自燈明・法燈明の考察

DISCLOSURE PROJECT

 この間、AmazonのKindleの読み放題で「DISCLOSURE」という電子書籍を購入しました。これ、直訳すると「暴露計画」という題名になります。では何を暴露するかというと、このブログで幾度が取り上げている未確認飛行物体(UFO、最近ではUAPとも呼ばれるもの)や地球外知的生命体、そしてフリーエネルギーの事で、アメリカを中心に行われていた此等に対する隠蔽工作の事を暴露する事を指しています。

 こんな事を書くと、恐らく大半の人々は「何を眉唾な事を、あれだろ?矢追純一とか韮澤何かが年末特番で騒ぐオカルト話題やろ?」と思われるでしょう。

 確かに今の日本ではオカルト的な話題として、こういった話題を真面目に語ると、嘲笑や嘲りの対象にもなりますが、実はこの本に書かれているのは、既にこの話題はそんなレベルの話などでは無いという事なのです。

 この本はアメリカに住む救急医療医師であるスティーブン・グリア氏によりまとめられた内容となっています。彼は1990年に地球外知的生命体との外交面、研究面で主導権を取るためにCSETI(地球外知性研究センター)を立ち上げ、1993年にDISCLOSURE PROJECTを立ち上げました。これは彼がアメリカ政府などが秘匿する地球外知的生命体由来のエネルギー技術と推進技術を一般公開させる事を目的としていて、その為には政府の内部告発者への恩赦も必要な事から、CIA長官(当時)のジェームズ・ウールジーにも状況説明を行いました。

 アメリカでは多くの軍人や政府関係者がUFOの目撃や地球外知的生命体との遭遇などを経験しています。しかし全ては「国家機密」という事から外部に対して情報を漏らすことは許されていません。もし漏洩してしまった場合等は、国家機密を漏洩したという事から重罪にも問われますし、実際に「消滅」させられてしまったという事例もあるそうです。

 1997年4月にはグリア氏は、アポロ計画の宇宙飛行士であったエドガー・ミッチェルを含むCSETI構成員と共に、アメリカ合衆国連邦議会の議員に向けて状況説明会を行い、その翌年の1998年には医師のキャリアを諦めて、DISCOSURE PROJECTに専念する事にしたそうです。

 2001年5月には、グリア氏はワシントンDCのナショナル・プレス・クラブで記者会見を行い、退役軍人、元連邦航空局当局者、元情報部当局者ら、総勢20名による証言を発表しました。このナショナル・プレス・クラブとはアメリカ合衆国政府などが報道発表や記者会見を行う会場でもあり、そこで行われる会見や発表とは、非常に信頼性の高い内容と言われている場所です。ここでは総勢20名と言いますが、私が今回読んだ「DISCLUSURE」という本の中では、実に多くの人達の証言が紹介されていました。
 ・レーダー/パイロットの事例:13名
 ・戦略空軍/核兵器関係者の事例:8名
 ・連邦政府部内者/NASA/その他の事例:37名
 ・科学技術者/研究者:9名
  合計:67名
 この中には一部、匿名で証言している人もいますが、多くは実名で証言を行っている事が、とても興味深い事だと思います。

 こういった内容は、本来であれば大々的に公表されても然るべき事だと思うのですが、実に巧妙に隠蔽をされて現在に至っている様です。例えば本書の中で、ソ連のゴルバチョフ氏とレーガン大統領の会見に纏わる以下のエピソードが紹介されています。
「ワシントンD.C.のあるCNN記者が,ゴルバチョフが2度目にアメリカに来たときに,ゴルバチョフとその夫人にインタビューをすることができた。彼らは通りに出てきてその警護特務隊をイライラさせた。CNN記者がゴルバチョフに”核兵器を全廃 すべきだと思いますか?}と質問した。そうしたら夫人が進み出て,”いいえ,異星人の宇宙船がいるから,私たちの核兵器をすべて廃棄すべきだとは思わないわ”こう言ったのだ。さあ,この話をCNNはヘッドラインニュースで半時間にわたり放送 した。私はこれを聞いて飛び上がり,次の半時間を記録するために空のテープを入れた。ところが何と,この話は消えてしまったのだ。誰が妨害したか,あなたはご存じだ。それに関与したのはCIAだった。なぜなら,彼らはCNNと全世界のヘッドラインをそのとき監視していたからだ。彼らはそれを踏みつぶした。」(ボーイング・エアロスペース社 A.Hの証言 2000年12月)
 ここではゴルバチョフ氏夫人のライサ女史が、CNN記者の前でライブ映像として流した証言を、その後にCIAが握りつぶしたというのです。

 また日航ジャンボ機UFO遭遇事件に関係した事も、この本の中には紹介をされていました。この事件は1986年11月17日に日本航空(JAL)の貨物便である1628便が、アメリカ合衆国アラスカ州の上空で未確認飛行物体に遭遇した事件で、当時は日本国内でも相当な話題になった事件です。しかしこの事件を詳細に渡り証言した寺内機長は、その事により一時期パイロットを解任され地上勤務についていたそうですが、NASAの研究部門科学者であり、ジェミニ計画、アポロ計画、スカイラブ計画など様々な計画に取り組んで来たリチャード・ヘインズ博士の働きかけもあり、後にパイロットに復帰したという事でした。私もこれは知りませんでしたが、博士自身もこの本の中で、多くの目撃事例を持っているばかりではなく、合衆国内における軍人やパイロットによる詳細な目撃事例を多く知っている事が証言として紹介されていました。

 これ以外にもこの本の中では間近にUFOを目撃した事例、また軍事基地の施設内で実際に動作している地球製と思われるUFOを目撃した事例、また地球外生命体との接触事例等が多く紹介れていました。しかし現在に至るまで、これら証言は大きく取り上げられる事なく、無視され続け、アメリカ国内でもそうですが、日本国内に於いては未だにバラエティ番組で偶に取り上げられるだけの話題であり、誰もが真剣に証言を認める事すらしていません。しかし近年になりアメリカ国防総省はUFOの存在を公式に認め、動画を公表しましたが、それすら「未確認」な内容であるというスタンスを崩すモノでも無いのです。ただし、従来は一切、アメリカ政府として認めないというスタンスであったものが、公式に存在を認めたという事は、大きな変化には変わりないのですが。

 スティーブン・グリア氏や本書に登場する研究者や科学技術者は、これら一連のUFO及び地球外生命体に関する情報を、アメリカ政府が秘匿している事を深く懸念しています。それは何故かと言えば、これら一連の証言の裏にある事は「ゼロポイント・エネルギー」という、いわば無尽蔵に莫大なエネルギーを空間から取り出す技術を、既にアメリカ政府及び軍の一部は保有している事、そしてその技術があれば、現在、石油に大きく依存しているこの文明を大きく変革する事が出来るし、それにより昨今話題となっているカーボン・ニュートラル(脱炭素による産業構造)な世界を構築出来ると述べています。しかしアメリカ政府はその人類にとって有意な情報を秘匿するばかりでなく、20世紀以降にこのUFO問題とは関係なく、独自の研究でこれら「ゼロポイント・エネルギー」を探り当てた研究者さえも、悉くこの世界からは消していて、結果として現代文明は未だに化石燃料に大きく依存し、地球環境の破壊を止める事が出来ていない。その事を深く懸念もしているのです。

 またアメリカ国内で発生しているUFO遭遇事件の多くは、核兵器貯蔵施設の近辺、また核兵器を保有している軍関係の周囲(これは航空母艦や航空機などを含む)で頻発している事も触れており、人類が核兵器を持ち、それを何時かは使用してしまい、種族として人類は近い将来。自らを絶滅させてしまう事を実は地球外生命体は大きく憂慮しているのでは無いかとも、本書で述べています。

 まだこの本を、私自身全て読み切っていませんが、出来れば皆さんも一度、読んでみて頂きたい書籍だと思います。

 私自身、読んだ後にこの内容に沿ったテーマで、また幾つか記事を今後書いてみたいと思っています。


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