は残っているみたいですが)」なのに、そこで外道のカトリックの話かよ、なんて突っ込まないでくださいね。何せ今の私は既に「日蓮大聖人仏法」なんて「井の中の蛙」をとっくに抜け出してしまっているので、そんな事に拘泥されている立場ではありません。

 話を戻しますと、この奇跡とは1916年春頃、ファティマに住むルシア、フランシスコ、ジャシンタという3人の子供の前に、平和の天使とする14~15歳位の若者が現れ、祈りの言葉と額が地に着くように身を屈める祈り方を教えた事から始まったと言われています。その後もこの天使の訪問は続き、1917年5月13日、3人の子供の前に聖母マリアが出現し、毎月13日に同じ場所へ来るように言い、子供たちは様々な妨害に遭いながらも、この聖母マリアから様々なメッセージを託されたという話です。ここで託されたメッセージは以下の事と言われています。

①死後の地獄の実在
 多くの人々が罪な生活、傾向によって、死後地獄へ導かれている。肉欲や傲慢など現世的な罪から回心しないままでいることにより、人は死後、永遠の地獄へと行く。具体的に、聖母はこの少女ら3人に7月13日、地獄のビジョンを見せ、彼らはそのあまりの光景に戦慄した。地獄は神話ではなく実在し、そこは全ての人が死後行く可能性のあるところで、入ったが最後、二度と出ることはできない。

②大戦争の終焉と勃発
 第一次世界大戦は、まもなく終わること。しかし人々が生活を改め罪を悔い改めないなら、さらに大きな戦争が起き、沢山の人が死に、そしてその多くが地獄に落ちてしまうこと。その前兆として、ヨーロッパに不気味な光が見えるだろう、ということ。

➂秘密
 聖母マリアは、1960年になったら公開するように、それまでは秘密に、とルシアに厳命した。その内容は「ファティマ第三の秘密」と呼ばれ、ルシアを通じて教皇庁に伝えられた。

 この3つの「預言」のうち、一番目の預言とはキリスト教の教えを元にしたものですが、これは明らかにこの3名の子供たちを服従させんが為の「脅し」ともとれるものです。そして二番目については、当時行われていた第一次世界大戦の終結の預言と、その先に第二次世界大戦への預言だと受け取られています。確かにここで聖母マリアが述べた様に、この預言の一年後に終結しています。また後に確かに「大きな戦争」として第二次世界大戦が起きたのは歴史的にも当たっていました。

 その事もあってか三番目の「秘密」についても俄然、注目をされていたんです。一体どの様な内容が預言として託されたのか。しかしこの預言は1960年までは秘密にする事が告げられ、その後修道女になったルシアによりローマ教皇庁へ届けられました。ただこのメッセージについて、内容を知ったローマ教皇ヨハネ23世は、情報が洩れる事を恐れて封印、次代の教皇パウロ6世は、その内容があまりにも衝撃的であった事から卒倒し、数日間寝込んでしまったと言うのは有名な逸話です。

 ではこの預言が1960年になり公表されたかと言えば、全く公表されずにいました。その事に起因して「前代未聞のハイジャック事件」まで起きてしまいます。それは1981年5月2日、アイルランドのダブリン空港からアイルランド航空164便に乗り込んだ元カトリック修道士、ローレンス・ダウニーなる人物が、巧妙に隠し持った時限爆弾により機をハイジャックし「ローマ教皇は即刻『ファティマ』で下された『第三の預言』の秘密を全人類の為に公表せよ!」という要求を突きつけました。この事件は数時間後にダウニーが取り押さえれた事で解決しましたが、この事件により世界で「ファティマ第三の預言」が知れ渡る事になったのです。

 この様な事件もあった事から、2000年にローマ教皇庁は第三の預言を公表、しかしその内容というのが「1981年に起きた、ヨハネ・パウロ2世の狙撃事件を予言したものであった」というものでしたが、では何故その事件が起きてから20年も経って公表したのか、またその様な内容でパウロ6世が卒倒して数日間も寝込んでしまう内容なのかと、未だに疑念は解けずにいます。

 このファティマの預言について、そもそも当時行われていた第一次世界大戦の終結や、その後に勃発するであろう第二次世界大戦についても預言をしている事、また実は3名の子供の一人で修道女となったルシアは1930年にキリストから啓示を受けたとし、その内容は「あの人達は私の願いを聞き入れてくれなかった。彼らはフランス王のように後悔するが、もう遅過ぎる。ロシアはその誤謬を既に世界中に広めていて、戦争と教会の迫害は止まることを知らないだろう。教皇も多いに苦しむことになる」というもので、これはロシア革命と、その後にくる共産主義の事が語られています。これを純粋に「神からの啓示」と受け取る向きもありますが、私などはそこに「世界の幕間に居る脚本家」の存在を感じてしまいます。

 アメリカの第32代大統領のフランクリン・ルーズベルトの言葉で「世界的な事件は偶然に起こることは決してない。そうなるように前もって仕組まれてそうなると.....私はあなたに賭けてもいい」というのがあります。これはこの世界で偶然に起きている事件は一つも無く、全てはその様に仕組まれているという事を述べています。確かに人類の歴史を俯瞰して見てみると、そう言えなくも無い事が多数起きています。これについて、ここでは書きませんが、そこから思うに私はこの世界には「ストーリーを描く脚本家」が存在し、世界はその脚本家の書いたシナリオに沿って動いている様にも思えます。だからこのファティマ第二の預言を見た時、ここで聖母マリアとして出現したのは、そういった脚本家の関係者が演出した出来事なのでは無いかとも思えるのです。そうでなければ、これだけ歴史的に起きる事を明言出来はしないでしょう。

 そうった事から、私はこの「ファティマの聖母」の事件と、そこで三人の子供たちに語られた「ファティマの預言」というのは、実は「歴史の幕間の脚本家」により緻密に計画された出来事ではないかと考えています。またここでいう「脚本家」とは単に人類社会の中にある秘密結社の様な組織とかではなく、そこに地球外生命体も関与している可能性も大いに考えられます。何故ならこのファティマの聖母の奇跡で起きた一連の超常現象的な出来事を見ていると、それは単なる宗教的な奇跡などではあく、私にはその様に思えてしまうのです。では具体的にどの様な出来事があったのか、その事について触れてみたいと思います。

◆1917年10月13日の出来事
そして、6か月目の10月13日がやってきました。
噂が噂を呼び、聖母マリアの出現をひと目見ようと集まった約7万人の群衆の眼前で、その奇跡は起こりました。
この日、朝から降りしきる雨のなか現れた聖母は子どもたちに自分は「ロザリオの聖母」だと告げ、ここに自分を称える聖堂を建てるように、日々、聖堂を訪れ祈りを捧げることで戦争は終わると告げました。そして、去り際にルシアを促し群衆に向かってこう叫ばせたのです。
「太陽をご覧なさい!」
すると、降り続いていた雨はとたんに止み。雲の切れ間から太陽が顔を覗かせました。さらに太陽は色とりどりの光線を放ったかと思うと、まるでダンスを踊るようにときにジグザグに動き、ときに急降下を繰り返したそうです。
それは、およそ10分間も続きました。

 どうでしょうか、ここで7万人の銀衆の前で降り続いた雨がやんで、雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせ、それが色とりどりの光線を放ちながら、ダンスの様にジグザグに動き急降下を繰り返すというのは、近年でも良くいわれるUFO(UAPとも呼ばれる)現象にとても酷似していないでしょうか。これを単純に「理屈の付かない宗教的な奇跡」という事で理解してしまっては、この「ファティマの聖母」と言われる現象の真実とはかけ離れたものとして、逆に人々が真実に近づく事を阻害する様に思えてならないのです。それ以外にも聖母出現時の不可思議な現象も多くあった様ですが、もしそれが現在に語られたのであれば、宗教的な奇跡という類ではなく、異星人などの遭遇事件として語られてもおかしく無い内容だと思うのです。

 つまり人類史とは、地球外の文明が関与した中で、計画的に作り出されているという可能性を私はこういう事から感じてしまうのです。もちろん、そこには良く言う陰謀論で語られる秘密結社の様な、人類の中にも関係している人達はいると思います。そういうと「それはフリーメイソンなのか」とか「いやいやイルミナティだ」、あげくの果ては「ロックフェラーや、ロスチャイルドなどの巨大資本だ」なんて事も言われたりしますが、そもそも秘密結社とは限られた一部の人の中で知られる結社であり、その名称もそうですが構成員などの情報が表に出てくる事なんてある訳が無いのです。恐らくそれは過去の歴史のいかなる時代にも一切表に出てくる事はなく、営々と存在し続けている結社組織だと思います。

 以上が簡単ですが、私がこの「ファティマの聖母」の奇跡について考えている事です。これでもかなり端折った内容になっていて、詳細を語るにはブログでは足りないので、この事については別途、「自燈明・法燈明」サイト上にもまとめて書いてみたいと思っています。

 あとこの件でもう一つ気になる事があるのです。

 このファティマの預言では「1960年になったら公表しなさい」と言われながら、2023年の現在に至るまで、この「第三の預言」については公表されて来ませんでしたが、これは何故なのでしょうか。一つには公表をしようとしても、それが出来ない「何か」があったのかもしれません。もう一つには1917年当時と今では、実は人類社会の状況に大きな変化が実は起こっていて、第三の預言が合致しない様な状況になっているという事もあり、故に公表を断念したという可能性もあると思います。(それが良い方向なのか、悪い方向になのか、それはわかりませんが)

 この辺りについては、もう少し考えてみる必要があるのかもしれませんね。


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