惨敗後に掛布の名、媚びる人事、G劣化コピー補強…どこが“猛虎”だ 【産経新聞】
阪神から打撃アドバイザー役への就任を要請される掛布氏。ミスタータイガースが帰ってくる。8月26日の広島戦前に和田監督(右)と話す掛布氏(左)(写真:産経新聞)
このチームは、勝つための組織づくりを本当にしているのか、と思う。
プロ野球・阪神タイガースのことである。順位は前年5位から今季2位へと上げた。けれども6月には2度首位に立ちながら後半に大失速。最終的な首位巨人との差は12・5ゲーム。さらに、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは3位広島に本拠地で連敗し、あえなくシーズンを終えた。
和田豊監督の采配、補強の失敗など、浮き彫りになった課題は多かった。しかし、2005年以来優勝から遠ざかっている背景には、チームのなかにもっと根深い問題が内在しているのではないか。
◆若手腐らせる大型補強
たとえば、若手が育ってこない点。今季、開幕戦の先発出場選手をながめると、いわゆる生え抜き選手は遊撃手の鳥谷と中堅手の大和の2人しかいない。一方、ライバル巨人は9人中7人が生え抜きだったのだから、きわめて対照的だ。
資金力とブランドネームを武器に有力選手をかき集める。それが巨人という球団だった。しかし、彼らは10年ほど前に補強よりも選手の育成に力を注ぐ方向へとカジを切った。
戦術の理解も技術の伝達も、チームで教育していくしかない。選手を育てる、というのはそういうことだ。実は、それが素早く意思統一できる強いチームを作る近道なのである。いつか巨人は捕手、二遊間、中堅手とセンターラインに生え抜きを配し、しっかりとしたチームを作っていた。
振り返って阪神。ドラフトの戦略を含めて、いま若手育成のシステムが機能しているとはとても言い難い。以前の巨人のように、カネにあかして有力選手をかき集めるようになってしまったのが大きな原因だ。
昨オフ、西岡、福留、2010年オフは小林宏、4年前は城島…。ストーブリーグで、このところ阪神はビッグネームを軒並みかっさらった。それでも不安があるときは、さらに外国人選手を獲得して補強する。それによって選手層に厚みは生まれた。けれども半面、それは若手の成長を阻害することにもつながった。
ときには未熟な部分に目をつぶり、試合で使わなければ選手は育ってこない。しかし、層が厚ければ出場機会そのものが与えられない。巨額の資金を投資して獲得した選手を使う、となると、若く生きのいい選手が腐ってゆくのは自明の理なのである。
◆「お客さま」には白星を
どういうチームを作っていくのか。そうした長期的なビジョンを描くのが、南信男球団社長を中心にしたフロントの役割であるはずだ。しかし、いまの阪神に関していえば、ファンの目を意識しすぎるあまり、そうした構想を作る前の段階で場当たり的な対処を行って、問題の根本をうやむやにしてしまっている。
確かにスター選手をかき集めれば、ファンは納得するかもしれない。それもまた、人気商売に身を置く会社の企業努力であろう。けれども、それが不発に終わったとき、ファンの期待が大きければ大きいほど失望も膨らんでいく、ということを忘れてはならない。
前述の補強を振り返ってみればいい。愕然とするのは、獲得しようとする選手に対する調査能力の低さだ。大枚をはたいた城島や福留は故障がちで期待はずれ。小林宏もまるっきり活躍できず、退団していったのである。
ならば外国人選手はどうか。これも、今季途中、ろくに起用もされぬまま帰国してしまったコンラッドを見ればわかるとおりである。このところ、ミレッジやバレンティンといった「当たり外国人」を獲得しているヤクルトが、目をつけた選手を2年、3年と調査し続けたうえで、さらに日本球界での適性を見極めて連れてきているのとはきわめて対照的だ。
そうしたファンへのご機嫌取りは、選手の編成だけにとどまらず、コーチングスタッフの人事にまで及んでいる。
いつもは目立たない秋季キャンプが、このオフは俄然、脚光を浴びた。ミスタータイガース、掛布雅之氏がゼネラルマネジャー(GM)付育成&コーディネーターとして打撃コーチ補佐に就任したトーマス・オマリー氏とともに再びグラウンドに立ったからである。
この大物OB招聘人事が明らかになったのはCS終了直後。それで、あっけない幕切れに終わったという批判から目をそらすためのものではないか、という噂も立ったが、実際に関川、高橋と2人の打撃コーチがいるところに、さらにビッグネームを連ねるのだから、少なくとも今季の打撃不振への批判をかわす手段、とみられても致し方のないところではある。
昨オフ、5位に終わった批判に対処するかのように、OBで監督経験者の中村勝広氏をGMに起用するなど、ファンの目をくらませるような人事が巧妙なのが、いまの阪神だ。
2桁の勝ち星が期待できるスタンリッジを切り、韓国の抑え投手獲得に執心するなど今オフ、またぞろ場当たり人事が動き始めている。けれども、本当に大事なものを、このチームは見失ってはいないか。防御率12球団随一のピッチングスタッフに手を入れる必要があるのだろうか…。
プロスポーツは、観客が存在するから成り立っている。しかし、この球団もそろそろ気づいていい。「お客さまは神様」であるなら、本当のささげ物は観客を喜ばせるための「白星」でなければならない、ということを。
維持するための組織であってはならない。
勝つための組織をどうつくるのか。いま、見直すべき課題は山積している。(編集委員・正木利和)[了]
……(,,゜Д゜)
ど…どうした、産経新聞??(;^_^A
ナニがあった??(´・ω・`)
虎さんずに、こんな厳しい新聞でしたっけ、産経ってww
なんだかんだで2位だったのに、ボロカスじゃないですか(;^_^A
そういえば、私めの周り、阪神ファンが多いんですが、今季の成績に満足している人ってほとんど見ないなぁ…
み~んな、不満タラタラですよww
私めが阪神ファンだったころは、最下位または5位が定位置で、勝つことの方が珍しかったのに、いつからこんな風になっちゃったんでしょうね
で。
いまだにヤリダマに挙げられるイケメン…(・ω・;)(;・ω・)
まぁ、確かに、イケメンの力が衰えているのは、私めのような素人にも明らかだったのに、ソコへ大枚をつぎ込む虎さんずに首をひねっていたのは記憶に新しいですケドネ
もともと、貧乏球団だったから、お金の使い方がわかってないのかもしれませんね(≧▽≦)ノ
その点、かもめ~ずなんて、そもそも、お金を持ってないから、そんな心配も無用ですよ☆≡(>ω<゛)≡
HAHAHA!こいつはラッキーだネ!!(≧▽≦)ノ
というワケで、サクサク、格安の助っ人を探してくるといいですよ?(^_^)
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阪神から打撃アドバイザー役への就任を要請される掛布氏。ミスタータイガースが帰ってくる。8月26日の広島戦前に和田監督(右)と話す掛布氏(左)(写真:産経新聞)
このチームは、勝つための組織づくりを本当にしているのか、と思う。
プロ野球・阪神タイガースのことである。順位は前年5位から今季2位へと上げた。けれども6月には2度首位に立ちながら後半に大失速。最終的な首位巨人との差は12・5ゲーム。さらに、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは3位広島に本拠地で連敗し、あえなくシーズンを終えた。
和田豊監督の采配、補強の失敗など、浮き彫りになった課題は多かった。しかし、2005年以来優勝から遠ざかっている背景には、チームのなかにもっと根深い問題が内在しているのではないか。
◆若手腐らせる大型補強
たとえば、若手が育ってこない点。今季、開幕戦の先発出場選手をながめると、いわゆる生え抜き選手は遊撃手の鳥谷と中堅手の大和の2人しかいない。一方、ライバル巨人は9人中7人が生え抜きだったのだから、きわめて対照的だ。
資金力とブランドネームを武器に有力選手をかき集める。それが巨人という球団だった。しかし、彼らは10年ほど前に補強よりも選手の育成に力を注ぐ方向へとカジを切った。
戦術の理解も技術の伝達も、チームで教育していくしかない。選手を育てる、というのはそういうことだ。実は、それが素早く意思統一できる強いチームを作る近道なのである。いつか巨人は捕手、二遊間、中堅手とセンターラインに生え抜きを配し、しっかりとしたチームを作っていた。
振り返って阪神。ドラフトの戦略を含めて、いま若手育成のシステムが機能しているとはとても言い難い。以前の巨人のように、カネにあかして有力選手をかき集めるようになってしまったのが大きな原因だ。
昨オフ、西岡、福留、2010年オフは小林宏、4年前は城島…。ストーブリーグで、このところ阪神はビッグネームを軒並みかっさらった。それでも不安があるときは、さらに外国人選手を獲得して補強する。それによって選手層に厚みは生まれた。けれども半面、それは若手の成長を阻害することにもつながった。
ときには未熟な部分に目をつぶり、試合で使わなければ選手は育ってこない。しかし、層が厚ければ出場機会そのものが与えられない。巨額の資金を投資して獲得した選手を使う、となると、若く生きのいい選手が腐ってゆくのは自明の理なのである。
◆「お客さま」には白星を
どういうチームを作っていくのか。そうした長期的なビジョンを描くのが、南信男球団社長を中心にしたフロントの役割であるはずだ。しかし、いまの阪神に関していえば、ファンの目を意識しすぎるあまり、そうした構想を作る前の段階で場当たり的な対処を行って、問題の根本をうやむやにしてしまっている。
確かにスター選手をかき集めれば、ファンは納得するかもしれない。それもまた、人気商売に身を置く会社の企業努力であろう。けれども、それが不発に終わったとき、ファンの期待が大きければ大きいほど失望も膨らんでいく、ということを忘れてはならない。
前述の補強を振り返ってみればいい。愕然とするのは、獲得しようとする選手に対する調査能力の低さだ。大枚をはたいた城島や福留は故障がちで期待はずれ。小林宏もまるっきり活躍できず、退団していったのである。
ならば外国人選手はどうか。これも、今季途中、ろくに起用もされぬまま帰国してしまったコンラッドを見ればわかるとおりである。このところ、ミレッジやバレンティンといった「当たり外国人」を獲得しているヤクルトが、目をつけた選手を2年、3年と調査し続けたうえで、さらに日本球界での適性を見極めて連れてきているのとはきわめて対照的だ。
そうしたファンへのご機嫌取りは、選手の編成だけにとどまらず、コーチングスタッフの人事にまで及んでいる。
いつもは目立たない秋季キャンプが、このオフは俄然、脚光を浴びた。ミスタータイガース、掛布雅之氏がゼネラルマネジャー(GM)付育成&コーディネーターとして打撃コーチ補佐に就任したトーマス・オマリー氏とともに再びグラウンドに立ったからである。
この大物OB招聘人事が明らかになったのはCS終了直後。それで、あっけない幕切れに終わったという批判から目をそらすためのものではないか、という噂も立ったが、実際に関川、高橋と2人の打撃コーチがいるところに、さらにビッグネームを連ねるのだから、少なくとも今季の打撃不振への批判をかわす手段、とみられても致し方のないところではある。
昨オフ、5位に終わった批判に対処するかのように、OBで監督経験者の中村勝広氏をGMに起用するなど、ファンの目をくらませるような人事が巧妙なのが、いまの阪神だ。
2桁の勝ち星が期待できるスタンリッジを切り、韓国の抑え投手獲得に執心するなど今オフ、またぞろ場当たり人事が動き始めている。けれども、本当に大事なものを、このチームは見失ってはいないか。防御率12球団随一のピッチングスタッフに手を入れる必要があるのだろうか…。
プロスポーツは、観客が存在するから成り立っている。しかし、この球団もそろそろ気づいていい。「お客さまは神様」であるなら、本当のささげ物は観客を喜ばせるための「白星」でなければならない、ということを。
維持するための組織であってはならない。
勝つための組織をどうつくるのか。いま、見直すべき課題は山積している。(編集委員・正木利和)[了]
……(,,゜Д゜)
ど…どうした、産経新聞??(;^_^A
ナニがあった??(´・ω・`)
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なんだかんだで2位だったのに、ボロカスじゃないですか(;^_^A
そういえば、私めの周り、阪神ファンが多いんですが、今季の成績に満足している人ってほとんど見ないなぁ…
み~んな、不満タラタラですよww
私めが阪神ファンだったころは、最下位または5位が定位置で、勝つことの方が珍しかったのに、いつからこんな風になっちゃったんでしょうね

で。
いまだにヤリダマに挙げられるイケメン…(・ω・;)(;・ω・)
まぁ、確かに、イケメンの力が衰えているのは、私めのような素人にも明らかだったのに、ソコへ大枚をつぎ込む虎さんずに首をひねっていたのは記憶に新しいですケドネ

もともと、貧乏球団だったから、お金の使い方がわかってないのかもしれませんね(≧▽≦)ノ
その点、かもめ~ずなんて、そもそも、お金を持ってないから、そんな心配も無用ですよ☆≡(>ω<゛)≡
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