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新古今和歌集の部屋

光る君へ 為時が頼通に教えていた孫子 呉越同舟

(30)つながる言の葉 - 大河ドラマ「光る君へ」

(30)つながる言の葉 - 大河ドラマ「光る君へ」

夫の死から三年、まひろ(吉高由里子)は四条宮の女房達に和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっていた。ある日、そこに歌人のあかね(泉里香)がやってく...

大河ドラマ「光る君へ」 - NHK

孫子 九地第十一

孫子曰。凡用兵之法,~略~

故善用兵者、譬如率然。率然者、常山之蛇也。撃其首則尾至、撃其尾、則首至、撃其中、則首尾倶至。敢問、兵可使如率然乎。曰、可。夫呉人與越人相惡也。當其同舟而濟、遇風、其相救也、如左右手。是故方馬埋輪,未足恃也。齊勇如一、政之道也。剛柔皆得、地之理也。故善用兵者、攜手若使一人、不得已也。

~略~。


為時 敢て問う、兵は率然の如くならしむ可きか、と。

為時 では、ここから先は頼通様がお読み下さいませ。

頼通 (暗唱)曰く。可なり。夫れ呉人と越人とは相悪(にく)むも、その舟を同じくして済(わた)り、風に遇うに当りて、その相救うこと、左右の手の如し。

為時 お見事でございます。

(道長登場)

為時 左大臣樣。

頼通 父上。

道長 はかどっておる樣だな。

為時 やあ、ご聡明の程、驚くばかりございます。

道長 ははは。私の子とは、思えんなあ。

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

ミミ
ご返信をありがとうございます✨

助動詞と助詞をひらがなにする、という漢文の規則は明治以降のことなのですね。現代、漢文を学習している児童・生徒は、助詞と助動詞は、ひらがなにしないと不正解ですよ、と学習するので、それは理解できないかも、と質問させていただきました。
ごていねいに、ご返信していただき、ありがとうございます😊
jikan314
ミミ様
再度質問有り難うございます。
助詞は、ひらがなにするとしたのは、戦後の事で、歴史的仮名遣いも、明治以降、学校教育での事です😉
今お読みになられている現代の本は、原文を、歴史的仮名遣いに直した物で、それを教科書で採用しています。
私は、それ以前の書を学んでいるのでつい、昔の表現で、記載してしまいました。😘
孫子など、平安時代の普通の教養を、ドラマで再現したので、とても興味深く大河ドラマを観ております。😆
又、疑問に思われたら、ご質問下さい。
拙句
風吹きて乱れて落ちて空青く
jikan314
ミミ様
問い合わせ嬉しです😉
「可き」と書いて、「べき」と読みます。ちなみに「不可」と書いて、「べからず」と古語では読みます😃「可然」も「しかるべく」と。時々読み下しになるのも古文の難しい所ですね☺️
NHKの字幕を読んでおらず、その放送を聞いたまま記載しております。
もう来週は、最終回。総集編まで、拙blogは続けますので、御覧いただけば幸いです😘
拙句
急に来た冬ばかりもう終わりかな
ミミ
為時 敢て問う、兵は率然の如くならしむ可きか、と。
 
為時 では、ここから先は頼通様がお読み下さいませ。

頼通 (暗唱)曰く。可なり。夫れ呉人と越人とは相悪(にく)むも、その舟を同じくして済(わた)り、風に遇うに当りて、その相救うこと、左右の手の如し。


↑光る君へ、のセリフですが。
卒然の✕如く、ではなく◯ごとく。
ならしむ✕可きか、と。ではなく◯べきか、と。
手の✕如し、ではなく◯手のごとし。
書き下し文では、助動詞はひらがなで書きます。
ミミ
あへて問ふ……。為時のセリフですが。
書き下し文で、
「可きかと、」とありますが、可き、は助動詞なので 
「べきかと」と、ひらがなで書くのでは? 
NHKの字幕にも「可きかと」と書いてあったら、がっかりです。校正する人はいなかったのでしょうか
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