寺社彫刻を見てきますと、幕末~明治が最も華やかで彫物に使われる題材も多岐にわたりました。
2次元(浮世絵、画譜)と3次元(宮彫工、石工など)は密接に関係していたと思います。
北信地方で活躍した宮彫師、山嵜儀作が用いた和本(図譜)も沢山残っています。以前、このブログで紹介した諸職画鑑(北尾政美著)を紹介しましたが、今回は葛飾北斎の「北斎臨書初編」を紹介します。実際に儀作のものです。
高砂の爺・婆です。松、鶴、亀も描かれています。寺社彫刻で多用されます。
獅子舞、凧揚げ。
このページはフルで載せました。左ページの羽子板の羽根が枠外にあります(ゴミではありません)
石工。
桜、桃・・・
太田道灌の山吹伝説。宮彫でも使われます。
富士詣
カツオ、田植え
端午、祇園会
茶摘み、椿
たんぽぽ
川骨。 キノコ狩り
草市? 夏菊。菖蒲。
夕顔。沢瀉。林檎。梨。 薊(あざみ)
藤。
福寿草。
裏表紙には 南長野本郷(現在の長野市南長野) 山崎儀作主。とあり儀作の持ち物であったことがわかります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます